LDK空間ですることあれこれ
LDK。リビングダイニングキッチン。和製英語です。英語圏では通用しない略語です。英語圏では、例えば、「Combined living, dining, and kitchen(リビング・ダイニング・キッチンが一体になった空間)」というような表現になります。現代の日本ならではの空間の呼び方ですが、さまざまな要素がこの言葉に込められているように思います。このLDK空間がが間取りが主流になってきたのは結構新しくて、平成期からです。リビングルーム。テレビやホームシアターなどがあり、くつろぎの空間です。そこに住む人のくつろぎの場所だけでなく、来客をおもてなししたり、対話したりする空間です。ダイニングルーム。食卓があって、食事をしたり飲み物を飲んだり会話をする空間です。食卓テーブルは食事だけでなく、書き物にもちょうどいい高さなので、そこでパソコン作業をする人も多くいらっしゃるでしょう。勉強をするおとなもこどももいらっしゃるでしょう。リビングと繋がっていれば、テレビを見る人もいらっしゃるかもしれません。キッチンがすぐそばあれば、食卓テーブルはキッチンのサブテーブルにもなるでしょう。キッチン。食事をつくったり、盛り付けたり、飲み物を作ったりする場所ですが、リビングルームやダイニングルームと繋がっていれば、そこは会話を楽しむ場所にもテレビやホームシアターを楽しむ場所にも、共同作業を楽しむ場所にもなるでしょう。多様な使われ方をされるようになったLDK空間では、「キッチン」は開かれた空間です。「アイランドキッチン」や「ペニンシュラキッチン」に代表される「対面キッチン」はかつては憧れでしたが、今では普
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