「ジムに行けない日の宅トレメニュー|器具なしで全身を鍛える方法」
前回は、ダンベル1セットがあれば自宅トレーニングでも十分な効果が出るという話をお伝えしました。今回は、さらに一歩進めて「器具が一切ない状態でも、トレーニングは成立するのか」というテーマを扱います。「出張先のホテルで運動したい」「ダンベルを買う前に、まず自重だけで試してみたい」「ジムの休館日や忙しくて行けない日をどう過ごすか」。こうした場面で使える、器具なし・自重のみの全身メニューをご紹介します。自重トレーニングは「劣ったトレーニング」ではないまず前提として伝えておきたいことがあります。自重トレーニングを「器具がないから仕方なくやるもの」と捉えている方は多いですが、これは正確な理解ではありません。自重トレーニングは、負荷の調整方法(角度、テンポ、片側だけ行うなど)を工夫することで、十分に高い強度を作り出すことができます。腕立て伏せ一つとっても、通常のフォーム、足を高い位置に置くデクラインフォーム、片手に近づけるナロープッシュアップなど、難易度を段階的に上げる方法はいくらでもあります。自重トレーニングであっても、十分な反復回数と努力度(限界に近いところまで追い込む意識)を確保できれば、機材を使ったトレーニングと同様に筋力・筋肥大の効果が得られる可能性があるとする報告があります(前回の記事でも触れた、Kotarsky et al., The Journal of Strength and Conditioning Researchに掲載された自重スクワットとバーベルスクワットの筋活動を比較した研究など)。器具の有無よりも、「限界まで追い込めているかどうか」の方が重要な要素だと言えます
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