6月10日の1日の運勢 寓意、シンボルで読み解くウェイト版タロットリーディング

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出たカードと、それぞれのカードをめくった時の第一印象


午前:ペンタクルの2逆位置two of pentacles reversed無限マーク、赤いタイツ、長い帽子

午後:隠者逆位置the hermit reversed灰色のローブ、ランプの中の星

全体:ペンタクルの10逆位置ten of pentacles reversed老人、背景の建物

アドバイス:カップのキング正位置king of cups uprights魚の首飾り、水色の服、魚

タロットカードの寓意解釈


午前:ペンタクルの2逆位置two of pentacles reversed


ペンタクルの2は、軽やかに二つのものをバランスよく扱う、柔軟さや器用さを象徴するカードです。正位置であれば、忙しくてもそれを遊び心や工夫で乗りこなしている状態を表します。しかし、逆位置では、優先順位をつけられずに混乱していたり、やるべきことが多すぎてどれにも集中できなかったり、または感情と現実の間で揺れて決めきれなかったりするような、不安定さや過負荷のサインです。表面ではなんとか取り繕っているように見えても、心の奥では疲れや焦りがたまっているかもしれません。計画倒れや気持ちの空回りにも注意が必要なときです。

無限マーク

カード中央、二つのコインをつなぐように描かれている無限マーク(インフィニティの記号)は、とても重要な象徴です。これは、終わることのない変化や循環、器用に揺れ続けることの象徴であり、「状況に合わせて調整する力」を意味します。正位置であれば、柔軟性と継続的な努力を表す希望のマークです。ところが逆位置では、この無限マークの意味合いが「ぐるぐると終わらない堂々巡り」や「変化に振り回されてしまう状態」として浮かび上がってきます。たとえば、やることの切り替えがうまくいかない。決断を先延ばしにして何度も同じことで悩む。忙しさが続いているのに、なぜか成果が出ない。そういった、「エネルギーを使っているのに、前に進んでいない」状態がこの無限マークの“逆の意味”に現れています。

赤いタイツ

赤は基本的に情熱、行動力、エネルギー、生命力の色です。特にタイツという身体の動きを支える部分に赤が使われているのは、実際の行動や動き出す力、地に足をつけて踏ん張る力を象徴しています。けれども逆位置になっていることから、そのエネルギーが空回りしていたり、やたらと忙しく動いてはいるけれど思うような成果が得られていない、あるいはやらなければいけないことが多くて気持ちが焦っているのに、実際の行動が思うように進まない、そんな状態を反映している可能性があります。今はただやみくもに動き続けるよりも、一度立ち止まり、どこに情熱を注ぐべきかを見直す時間が必要です。

長い帽子

帽子は、頭を覆うものであることから、思考、知恵、注意力、自己コントロールなどを象徴することが多いです。特にこのカードの人物がかぶっている帽子は、細長く曲がっていて、まるでピエロや道化のような印象を与えます。これは、ただ真面目なだけではなく、軽やかさや遊び心、状況に応じて臨機応変にふるまう才覚を意味します。しかし逆位置では、その思考の柔軟さや軽妙さが今はうまく働いていない、または空回りしている可能性を暗示しています。また、この帽子はどこかファンタジックで、現実離れした印象もあります。つまり、頭では理解していても現実が追いついていない、または現実から逃げて空想に逃げ込みたくなるような気持ちも表している可能性があります。

午後:隠者逆位置the hermit reversed


灰色のローブ

灰色のローブは、隠者という存在の本質を象徴しています。白でも黒でもない曖昧な色、それは中庸、静寂、思慮深さをあらわします。この色は、感情を極端に動かさず、世界を一歩引いたところから観察する精神的な成熟や賢さを表しています。しかし逆位置では、その静けさが「閉じすぎてしまっている」状態に傾いている可能性を示しています。本来ならば自分を見つめ直すための時間が、今は孤立や停滞の感覚になってしまっているかもしれません。一人で考え込まず、信頼できる誰かに少し話してみる。自分の弱さを出してみる。そうすることで、灰色の静けさが今度は落ち着いた交流や冷静な対話へと変化していきます。

ランプの中の星

ランプは隠者が手に持ち、暗い道を照らす道具です。そしてその中に描かれている星は、六芒星、つまりソロモンの印とも呼ばれる神秘的な象徴で、真理、知恵、魂の光を表しています。この星は、外の世界の光ではなく、自分の内側にある静かな光。迷ったときに頼るべきなのは他人の意見や表面的な情報ではなく、自分の内側にある静かで純粋な感覚や直感である、ということを示しています。
しかし、逆位置だと、「自分の中の光」が曇っていたり、遠くに感じられている可能性があります。たとえば、何かに悩んでいるけれど、自分の本音や直感が何を望んでいるのかがわからない。あるいは、自分の中でうっすら感じている答えがあるのに、それを信じきれず、誰かに正解を求めたくなってしまうような状態です。

全体:ペンタクルの10逆位置ten of pentacles reversed


老人

このカードに描かれている老人は、富や伝統、家系、安定した暮らしといった“人生の集大成”を象徴する存在です。豊かなマントをまとい、物静かに座っているその姿は、時間をかけて築いてきた経験や知恵、家族や社会とのつながり、世代を超えた継承をあらわしています。けれども逆位置の場合、その積み重ねや安心感が今の自分にとってどこかしっくりこない、あるいはその安定の裏側にある孤独や責任感の重さが見えてしまっている、そんな状態かもしれません。たとえば、家族の中での役割に縛られて自由がきかない、長く勤めてきた職場に安心感はあるけれど、本当はやりたいこととは違う、といったように、形は整っていても、心が満たされていない、という感覚です。また、老人という存在は“過去からの流れ”や“守ってきたもの”の象徴でもあります。逆位置でその象徴が強調されたということは、「これまで大切にしてきた価値観や生き方に、今変化が必要なのでは」と内心で感じ始めている可能性があります。特に家族、仕事、住まい、人間関係など、自分の基盤となる部分について、形は整っているのに心が追いついていない、もしくはどこか空虚さを感じているのかもしれません。

背景の建物

このカードに描かれている背景の建物は、富や伝統、長い時間をかけて築かれた家系・社会的地位・安定した生活の象徴です。城のようにも見えるこの建物は、物質的な豊かさだけでなく、確立された環境、守られた空間、所属している枠組みも意味しています。
しかし、カードが逆位置で出たということは、そうした整いすぎた外の世界が、今の自分にとって息苦しく感じられたり、自分自身が本当に求めていることとずれている可能性があります。建物はまた、安心して帰る場所、自分が根を下ろしてきたところでもあります。逆位置ではそれが重荷や古くなった価値観として感じられることがあります。たとえば、家族や親から受け継いだ期待に縛られているといったことをこの建物が象徴している場合もあります。

 アドバイス:カップのキング正位置king of cups uprights

魚の首飾り

カップのキングは感情を司る水のスートの頂点に立つ人物で、心の揺れを内側でしっかり受け止めながらも、外にそれを乱さず、落ち着いた態度で人に接することのできる心のリーダーです。その胸元にかかる魚の首飾りは、水の象徴である魚と密接に関係しています。魚は直感、感情、潜在意識、そしてスピリチュアルな洞察を意味し、それを身につけているということは、感情とともに生きる知恵を彼が自分の一部として取り込んでいることを示しています。おそらく自分は今、感情をそのまま表に出すこととそれをうまく扱うことのあいだで、無意識にバランスを取ろうとしている最中かもしれません。最近、誰かの言葉に深く傷ついたことがあるのに、それを穏やかに処理しようとしたり、逆に相手を思って自分の気持ちを抑えた経験があったかもしれません。

水色の服

水色は、タロットにおいて「水」と「空」の両方を連想させる色です。水は感情や潜在意識、空は広い視野や高い精神性を象徴します。つまり水色の服は、感情を大切にしながらも、それに囚われず、澄んだ視点で物事を見ることができる姿勢を示しています。カップのキングはもともと、感情のスートの中で最も成熟した人物であり、他者の気持ちにも自分の気持ちにも深く共感できる存在です。しかしその感情に溺れたり動揺したりせず、穏やかで落ち着いた態度を保ち続けます。水色の服はその内面的なやさしさと、冷静さの調和を視覚的に表しているのです。今の自分は、静かに人に寄り添う、傷ついた人にやさしく声をかけるといった、心のバランスを意識しているのではないでしょうか。


水の中を自由に泳ぐ魚は、感情・無意識・直感・創造性・スピリチュアルな導きといった、目には見えないけれど確かに存在する「心の世界」の動きを表しています。カップのキングは、水の王であると同時に、自分の感情や他人の気持ちを静かに理解し、受け止める力を持った人物。その彼の服や装飾に魚が描かれているのは、感情の動きに対して深い理解とつながりを持っていることを意味します。表には出していないけれど、大きな心のうねりや気づきがあるというサインかもしれません。それは、はっきりした言葉や行動としては現れていなくても、自分自身がしっかりと感じ取っている何かです。たとえば「本当はこうしたい」「この人には何か惹かれる」「なぜかわからないけど気が進まない」といった感覚。それらを無視するのではなく、ちゃんと意味があるものとして信じてみることが、今とても大切です。

タロットカードから受け取れるアドバイス

焦らない、考えすぎないが大事

午前中は気持ちややることが忙しくなりすぎて、焦りが出やすく、うっかりミスや調整不足に注意が必要です。あれもこれも手を出そうとすると、うまくいかない可能性があるので、優先順位を決めて落ち着いて一つずつ取り組むことが鍵です。
午後は「なんとなくやる気が出ない」「人と関わるのがしんどい」「考えてばかりで前に進めない」と感じる時間帯になるかもしれません。ですがそれは一時的なもので、無理に何かを進めるよりも、意識的に気分転換をしたり、小さなことから動くことで気持ちが軽くなるでしょう。
今日は全体的に、周囲とのギャップ、やることと気持ちのバランスの取りづらさを感じやすい日です。ただし、それは見直すべき関係性や無理して合わせていたことに気づくチャンスでもあります。
今日は忙しさや思考の渦に巻き込まれやすい一日ですが、それに対して無理に抗わず、「今の自分はどう感じているのか?」と自分の内側を丁寧に観察し、そこに優しく寄り添う姿勢が大切です。


普段は看護師と心の電話相談員をしています。ココナラで電話相談、タロット占いはじめましたので是非お願いします。


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