初夏に浜田省吾の渚園で35年前に行われたというライブ映像を映画館で見に行きました。それまでは渚園での動画は「ON THE ROAD FILMS」(以後DVD)に収録された数曲しかなくて、その時の興奮は得られるものの、その場にいなかった(当時は15歳くらい)僕としては是が非でもこのライブを疑似体験したかったわけです。そもそも浜省を知ったのは、まだ「悲しみは雪のように」がシングルで売れまくった前のことで、「ON THE ROAD」というライブCDを聴いたのがきっかけでした。この頃はもうギターは弾いてましたが、まだコピーして弾けるほどの腕はなく、スコアを見てジャカジャカ鳴らすレベルでした。そんな時に「歌はテクニックだけではなく、メッセージが大事だ」とばかりに聴いたのが浜省でした。壁に向かって、明日なき世代、陽の当たる場所、独立記念日、反抗期、東京、愛の世代の前に、Midnight blue Train、ONTHEROAD・・・その曲ごとに持つ感情・・・怒り、愛情、不安など。これらを疾走感のあるサウンド、しっとりとしたバラードで歌い上げ、それを支えるバンドサウンドにすっかり虜になってしまいました。CDアルバムで何度も何度も聴きながらギターで弾いている毎日でした。これまでアコースティックギターしかもっていなかった僕の手元にエレキギターが初めて手に入れた時、「これで俺も浜省だ!」と思って、当時まだ持っていなかったギターアンプのかわりにステレオにシールドをぶっこみ、出てきた音は・・・ペンペンペン。「何だこりゃ?」と思ったことがあります。アコギと大して変わらんではないか・・・もちろん当時はネッ
野ばら シューベルト
Sah ein Knab' ein Röslein stehn,
Röslein auf der Heiden,
war so jung und morgenschön,
lief er schnell, es nah zu sehn,
sah's mit vielen Freuden.
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.美しい少女は見た 野に咲く赤い薔薇
凛として天を仰ぐ 誇り高いその姿
息をのんで見つめる
薔薇よ
あなたが欲しい
冠をつくって あなたのように なりたいの
薔薇はこう言った
もし私を折るのなら あなたを棘で刺しますよ
憧れが抑えられず
少女は薔薇を折った
彼女の白い指に赤い雫
薔薇は もう黙っていた
どこまでも蒼い空の下
薔薇は匂い咲き誇った