【病院食】まずいんでしょ?

記事
コラム
あなたは病院食を食べたことがありますか?
まずいイメージ、ありますよね。
今回は、そのイメージを覆す最近の病院食を紹介します。


①常食
②全粥食
③治療食
④嚥下調整食


①常食

常食は、普通の食事です。
入院中は主に整形外科、皮膚科や耳鼻科などで提供されます。
塩分が1日男性は7g、女性は6.5gと制限があります。
日本人の平均塩分摂取量は12g程度なので、普段の食事よりは薄味です。
塩分制限の必要がなければ、梅干しやごはんのお供を持参して食べられる方もいらっしゃいます。


②全粥食

常食よりやわらかく、胃腸にやさしい食事です。
また、揚げ物などは控えられているため、さっぱりとお召し上がりいただけます。
病院によって異なりますが、多くは消化器内科等の病気で提供されます。
ちなみに、主食は粥だけでなく、普通のご飯も選べます。


③治療食

心臓病、糖尿病、腎臓病、高血圧、貧血など様々な病気に合わせて治療食があります。
・心臓病…減塩、全ての栄養素をバランス良く
・糖尿病…糖質控えめ、減塩、野菜多め
・腎臓病…塩分制限、場合によっては水分、リン、カリウム、たんぱく質等、腎臓病のレベルに応じて制限がかかります。
・高血圧…減塩、バランス良い食事
・貧血…エネルギー、たんぱく質、鉄分多め
常食に栄養補助食品が追加されることもあります。
ちなみに、お家で貧血予防するなら常温保存も可能なジュース類がおすすめですよ。


④嚥下調整食

難しい漢字で訳が分かりませんよね。
歯や喉の機能が低下した人向けの、やわらかく食べやすい食事です。
高齢者、麻痺がある人などが対象です。
よく見かけるのはこちら。
名称未設定のデザイン.png

真ん中のは飾りなので、ないものと思っていただいて構いません。
やわらかく、食べやすいけど味がしっかりしているので誰でも食べやすいです。
さらに噛む力が弱い方は、こちらがおすすめ。
名称未設定のデザイン (1).png

噛むことなく、飲み込むだけで栄養が簡単に摂れます。
こちらも、高齢者向けに味付けがしっかりしているので食べやすいです。


まとめ

病院食は、いろいろな種類があります。
内蔵の病気がなければ、塩分を気にせず美味しい食事を食べられます。
心臓病、糖尿病や腎臓病などがあれば、塩分を制限するため、普段より美味しくないかもしれません。
しかし、病院食のプロである管理栄養士が薄味でも美味しくなる工夫をしています。
ちなみに栄養補助食品や介護食については、以下のサービスも参考にしてみてください。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す