(4)人生の「節目」となる進学・就職・結婚という「選択」
①人生は「選択」の連続である
●「選択」「被選択」「不可選択」の3つがあり、能動的・意識的に変えられるのは「選択」です。「選択」には「能力」が大きく作用し、「被選択」には「徳」「縁」が関与し、「不可選択」は「宿命」(「受容」しかありません)としか言いようがないのです。
●「選択」には、なぜこっちにするかという根拠である「選択基準」が前提にあり、「選択基準」は何となくか、必然的にこれかの違いである「絶対観念の有無」によって左右されます。
●「成功者」ほど「決断に至る時間」が短いものです。同じ判断材料を使って、同じ結論に到るならば、それに要する時間は短ければ短いほどいいというわけです。
●「進学」「就職」「結婚」などは「選択」のみならず、「被選択」も重要であり、両者の根底にはやはり「運」が存在・介在しています。実は「選択」といっても「能力」一辺倒ではなく、例えば「夫婦運」が悪い人はよりによって、そういう相手・そうなる相手をわざわざ選んでしまうのです。客観的に見て「いい人」ではなく、逆にそういう人は「何となくムシが好かない」といって選ぶことが出来ず、自分の「夫婦運」に沿った相手を選んでしまうのです。これが、「自己分析」のメスが「潜在意識」「深層意識」にまで向けられなければならない理由であり、「我知らず、何となくそうなる」「なぜだか特定の人に惹かれる」ということに対しても、「それが自分なんだ、自分らしさなんだ」と受け止める前に、「なぜ、そうなのか、なぜそういう特定の傾向を持つのか」と意識的・自覚的努力をする必要があるのです。
●マリリン・モンローは男性遍歴が激しかったことで知られていますが、実は彼女が無意識のうちに求めていたのは「男性」でも「恋人」でも「夫」でもなく、「父親」だったと言われています。彼女も相手もそれに気付くことなく、ただ、パートナーの「男性」「恋人」「夫」は知らず知らずのうちに「父親」たることを要求されており、いつしかその重荷や食い違いに耐え切れなくなって、別れてしまったのです。マリリン・モンローも「この人かも、今度こそこの人かも、この人に違いない」と毎回信じ、期待しながら失望していったわけですから、「意識的・自覚的に求めているもの」と「無意識的・無自覚的に求めているもの」が食い違った所(「代償」)に悲劇があったと言えるでしょう。
あるいは、妻子ある男性とばかり恋に陥る女性もいますが、その男性が本気になって妻子まで捨てて「一緒に暮そう、結婚しよう」と言ってくると、途端に熱が冷めてしまうというケースも実に多く見られます。これはその男性に惹かれていたのではなく、その男性が「父親」であるが故に惹きつけられていたということです。だから、妻子を捨てて「父親」から1人の「男性」になった途端、なぜだか知らないうちに惹かれなくなってしまうのです。ここから男性の側が「オレはここまでやったのに」と深い恨みを抱き、首吊り自殺をしたケースもあります。およそ自殺の中でも首吊り自殺は、第一発見者に対する強い恨みの表示であると言われています。
【ポイント】
「選択」するための「能力」を高めると共に、「被選択」のための「徳・善を積む」「縁を求める・大切にする」ことが大切です。さらに「自己分析」を「潜在意識」「深層意識」まで掘り下げないと、「自分が選んでいる」ように見えて、「選ばされている自分」がいることに気づくことが出来ません。