闇淤加美神・高淤加美神 くらおかみのかみ・たかおかみのかみ
連休明けの週で、曇天・雨天で、と揃うと気持ちが沈みがちですが、週末まであと少し。頑張って乗り切りましょう!さて。今週のカードリーディング結果です。【闇淤加美神・高淤加美神(くらおかみのかみ・たかおかみのかみ)】二柱の神様のお名前を挙げたので驚かれた方もいらっしゃるかと思いますが、どちらも同じ神様を表します。闇淤加美神様は、伊邪那美様が火之迦具土神様を産む際に大火傷を負い、苦しみぬいた末に亡くなってしまいますが、愛しい妻が命を落すきっかけとなった火之迦具土神様を伊邪那岐様が怒りのあまり十握剣で切り殺したときに、刃を伝って柄に溜まった血から闇御津羽神(くらみつは)様と共に生まれた神様です。淤加美神の表記は、[龗神]とされることもあり、画数が多くて分かりにくいですが、漢字に「龍」が含まれている通り、龍神様です。ちなみに、淤加美神 = 古事記龗神 = 日本書紀と分けられています。高淤加美神様は古事記には登場していませんが。谷を流れる川を表すのが闇淤加美神様、山に降り地中に浸み込んで湧き出てくる水を表すのが高淤加美神様、とされています。全国各地に川を「龍」に例える昔話等が残されていますが、由来はその形状だけでなく、人の手が加えられておらず治水が整っていない川においては氾濫を起こしたり干上がったり等、自然の影響を強く受けて人々に被害をもたらすことが多かったことでしょう。そのため、谷川を司る闇淤加美神様はどちらかというと邪神扱いというか、荒ぶる神様でもあるのですが、その水が山中や地中を通って田畑や井戸に潤いをもたらし、人々を護るという面も併せ持っているため、別々の神様として扱うという考え
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