明鏡止水

昨年から引き続き、様々な面において自粛・自重が求められる生活は、いまだ終わりが見えない状況。

私自身もそうですが、皆様も大きなストレスを感じていらっしゃるかと思います。

だからこそ、真摯に世情を受け入れて自分だけでなく周囲の大切な方々を守るためにも、今暫しのご辛抱を。

とはいうものの、やはりこの状態が続くと突然叫びだしたくなるような衝動が湧き上がるのは仕方ないこと。

個人的には、心が荒れているときは神社等に行ってすっきりさっぱり、というところなのですが、これもまた「自粛」せねばならないという悪循環…

そんな時こそ【御朱印帖】をじっくり眺めてみましょう。

私は大嫌いな言葉なのですが「ご朱印集め」（ご朱印は参拝・参詣を通じて神仏とのご縁をいただいた証。「集める」とか…馬鹿か。スタンプラリーじゃねえっつーの！　と気持ちが荒ぶります）等で、お手元に様々なご朱印をお持ちの方、結構いらっしゃると思うのです。

本来は、そうして得た様々なご縁・御神徳でもって冥土への旅をお護りいただくために、亡骸に巻き付けて火葬場へ…という、まさに心の安寧を得るためのもの。

参拝、参詣時は穏やかな気持ちで手を合わせ、首を垂れていたはず。

その気持ちのまま戴いた御朱印なのですから、乱れた心を整えるにはぴったりだと思うのです。

気持ちを落ち着けて、現実を見つめる。

その先を想像して、備えること。希望をみつけること。

今の私たちに一番大切なことではないかと思います。

宵小町　　拝

※こちらでのブログ開始にあたり、占者名を変えました。引き続きよろしくお願いいたします。