進む道に悩んでいる人へ贈る創作人の言葉とタロットカード
・まずはとびきり嬉しくて泣いちゃった個人的な話
私は中学生の頃から小説と脚本を書き始めていて、出版社に持ち込みをして担当さんがついていたりしていました。その頃からプロの作家になると決めていたのです。ただ趣味は趣味として、当時から現在まで一次創作をしたり二次創作をしたりして楽しんでいます。また役者も並行してやっていたので声優の知り合いも多く、脚本を提供したりもしていました。
ですが、壊滅的に他の人たちと私の創作スタンスがズレていました。
他の人たちはみんな「趣味で作ってるんだからクオリティなんてどうでもいい」「自己満足で作ってるんだから批評しないでほしい」「自分が自分の一番のファンなんだから自分さえ満足すればそれでいい」と言っていた。
私の考えは全てその真逆です。
例えば自家菜園でトマトを作ったとします。プロの作ったお野菜ではないから、お安く10円で売るとします。では、そのトマトの中に虫がいたり、全く味がしなかったり酸っぱかったりしても、自分には何の責任もないのだから文句を言うなと仰るのだろうか。
たとえ10円だろうと金銭のやり取りが発生したならそれは作品の売買として成立しているはずです。しかし彼らは「自家菜園で作ったものなんだから虫くらい入ってますよ!文句言わないでください!」と言っているも同然ではありませんか?
自分の作ったものに誇りはないだろうか?と思いました。創作という『ものづくり』をしているにも関わらず。
私は私の心の中に最強のクレーマーを飼っています。その”私”はいつもいつも私が作るものに文句を言ってきます。だから黙らせるためにクオリティをアップする。そのためにたくさ
0