"逆境"に立った時こそ、あなたの真価が試される

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コラム
真の逆境とはどのような場合をいうのか。

およそ世の中は、
順風なまま平穏無事にゆくはずの事柄でも、
水に波が立ったり、
空中に風が起こるような変化に見舞われることがある。

同じように、平静な国家社会ですらも、
時としては革命や変乱とかいうことが
起こらないとも言い切れない。

これは、平穏無事な時期と比べるなら、
明らかに正反対の状況だ。
このような変乱の時代に生まれ合わせ、
心ならずもその渦中に巻き込まれるのが
不幸な者であり、真の逆境に立つというのではあるまいか。

時代の推移につれて、
常に人生に小波瀾のあることはやむを得ない。
だから、その渦中に投じられて、
逆境に立たされる人も常にいるのであろうから、
「世の中に逆境は絶対にない」と
言い切ることはできないのである。
ただ、逆境に立たされる人は、
是非ともその生じる原因を探り、
それが、「人の作った逆境」であるのか、
それとも、「人にはどうしようもない逆境」であるのかを
区別すべきである。
その後、どう対処するのかの策を立てなければならない。

「人にはどうしようもない逆境」に対する場合には、
天命に身をゆだね、腰を据えて来るべき運命を待ちながら、
コツコツと挫けず勉強するのがよい。

「人の作った逆境」というのは、
ほとんど自分がやったことの結果であるので、
とにかく自分を反省して、悪い点を改めるしかない。

世の中のことは、自分次第な面も多く、
自分から「こうしたい、ああしたい」と
本気で頑張れば、だいたいはその思いの通りになるものである。

ところが、多くの人は、
自分で幸福な運命を招こうとはしないで、
かえって最初から自分でねじけた人となってしまい、
逆境を招くようなことをしてしまう。

それでは順境に立ちたい、
幸福な人生を送りたいと思っても、
それを手に入れられるはずがないではないか。


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