「逆境の哲学③」~様々な事例に学ぶ「運」と「ツキ」と「節目」の研究~
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(2)「逆境」の時にこそ、その人の真価が問われる
①春夏秋冬があるように、「順境」も「逆境」も1つのサイクルの中にある
●ビジネス・サイクルでも「導入期」「発展期」「成熟期」「衰退期」の4つがあることを知ることがカギです。「不動産で成功するカギは1にロケーション、2にロケーション、3にロケーション」と言われ、マクドナルドのビジネスですら、実は「ハンバーガーのビジネス」ではなく、「不動産のビジネス」「ロケーションのビジネス」と言われますが、一般的には「ビジネスで成功するカギは1にタイミング、2にタイミング、3にタイミング」とされます。かつて中国でエアコンを販売して億万長者になった人がいますが、今の日本やアメリカでエアコンを販売して大成功することは考えにくいでしょう。
●ライフ・サイクルでも春夏秋冬のリズムがあり、何やってもうまくいく「順境」もあれば、何やってもうまくいかない「逆境」があります。したがって、「順境」の時は自分の能力以上の結果が出やすいため、「謙虚」にならなければならず、逆に「逆境」の時は愚痴をこぼしたり、自暴自棄になってしまうことなく、積善の時、陰徳を積む時と悟って、むしろ「自己投資」に充てるべきです。間違っても、「新規拡大」的行動は取らないことです。それをやると、今度は「順境」が巡ってきた時に、使うべき「運の貯金」が無くなってしまいます。
●どんなに「運が悪い人」でも3度はチャンスがあり、どんなに「運がいい人」でも3度以上、そう何度もチャンスがあるわけではありません。したがって、ビッグ・ウェーブを逃すと大変なことになります。
●サイクルには3年・7年・10年などいろいろあり、「自己分析」によって「自分のサイクル」を見つけ出す必要です。船酔いしない人は甲板に立って、次に来る波を意識し、立ち向かう人だとされ、逆に船室に閉じこもっていると、波に対して受け身になるので、一発で悪酔いしてしまうものですが、同じように「来年は逆境だ。心してかからねば」と分かって臨む人は逆境を乗り切りやすいのです。「今年は逆境だ。あれもこれも集中して頭がちぎれそうだが、1年辛抱すれば、考えられないような展開で環境が一新される」「今は順調すぎて怖いぐらいだが、これがいつまでも続くわけがない。次に向けての布石をもう打ち始めよう」といった心構えも、「自分のサイクル」「自分のリズム」を知り、「順境」「逆境」の特徴を知っていれば自ずと身についてくるものです。
【ポイント】
「自分のタイプ」「自分のサイクル」を知ることが、「セルフ・マネジメント」「セルフ・プロデュース」の第一歩です。