月読命 つくよみのみこと

おはようございます。

今日は、きっと多くの人々が10年前の出来事に思いを馳せる日でしょう。

地震が多い国に生まれ育ち、揺れとその対処にはそれなりに慣れていると思っていたのに、こんなに大地が揺れることなど現実にあるのかと衝撃を受け、意志を持ったように荒れ狂い押し寄せる海の恐ろしさ、そういった自然の猛威に言葉を失くして呆然とするしかなかったあの日から、もう10年経ってしまいました。

目の前の光景も人生観も、すべてが転換するなんて、自分の人生の中で起こり得るとは考えたこともなく、けれど、目の前にはそれらが現実として現れたのです。

私自身も被災者であるため、数日ではありますが避難所で過ごした際、様々な光景を目の当たりにしました。

文句や苦情ばかりを大声でのべつ幕なしに言い立てる人の後ろで、「この場にいる人はみんな被災者だから」と、混乱の最中で何の情報も指示も入ってこない状態で責められる一方の行政担当者を気遣い、粛々と自主的に清掃や体調不良の人がいないか見回ってくれる人たちがいたりと、未曽有の危機にあることでその心根の有り様が見てわかるほどに露呈し、人としての生き様について考えさせられました。

人としての成長や気づきを（半ば強制的に）促された出来事でしたが、あの時に感じたこと、目にした光景は、決して忘れてはいけないものとして生涯抱き続けていこうと思っています。

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さて。今回のカードリーディング結果です。

【月読命（つくよみのみこと）】

太陽神である天照大神様と対となる存在が、この月読命様です。

カードをご覧いただくと分かるかと思いますが、月読命様は笛の名手とも云われており、「音」つまり響きによって物事を司っていらっしゃいます。

また、このカードは「霊的世界との関わりが増す」というメッセージを秘めています。聴覚から自身の裡にある感覚を揺り動かすように、リラックスできる音楽や自然の中に在る音を聞きながら過ごすと佳いでしょう。

月読命様は不老不死、若返りの神様でもありますから、この週末はゆっくりと肌の手入れやストレッチ等で身体全体のバランス調整を行うのもよいと思います。

まだまだ朝晩の気温が低い日がありますので、皆様どうぞ風邪などひかれませんようにお過ごしください。

宵小町　　拝