邇邇芸命 ににぎのみこと

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おはようございます。
梅雨前だというのに湿度が高くて、ちょっと鬱陶しい日が続いています。かと言って冬場のように乾燥する時期も静電気パチパチで不快になるし、ちょうどよい穏やかで安定した気候に落ち着くと佳いのですけれど…

さて。今回のリーディング結果です。
【邇邇芸命(ににぎのみこと)】

瓊瓊杵尊と表されることもありますが、ここでは邇邇芸命とします。
邇邇芸命様は天照大御神様の孫神にあたり、天照大御神様から授かった三種の神器と高天原で育った稲穂を携えて、いわゆる「天孫降臨」で地上に降り立った神様です。そして奥さんは絶世の美女と名高い木花之佐久夜毘売命様、さらに海幸彦様、山幸彦様、火闌降命様の父親でもあります。

木花之佐久夜毘売命様に一目惚れして押しまくって結婚したかと思えば、その妻が身ごもった子を不貞の子と思い込んだり、木花之佐久夜毘売命様と一緒に嫁いだ姉神の石長比売様の容姿が気に入らないと追い返したりと、なかなか直情的な一面もありますが、天照大御神様より授かった三種の神器と稲穂の活用、そして三大神勅という指令も果たして地上を見事に治めるという治世・統治の才を発揮した「できる男」なのです。

稲穂は、地上に農耕を広めて人間が生活を営む一助となり、三大神勅は現在もなお大切な教えとして皇室に受け継がれているのですから。
ちなみにこの三大神勅とは、
1.天壌無窮(てんじょうむきゅう)…国を治める君主としての自覚を持つ
2.宝鏡奉斎(ほうきょうほうさい)…私利私欲を禁じ、自らの行いを顧みる
3.斎庭稲穂(ゆにわいなほ)…稲を育てて民を養い、国を繁栄させる
です。
つまり邇邇芸命様は、人に近い場所で、人に生きるための糧を与え、日本という国を整備して豊かにするという大仕事を成し遂げたということ。

天から降りて地に立った瞬間から、神も文字通り「地に足をつけて」生きる存在となったわけです。そのため、邇邇芸命様は【形あるもの】を意味していますが、そもそも神様ですから、成すべきことを成した後は天にお還りになります。土から育った植物、土の上で生きる人間が、いずれ土に還るサイクルと同じです。

形あるものへの畏敬を忘れずに。
土から芽吹き、大きく育って黄金色に稲穂が実る様に、自然の中では様々なものが、様々に成長を遂げていきます。慌てることなく、誰かに急かされることもなく、自然なリズム・速度で。
マイペースで、日々の生活の中に在る大事なことを見落とさないように気を付けながら過ごしてください。

何か計画を立てていることや、目標にしていることがある方は、それを実行するチャンス=大きな実りを手にするタイミングが巡ってきたと考えてください。
ですが、焦らずに機会を見計らって動くように気を付けて。チャンスが来た!とはいえ、直感的に「今じゃない」と感じたら、そこで留まって次の機会を待ちましょう。

ちょっとお疲れ気味の方は、裸足で、できれば土の上に、無理なら自室の床で構いませんが、大地から力溢れる光が足元を通じて自分の体全体に駆け巡る様子を想像しながら、ゆっくり深呼吸を繰り返し、最後に両腕を上に伸ばして手のひらを上に向け、体を十分満たした光がスパーン!と手のひらから抜けて天に昇っていくようにイメージしつつ、グーっと体全体を上に伸ばして終わり。
あとはリラックスして過ごしましょう。

また1週間、皆様がより佳く過ごせますように。


宵小町  拝

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