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商品はいいのにECサイトで売れない理由|見直すべきは“見せ方”かもしれません

「商品には自信があるのに、ECサイトではなかなか売れない」ネットショップを運営している方や、これからEC販売を始めたい方の中には、このように感じている方も多いのではないでしょうか。実店舗ではお客様から評判が良い。知り合いやリピーターには喜ばれている。SNSに投稿すると「かわいい」「気になる」と反応がある。それなのに、ECサイトや商品ページに掲載してみると、思ったように購入につながらない。そんなとき、つい「商品に魅力がないのかな」「価格が高いのかな」「やっぱりネット販売は難しいのかな」と不安になることもあると思います。ですが、必ずしも商品そのものに問題があるとは限りません。ECサイトでは、実物を手に取ることができません。接客で直接説明することもできません。お客様は、画面上の画像や文章、動画だけを見て、購入するかどうかを判断します。つまり、商品が良くても、その良さが伝わる見せ方になっていなければ、購入前に離脱されてしまうことがあります。今回は、商品はいいのにECサイトで売れないときに見直したいポイントを、WEBデザイナー視点でわかりやすくお伝えします。ECサイトで売れない理由は、商品力だけではないECサイトで売上が伸びないと、まず商品や価格を見直したくなるかもしれません。もちろん、商品力や価格設定も大切です。ただ、EC販売ではそれと同じくらい、「どう見せるか」「どう伝えるか」「どんな順番で情報を届けるか」が重要になります。実店舗であれば、お客様は商品を手に取って確認できます。質感、サイズ感、色味、使い心地などをその場で見ることができますし、分からないことがあれば店員さんに質問するこ
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サプリのジャンルだけ、なぜか"エビデンス訴求"のデザインが多い理由

EC商品画像やLPをジャンル横断で見ていくと、あることに気づきます。アパレルなら着用感やコーディネート提案、家電なら使用シーンやスペック比較が主役になる中で、サプリメント・健康食品だけは毎回のように「成分表」「臨床データ風のグラフ」「白衣を着た専門家の監修コメント」といった、いわゆるエビデンス訴求のビジュアルが並びます。これは偶然でも、業界の横並び意識でもありません。デザインの背後にある構造を追っていくと、必然としてそうならざるを得ない理由が見えてきます。背景にあるのは、薬機法という制約一番の要因は、薬機法(医薬品医療機器等法)です。サプリメントや健康食品は、医薬品的な効能効果を標榜することができません。「飲めば痩せる」「これで疲れが取れる」といった断定的な表現は、たとえ実感として真実味があったとしても、広告表現としては使えない領域に踏み込んでしまいます。ここは私自身も制作の現場で常に意識しているポイントで、効果効能を断定的に謳うことはできない、という前提を外して設計することはありません。これは表現の自由を狭める制約というより、消費者を誤解から守るための線引きだと捉えています。「事実の提示」が、信頼を作る代替回路になるでは、断定的な言葉が使えない中で、どうやって「信頼できそうだ」という感覚を伝えるのか。ここでデザイナーが選び取ってきたのが、エビデンス的な情報設計です。「効果を保証する」のではなく、「この成分が、これだけ入っている」「この分野の研究がある」「この専門家が監修している」という事実の提示にとどめる。断定を避けながらも、受け手の側で「根拠がありそうだ」と感じてもらう。言
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BASE・STORES・Square・Shopifyの違いとは?初心者向けにわかりやすく解説

「ネットショップを作りたいけど、どのサービスを選べばいいのか分からない」EC販売を始めたい方の中には、このように感じている方も多いのではないでしょうか。ネットショップを作れるサービスには、BASE、STORES、Square、Shopifyなどがあります。どれもネット販売を始めるためのサービスですが、それぞれ向いている使い方や、作れるショップの雰囲気が少しずつ違います。今回は、EC初心者の方や小規模事業者さんに向けて、BASE・STORES・Square・Shopifyの違いを、WEBデザイナー視点でわかりやすくお伝えします。BASEは、まず小さくネット販売を始めたい方に向いているBASEは、初心者でもネットショップを始めやすいサービスのひとつです。難しい知識がなくても商品登録や販売ページの作成がしやすく、個人事業主さんやハンドメイド作家さん、小規模ブランドさんにも使われやすい印象があります。まずは小さく販売を始めたい方や、InstagramなどのSNSとあわせて商品を販売したい方にも向いています。ただし、始めやすい分、ショップの見せ方や商品画像の整え方はとても大切です。テンプレートを使ってショップを作ることはできても、商品画像やバナー、トップページの印象がバラバラだと、どうしても素人っぽく見えてしまうことがあります。BASEを使う場合は、ショップ全体の世界観や、商品画像の統一感を意識すると、より信頼感のあるネットショップに近づきます。STORESは、シンプルに販売を始めたい方に向いているSTORESも、初心者がネット販売を始めやすいサービスです。シンプルな操作でショップを作り
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同じ赤でも、コスメと食品で意味が変わる——色彩心理の基本

商品画像のご相談を受けていると、「とりあえず赤を使えば目立ちますよね」という言葉をよく耳にします。間違いではありません。ただ、その一言で色を決めてしまうのは、少しもったいないと感じています。色には確かに、一般的な心理効果があります。ですが同じ色でも、置かれる文脈によって伝わる意味はまったく違うものになります。今日はそのあたりを、実務の視点からお話しします。色が持つ、ざっくりとした傾向まず前提として、色にはよく知られた基礎的な心理効果があると言われています。赤は緊急性や情熱、購買意欲を刺激する色とされ、セールやキャンペーンの訴求でよく使われます。青は信頼感や清潔感、誠実さを連想させると言われ、金融やヘルスケア、企業サイトに多く採用されます。緑は自然、健康、安心といったイメージと結びつきやすく、オーガニック系や食品パッケージで目にする機会が多い色です。金や黒は高級感、特別感を演出する場面で選ばれる傾向があります。こうした知識自体は、デザインの教科書やネット記事にもたくさん載っています。知っておいて損はありません。ただ、ここで止まってしまうと、実務では機能しないことが多いのです。「赤」という色ひとつでも、ジャンルで意味が変わるたとえば「赤」を例に考えてみます。コスメのパッケージやビジュアルにおける赤は、情熱、華やかさ、女性らしい魅力を表現する色として使われます。口紅の赤、ラベルの赤い差し色。見る人に「特別な気分になれそう」という期待を抱かせる方向で機能します。一方、食品のパッケージや写真における赤は、まったく違う仕事をします。トマトの赤、辛味を感じさせる赤、こんがり焼けた食材の赤み。
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【EC商品画像】制作実績 no .2

PurittoDesign(ぷりっとデザイン)の石川りんごです。2件目の依頼です。無事納品させていただくことができました。とても気に入っていただき本当に嬉しかったです!今回は統一感を出すことを重視したかったので、基本的に、色をブルーとイエローのみを使用しております!子ども向けなのでPOPなデザインにいたしました。LPのように繋がってるようなデザインにし競合他社との差別化も図りました。また、一見わからないような地道な加工もたくさんしております⭐️カラー変更したり、加工したり、高画質にしたり。。こういう細部のこだわりが好きです!フォントも悩みました。ペンレターか花とちょうとかで悩み、全体デザインがPOPな中、ちょっと抜け感が欲しかったので「花とちょうちょ」に。ペンレターも可愛かったのですが、もう少し「さらっと」文字を書いた感がほしかったんですよね。また、フォントではなく手書きで書ける部分は手書きで書いております!落書き感が増えるかなと。また、今回商品画像+GIFにも挑戦。なんとか形になってよかったです⭐️当サービスはこちら!現在2件先まで予約が埋まっておりますが、ご依頼の相談は受け付けております!着手できるのがまだ先のため納期に余裕があるというかたのみにはなってしまいますが、気軽にご相談くださいませ!!
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【祝!初依頼】製作実績no .1

はじめまして、PurittoDesign(ぷりっとデザイン)の石川りんごです。この度はじめてご購入いただき、無事納品させていただくことができました。初めての依頼で、何もかもとっても緊張しましたが、お客様がとても優しくフレンドリーに接していただき、私も緊張が和らいで楽しく制作させていただきました!精一杯頑張って制作して、また私も成長できたかなと思います!!たくさん経験して、学んでいきたいなと思った所存です。ご依頼いただき、本当にありがとうございました!今回たくさん加工しました!楽しかったです!それにしても、photoshop生成AIができてから本当に加工が楽になりました…!ありがたいことにこの先2件予約が埋まっております。1つ1つを「丁寧に」対応させていただこうと思っておりますのでよろしくお願いします!当サービスはこちらから⭐︎実はこの1日前くらいに、自主制作でドライフルーツの商品画像をつくろうと、各種素材サイトで画像をせっせと集めていました。そんな時、こちらの商品の依頼が入り、あまりのタイミングの良さに驚きました。ご依頼いただきありがとうございました^^*
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修正が少なくて済むクライアントに共通すること

先に断っておきたいのですが、これは「発注者側がもっと頑張って言語化すべき」という話ではありません。「プロなんだから、こちらの意図くらい汲み取ってほしい」というのは当然の期待ですし、実際、うまく言葉にできない状態のままご依頼いただいても、こちらから質問を重ねて形にしていくのが仕事だと思っています。その前提の上で、今回は少し視点を変えて、EC商品画像やLP制作の仕事をしていて「修正が1〜2回で終わる案件」と「5回、6回と続く案件」の違いがどこから生まれるのか、10年以上デザインの発注を受け続けてきた中で見えてきたパターンを、実務的な視点で整理してみます。ここで挙げるのは「こうしなければならないルール」ではなく、知っておくと双方にとって近道になる、という程度のものだと捉えてください。まず大きいのは、初回の情報提供の「具体性」です。修正が少ない発注では、商品の特徴やターゲット層、使ってほしいトーンなどが、抽象的な理想ではなく具体的な言葉で共有されます。「高級感を出したい」だけでなく、「価格帯は◯円台で、写真は白背景中心、文字は最小限に抑えたい」といったように、判断材料になる情報が最初から揃っている。これがあると、デザイナー側の解釈のブレが減り、初稿の段階で方向性が合いやすくなります。ただし、これは発注者が必ず用意すべき情報というより、こちらから「価格帯はどのあたりですか」「写真の雰囲気は白背景と生活感、どちらに寄せたいですか」と質問すれば、同じように揃えられるものでもあります。次に感じるのは、「譲れないポイント」と「お任せしていいポイント」を最初に切り分けている点です。すべてを細かく指
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「おまかせで」と言われた時、デザイナーは何を聞き出しているのか

「デザインの細かいことはわからないので、おまかせします」ご依頼のメッセージで、この一文をいただくことがあります。ありがたい言葉だと思う一方で、少し誤解されている部分もあるかもしれない、と感じることがあります。「おまかせ」は、こちらが何も聞かずに、感覚だけで作り始めることではないからです。「おまかせで」と言われた瞬間から、ヒアリングは始まっている実際には、「おまかせで」という言葉をいただいた直後から、私の中では静かにヒアリングが始まっています。ただそれは、長い質問リストを送りつけるようなものではなく、必要な情報だけを、必要な順番で引き出す作業です。聞き出しているのは、四つの手がかりまず確認するのは、「誰に届けたいか」です。同じ商品でも、20代向けと40代向けでは、選ぶ色も文字の大きさも変わります。年齢だけでなく、その人が今どんな状況でこの商品を探しているのか。急いでいるのか、比較検討の途中なのか。ここが曖昧なまま進めると、どれだけ丁寧に作っても的が外れてしまいます。次に見るのは、競合の状況です。同じジャンルの商品が、どんな見せ方をしているか。ここで大切なのは「真似ること」ではなく「差を作ること」です。競合と似た見せ方をしてしまうと、比較された時に埋もれてしまう。逆に、競合が言っていないことのなかに、その商品だけの強みが隠れていることも多くあります。「おまかせで」という依頼をいただいた時ほど、この競合調査に時間をかけます。判断材料をこちらで補う必要があるからです。そして商品そのものの強みです。ここは意外と、依頼者ご自身が言語化できていないことがあります。「特にこれといった強みは……
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Amazon・楽天・Yahoo!、レビューの"温度"がこんなに違う

ECモールをまたいで商品ページを見比べていると、あることに気づきます。同じ商品カテゴリーでも、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングでは、レビューの"温度"がまるで違うのです。これは偶然ではありません。それぞれのモールに集まるユーザー層、購買動機、そしてサイトの設計思想そのものが違うからだと考えています。今日は、商品画像を作る立場から見えてきた、この温度差の話をしたいと思います。Amazonは「機能・性能」への言及が多い傾向Amazonのレビューを読んでいると、スペックや使用感に関する具体的な言及が目立つ傾向があります。「思ったより軽い」「バッテリーの持ちが良い」「サイズ感がちょうどいい」といった、製品そのものの性能評価に踏み込んだコメントです。これは、Amazonのユーザーが比較検討をかなり済ませた上で購入に至っている、という一般的な傾向の表れではないかと感じています。検索性が高く、類似商品との比較がしやすい設計になっているぶん、購入者は「これで合っているか」をある程度確信してからカートに入れる。だからこそレビューでも、期待していた機能が実際どうだったかという検証的な語り口になりやすいのだと思います。楽天は「接客・梱包・対応」への言及が増えやすい傾向一方、楽天市場のレビューを見ると、ショップとのやり取りや梱包の丁寧さ、対応の速さに触れたコメントが増える傾向を感じます。「丁寧に梱包されていた」「メールの対応が早くて安心した」といった、店舗という"人"の存在を感じさせる言葉です。楽天は店舗ごとにページ作りが大きく異なり、ショップの個性が色濃く出るモールです。購入者もそれを分
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素材がほとんどない状態から、どこまで作れるか——支給素材→仕上がりの実例

「発注したいけれど、手元にある写真が少なくて」というご相談を、よくいただきます。撮影した商品写真は白背景のもの一枚だけ、あとは仕入れ先からもらったスペック表がぽつんとあるだけ——というケースです。素材が揃っていないと発注しづらいと感じる方は多いのですが、実際のところ、EC画像やLPの制作は「支給された素材をそのまま並べる仕事」ではありません。むしろ、少ない素材からどれだけ情報を引き出し、構成として組み立て直せるかが本質だと考えています。今回は、そうした「よくあるケース」を想定して、どんな流れで仕上げまで持っていくのかをお話しします。出発点はいつも「情報の棚卸し」たとえば、白背景の商品写真が一枚、簡易的なスペック表(サイズ・素材・カラー展開程度)しかない状態から依頼を受けたとします。この時点でまずやるのは、写真を眺めて構図を考えることではなく、ヒアリングシートを通じて情報を棚卸しすることです。具体的に聞くのは、次のような項目です。・この商品を、どんな人が、どんな場面で使うのか・競合と比べたときの強み(素材、機能、価格、使い勝手など)・レビューでよく褒められる点、逆によく聞かれる質問・ブランドとして避けたいトーン(安っぽく見せたくない、高級感より親しみやすさ重視、など)セラーの方は「言われてみれば当たり前」と思う内容でも、いざ文章にして送ろうとすると迷うことが多いようです。ですので実際には選択式に近いアンケート形式にして、負担を減らすようにしています。ここで集まった言葉が、写真一枚では語れない「訴求の骨格」になります。構成は素材の「量」でなく「役割」で組む素材が少ないと、つい「足り
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空白期間、隠さず話します——なぜ何年も動きを止めていたのか

プロフィールや実績一覧を見て、稼働の空白期間に気づいた方もいるかもしれません。ここではっきりお伝えしておきます。ある時期から、こまはうすとしての活動をリピーターさまのみにさせていただいておりました。理由は、そこまで特別なものではありません簡単に言えば、別の仕事に手を取られていました。広告代理店でデザイナー・アートディレクターとして8年、独立してWebディレクター兼デザイナーとして10年以上やってきた中で、本業以外の仕事に時間を割かざるを得なくなった期間がありました。わたしは個人事業主なので、別のジャンルの事業を2〜3並行して立ち上げたために、デザインのお仕事を新規で受注できなくなってしまったんですね。そちらのお仕事にも真剣に向き合っていたので、中途半端に両方を回すよりは、と一度EC制作の稼働を絞る判断をしました。正直、この空白をどう説明するか、しばらく迷っていました。「実は事情があって」と言い訳めいた書き方をするのも違う気がしますし、かといって黙って何もなかったように再開するのも、長くお付き合いいただいている方や、これから依頼を検討する方に対して誠実ではない気がしました。なので、変に取り繕わず、ただ事実として書くことにしました。新規集客の動きを止めていた時期がありましたが、他業種の事業を立ち上げて必死でその勉強もした甲斐があって、デザインのみでお仕事をしていたときに比べると、格段にメタ的な思考が上がったと思っています。稼働を止めていても、見る目は休ませていませんもちろん、稼働を止めていた間も、EC業界やモールの動きから完全に目を離していたわけではございません。Amazonの商品
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「腑落ちドリブン」とは何か——見た目より先に、なぜ買うかを設計する

はじめまして。EC商品画像とLP制作を専門にしている、こまはうすと申します。この記事から全20回にわたって、私が制作の軸に置いている「腑落ちドリブン」という考え方について、できるだけ具体的にお話ししていこうと思います。初回なので、まずはこの言葉の意味と、なぜ私がここにたどり着いたのかを書いておきたいと思います。見た目の良さだけでは、人は動かない腑落ちドリブンとは、一言で言えば「見た目の良さを前提としながらも、それだけでは動かない。人が納得して初めて行動する、その納得のプロセスを軸に制作を組み立てる」という考え方です。見た目のクオリティは大事です。それは否定しません。ただ、経験上、きれいなだけの画像やLPは、驚くほど成果に結びつかないことがあります。きっかけになった、二つの経験この考えに至った背景には、二つの経験があります。一つは、広告代理店でデザイナー・アートディレクターとして働いていた8年間です。当時、社内でもクライアントからも評価の高い、デザイン的に完成度の高いビジュアルを何度も見てきました。配色も構図もタイポグラフィも隙がない。けれど、実際に出稿してみると数字が伸びない、という場面に何度も立ち会いました。逆に、デザイン的には決して洗練されていないのに、なぜか反応が良いクリエイティブもある。この差はどこから生まれるのか、当時はうまく言語化できませんでした。もう一つは、その前職にあたる人事コンサルタントとしての経験です。人事の仕事は、突き詰めると「人がどう意思決定し、どう行動するか」を扱う仕事です。評価制度を変えても人の行動が変わらないことがあれば、逆に小さな説明の仕方ひとつ
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納品データの著作権、実際どうなってるのか

外注でデザインを依頼したことがある方から、時々こんな質問をいただきます。「納品してもらったデータって、自由に使っていいんですよね?」。素朴な疑問ですが、実はここに著作権という少し込み入った話が関わってきます。今日は、この点について一般的な考え方を整理しておきたいと思います。まず大前提として、基本的な考え方として、著作物を作った人には自動的に著作権が発生します。デザインデータやイラスト、写真なども例外ではありません。つまり、制作を依頼して代金を支払い、データを受け取ったとしても、それだけで著作権そのものが依頼主に移るわけではない、というのが一般的な整理です。「お金を払ったのだから全部自分のもの」と考えてしまいがちですが、著作権の世界ではそう単純ではないのです。では、納品されたデータは自由に使えないのかというと、そういうことでもありません。ここで重要になるのが「利用許諾」という考え方です。著作権そのものは制作者に残っていても、依頼主が「どの範囲で、どのように使ってよいか」という許諾を得ていれば、その範囲内では問題なく利用できます。多くの制作サービスでは、この利用許諾の範囲があらかじめ契約や利用規約で定められています。たとえば「EC商品ページへの掲載目的に限る」「印刷物への転用は別途相談」といった形です。私自身がEC商品画像やLP制作を専門にする中で心がけているのは、この利用範囲をできるだけ早い段階、できれば発注前の時点で明確にしておくことです。「どの媒体で使うのか」「他の販促物にも展開する可能性はあるか」「改変や加工を加える予定はあるか」といった点を伺い、認識をすり合わせておく。こ
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スマホで見た時、その画像は何秒で伝わるか——視線誘導の基本

商品画像を作るとき、私たちはつい「情報をどれだけ詰め込むか」を考えてしまいます。しかし実際にユーザーがスマホの一覧画面でその画像を見ている時間は、体感でせいぜい一秒前後です。読まれるのではなく、見られる。その一瞬で「自分に関係があるか」を判断されている、というのが実情に近いと思います。だからこそ、画像の中で視線がどう動くかを設計することは、装飾ではなく機能です。視線には型がある視線の動きにはある程度共通したパターンがあることが、これまで多くの現場や研究で報告されています。代表的なのが「Z型」と「F型」です。Z型は、左上から右上へ、そこから斜めに左下へ、そして右下へと視線が流れるパターンです。写真やバナーのような、要素が少なく構成が明快なビジュアルで起きやすいとされています。F型は、左上を起点に横方向の走査を数回繰り返しながら下に降りていくパターンで、文字情報が多いページやテキスト主体のコンテンツで見られやすい動きです。商品画像はどちらか一方に決め打ちする必要はありません。写真中心の構成ならZ型を意識し、訴求文言やスペックを載せるならF型的な視線の降り方を前提に情報を並べる。まず「この画像はどちらの動きになりそうか」を自分に問うところから始めます。最初に見るべき場所を、こちらで決めておく視線の起点は基本的に左上です。ここに何を置くかで、その後の視線の流れ全体が決まります。ここで曖昧な要素——ロゴだけ、装飾だけ——を置いてしまうと、視線は迷子になります。最初の一点で「これは何の商品か」「誰向けか」がわかるようにしておく。これが視線誘導の出発点です。そして、視線は必ず「対比のある場所
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「文字が多い画像」は本当にNGなのか——情報量と離脱率の実際の関係

「商品画像は文字を少なくすべき」。これはEC制作の現場でよく耳にする定説です。私自身、クライアントに何度もそう伝えてきましたし、間違いではないと今も思っています。ただ、この言葉が独り歩きして「文字が多い=悪」という単純な図式になっているのを見ると、少し立ち止まりたくなります。そもそも、この定説はどこから来たのかを考えてみます。多くの場合、根拠になっているのはスマートフォンでの視認性と、パッと見の第一印象です。サムネイル上で文字がびっしり詰まっていれば読みにくく、瞬間的に「うるさい」「怪しい」という印象を与えかねない。ここまでは実感としても納得できます。特に検討の入り口、つまり検索結果やSNSのフィードで最初に目に触れる1枚については、文字を絞ってビジュアルで惹きつける方が理にかなっています。中盤以降の閲覧者には、情報不足こそが離脱を招く一方で、購入者がすでに商品ページの中盤以降まで進んでいる場合はどうでしょうか。そこにいるのは「気になって詳細を見ている人」であり、「今すぐ離脱するかどうかを一瞬で決める人」ではありません。この段階では、情報が足りないことの方がむしろ離脱の原因になります。サイズ感がわからない、素材の詳細が書かれていない、他の商品との違いが伝わらない——そうした「知りたいのに書いていない」状態は、文字数の多寡以前の問題として購入を止めてしまいます。私が「腑落ちドリブン」という言葉を使うのも、まさにここに関わります。購入というのは、最終的には「なるほど、これなら大丈夫だ」と腑に落ちて初めて起きる行動です。腑に落ちるために必要な情報量は、商材によっても、購入者の検討段階
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楽天のガイドライン改定、こう対応しました

楽天市場に出品されている方なら、一度は「商品画像のガイドラインが変わりました」という運営からのお知らせに肝を冷やした経験があるのではないでしょうか。バナーの文字量、枠線の太さ、送料表記の位置、比較表現の可否。細かなルールが積み重なっていて、しかも定期的に見直しが入ります。私は広告代理店でデザイナー・アートディレクターとして8年、独立後もWebディレクター兼デザイナーとして10年以上、EC周りの画像制作に関わってきました。その中で、楽天市場の商品画像登録ガイドラインへの対応を任された経験が何度かあります。今日はその時、どういう頭の使い方で仕事を進めていたかを、一般化してお話ししたいと思います。まず行うのは「差分の把握」まず最初にやることは、差分の把握です。ガイドラインが改定されたとき、多くの場合は「何が変わったか」がすぐには分かりません。旧版と新版を並べて読み比べ、文言レベルでどこが追加・削除・変更されたのかを洗い出します。ここを丁寧にやらないと、後工程で「対応したつもりが漏れていた」という事故が起きます。急いでいるときほど、この読み比べを飛ばしたくなるのですが、結局は急がば回れです。次に、出品画像を棚卸しして仕分ける次に、既存の出品画像を棚卸しします。何十点、何百点という商品画像がある中で、今回の改定にひっかかるものはどれか。これを一枚ずつ目視で判断していくのは非現実的なので、改定内容をチェックリスト化し、優先度をつけて仕分けます。「即修正が必要なもの」「猶予期間内に直せばいいもの」「解釈が分かれてグレーなもの」に分類し、グレーな部分は自己判断で押し切らず、可能であれば運営への
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スペックで売るジャンル、雰囲気で売るジャンル——商材タイプ別の訴求の作り方

商品画像のご相談をいただくとき、私はまず「この商材は、お客様がどうやって購入を決めるのか」を確認します。実はここを見誤ると、どれだけ丁寧に作り込んだ画像でも空振りに終わります。商材には大きく分けて二つのタイプがあります。ひとつは「理詰め・スペックで判断される商材」。家電、ツール、機能性のある日用品などがこれにあたります。もうひとつは「感覚・雰囲気で判断される商材」。ファッション、コスメ、インテリア雑貨などです。この二つは、お客様の頭の中で起きている判断プロセスがまったく違います。だから画像設計のアプローチも、根本から変える必要があります。理詰め型は「根拠」を前面に理詰め型の商材を選ぶとき、お客様の頭の中では「これは本当に効果があるのか」「他の製品と比べてどうなのか」という検証作業が動いています。ここで雰囲気のいいイメージ写真だけを並べても、お客様の検証は満たされません。むしろ「肝心の情報がない」という不信感を生みます。必要なのは、数値、比較、根拠です。容量や出力といったスペックそのものはもちろん、それが「使う人にとって何を意味するのか」を翻訳して見せることが要になります。他製品との比較表、使用前後の変化を示すデータ、第三者機関の認証マークや受賞歴。これらは装飾ではなく、購入を後押しする情報そのものです。デザインの役割は、この情報を美しく飾ることではなく、迷わず読み取れる順番と粒度で並べることにあります。雰囲気型は「情緒」を前面に一方、雰囲気型の商材では、お客様は数値で比較する前に「これは自分の暮らしに合うか」「これを持っている自分は好きか」という感覚的な問いを先に通過します。こ
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価格だけで選ぶと後悔しやすい理由——デザイナー選定で見るべきポイント

EC商品画像の外注先を探すとき、最初にどうしても目が行くのは価格だと思います。並んだサービスを見比べて、安い方から検討する。それ自体は自然なことです。ただ、価格だけで決めてしまうと、後から「思っていたのと違った」となりやすいのも事実です。今回は、価格以外にどこを見ておくと発注の満足度が上がりやすいか、実務者の立場から整理してみます。ポートフォリオは「上手さ」より「一貫性」を見るポートフォリオを見るとき、多くの方は「綺麗かどうか」「センスがあるかどうか」を見ると思います。それも大事なのですが、もうひとつ見ておきたいのが、作風の一貫性です。掲載されている実績が、あらゆるテイストをバラバラに詰め込んだものなのか、それとも一定の設計思想が通っているものなのか。前者は「器用だけれど、狙った通りの仕上がりになるか読めない」可能性があり、後者は「自分が求めているテイストと合っているかどうか」を事前に判断しやすくなります。ご自身が欲しい仕上がりのイメージに近い実績があるかを、まず確認してみてください。レビューは「星の数」より「中身」を読むレビューの評価点数そのものより、コメントの中身の方が、実は情報量が多いです。特に見ておきたいのは次の4点です。・コミュニケーションが丁寧だったか・返信のスピードはどうだったか・こちらの要望に対して、単に作業するだけでなく提案があったか・納期はきちんと守られたか「仕上がりが綺麗」という感想だけのレビューより、「相談しやすかった」「意図を汲んでくれた」といった、やり取りの過程についての言及があるレビューの方が、実際に発注した時の体感に近い情報だと思います。実務経験
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Amazon・楽天・Yahoo!、モールごとに「刺さる画像」が違う理由

同じ商品を売っているのに、Amazonでは反応が良かった画像が楽天では鳴かず飛ばず、ということがあります。逆もまた然りです。これは画像の出来不出来というより、そもそも見ている人が違う、という話に近いと私は考えています。Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングは、同じ「ネットで買い物をする場所」ではありますが、そこに集まるユーザーの購買心理には、経験上の傾向として、はっきりとした違いがあります。今日はその違いと、画像づくりにどう反映させるかについて書いてみます。Amazon──比較検討する人のための画像Amazonのユーザーは、一般的に言われているように、目的買いの傾向が強い場所です。欲しいものがある程度決まっていて、複数の類似商品を横並びで比較しながら、スペックや仕様、レビューの内容を見て合理的に判断する、という購買行動が多いとされています。この場合、画像に求められるのは「雰囲気」よりも「情報の正確さと分かりやすさ」です。サイズ、素材、使用シーン、他商品との違いを、テキストと図解で淡々と示す画像が機能しやすい。装飾的なキャッチコピーよりも、「何がどう違うのか」を一目で理解させる設計が効いてくる印象があります。楽天──お店の空気を感じたい人のための画像楽天は、経験上の傾向として、「お店」を意識した買い物がされやすい場所だと感じています。店舗ごとの世界観や接客感、レビューの温度感、そしてポイント還元への反応が、購買の後押しになりやすい。Amazonが「商品」を軸に検索されるのに対し、楽天は「お店」ごと選ばれる感覚に近いのかもしれません。そのため画像も、スペック一辺倒ではなく、店
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EC商品画像を外注する前に、この4つだけ確認してください

外注が初めての方から、「発注前に何を確認しておけばいいですか」というご相談をいただくことがあります。価格やデザインのテイストはもちろん大事なのですが、実はそれ以上に、後々の満足度を左右する確認事項があります。今回は、それを4つに絞ってお伝えします。① 提案数初稿として何パターン出してもらえるのか。1案のみなのか、2〜3案から選べるのか、サービスによって違います。1案のみの場合、方向性が合わなかった時にゼロからやり直しになりやすく、複数案がある場合は、比較しながら方向性を絞り込めます。どちらが良い悪いというより、ご自身の予算と時間に合わせてどちらが向いているかを、発注前にイメージしておくと安心です。② 修正回数の範囲「無料修正は◯回まで」という条件は、多くのサービスで設定されています。ただ、この「◯回」がどこまでの修正を指すのかは、サービスによって差があります。文言の差し替えのような軽微な修正なのか、レイアウトの作り直しのような大きな修正まで含むのか。ここが曖昧なまま進めてしまうと、「思っていたのと違った」というすれ違いにつながりやすい部分です。「修正回数無制限」という言葉を見かけることもありますが、実際には「文言の軽微な修正であれば」という前提がついていることがほとんどです。言葉の印象だけで安心せず、範囲の中身を確認しておくと、後のトラブルを避けられます。③ 納品形式どんなファイル形式で、どんな解像度・サイズで受け取れるのか。EC商品画像の場合、モールごとに推奨サイズが異なりますし、後から別サイズが必要になることもあります。PSD等の編集可能なデータで納品してもらえるのか、JP
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「安心感」を伝える色、「高揚感」を伝える色——購買心理と配色の関係

配色を考えるとき、私がまず問うのは「きれいかどうか」ではありません。「この商品を買う人に、どんな気持ちで決めてほしいか」です。順序が逆になった瞬間、デザインは商品から離れていきます。「安心感」を届けたい商品は、寒色・中間色が向くたとえば医療機器や健康関連の商材を考えてみます。こうした商品を選ぶとき、購入者の心の中で起きているのは「テンションを上げること」ではなく「不安を減らすこと」です。本当にこの製品で大丈夫か、誇張された効果ではないか、信頼できる作り手なのか——そうした問いに対して、静かに「はい、大丈夫です」と答え続けるのがデザインの役目になります。このとき向きやすいのは、落ち着いた寒色系や、彩度を抑えた中間色です。青や淡いグリーン、グレーがかったベージュといった色は、一般的に「冷静」「清潔」「誠実」といった印象と結びつきやすいと言われています。派手な高彩度色を使うと、それだけで「煽られている」という警戒心が生まれ、購入の意思決定にブレーキがかかることがあります。安心を届けたい商品において、色は主張するためではなく、背景に退いて信頼を支えるために使われるべきです。「高揚感」を届けたい商品は、暖色・高彩度色が向く一方で、ファッションやエンタメ、趣味性の高い商材はまったく逆の力学が働きます。ここで購入者が求めているのは、冷静な判断材料ではなく「これを手に入れたら気分が上がる」という予感そのものです。むしろ迷いを断ち切って背中を押してくれる勢いのほうが、購買心理に合っています。こうした商材では、暖色や高彩度色が力を発揮しやすくなります。赤やオレンジ、鮮やかなイエローは、一般的に「活
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無料修正の範囲、はっきりさせておきます

ご購入前によくいただくご質問のひとつに、「無料修正は何回まで、どこまで対応してもらえるのか」というものがあります。多くのサービスで「無料修正は文言の軽微な修正◯回まで」といったルールを設けていますが、これは決してお客様を制限したいからではありません。むしろ、双方が気持ちよく取引を終えるために必要な線引きだと考えています。なぜこうしたルールがあるのか、少し具体的にお話しします。デザイン制作の工数は、修正の「種類」によってまったく異なります。たとえば「キャッチコピーの文言を差し替えてほしい」「価格表示を変更してほしい」といったご依頼は、レイアウトの骨組みはそのままに、文字の置き換えだけで完結します。作業時間としては数分から数十分程度で収まることがほとんどです。一方で「構成そのものを見直したい」「テイストをまったく違う方向にしたい」「訴求の順番を入れ替えたい」といったご依頼は、話が変わってきます。これは修正というより、実質的にはゼロから設計し直す作業に近く、初回の制作とほぼ同じだけの工数がかかります。見た目には「ちょっと直すだけ」に思えても、裏側では構成案の練り直し、素材の再選定、レイアウトの再構築といった工程がまるごと発生しているのです。もし「軽微な修正」と「方向性が変わる修正」を同じ土俵で扱ってしまうと、後者に対応するために前者のお客様への提供価値が薄まってしまいます。無料修正の範囲を定めているのは、すべてのお客様に対して、価格に見合った品質と時間をきちんとお届けするための仕組みだとご理解いただければ幸いです。「無制限修正」の文字だけでは、実は判断できないスキルマーケット上のサー
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20年近くデザインを見てきて、変わったこと・変わらないこと

このシリーズも、今回で最後になります。広告代理店でデザイナー・アートディレクターとして8年、独立してからWebディレクター兼デザイナーとして10年以上。前職の人事コンサルタント時代を含めれば、人の心理と向き合ってきた時間はもっと長くなりますが、デザインという仕事に絞っても、もうすぐ20年になります。最後の記事として、この20年で何が変わり、何が変わらなかったのかを、少し振り返ってみようと思います。変わったことまずツールです。当時は版下を手で切り貼りしていた名残がまだ現場に残っていて、レイアウトひとつ作るのにも今より何倍も時間がかかっていました。今はソフトウェアもAIも進化して、以前なら丸一日かかっていた作業が数十分で終わることも珍しくありません。技術的な参入障壁は、明らかに下がりました。モールやプラットフォームのルールも、絶えず変わり続けています。数年前に通用した見せ方が、今は規約に触れることもあります。逆に、以前は禁じ手だった表現が、今は当たり前になっていることもある。ルールは生き物で、こちらもそれに合わせて更新し続けるしかありません。そして、模倣や類似サービスの増加です。良いデザインの「型」は、良いものであるほど早く真似されます。似たようなテンプレート、似たようなキャッチコピー、似たような構成のLPが、あっという間に市場に溢れる。差別化の賞味期限は、間違いなく短くなりました。こうした変化のスピードは、この20年で加速する一方だったと感じます。変わらなかったこと一方で、どれだけツールが進化しても、ルールが変わっても、模倣が増えても、変わらなかったものがあります。それは、「人は
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修正のお願い、実はこう伝えると早い——「言葉にできない」を解決する具体例

修正依頼、伝えにくくないですか?デザインを受け取って、なんとなく違和感がある。でも、それが何なのか言葉にできない。そんな経験は、発注する側なら誰にでもあると思います。正直に言えば、「そこまで言語化しなきゃいけないなら、自分でデザインした方が早いのでは」と思う方もいるはずです。「プロなんだから、こっちの意図くらい察してほしい」というのも、決してわがままな要望ではありません。むしろ、それこそが発注する側の当然の期待だと思います。この記事では、修正が早く進むための具体的なコツを紹介しますが、先に結論を言っておくと、これは「言葉にできるようになってください」というお願いではありません。ただ、知っておくと、手元の効率が上がるコツです。わたしへの修正依頼の際は、うまく言葉にできなくても構いません。それを引き出すところまでが、わたしの仕事だと思っているからです。「察する」を仕事にしてきた理由私はもともと広告代理店で、雑誌広告の制作に携わっていました。雑誌広告は、一度掲載されてしまうと後から直すことができません。しかも一本の出稿に、数百万円単位の予算が動くこともある世界です。「いい感じにしといて」と言われて「わかりました」と安請け合いすることは、そこでは許されませんでした。だからこそ、クライアントが口にした言葉の裏にある、本当に求めているものが何なのかを、ヒアリングの中で見極める訓練を叩き込まれました。言葉にしきれていない要望を、「もしかして、こういうことでしょうか」と一つずつ当てにいく。曖昧な要望の奥にある本質的な要件を、会話の中で一緒に掘り出していく。これは、絵を綺麗に仕上げる技術とは別の
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なぜこの配置にしたのか——Amazon商品ページ「まるごと」制作の設計思想

Amazon商品ページの制作依頼を受けていると、「メイン画像だけお願いしたい」「サブ画像を数枚追加したい」というご相談をよくいただきます。予算の都合や、すでに一部は自分で作ってあるといった事情もあり、部分的な発注は決して不自然な選択ではありません。ただ、メイン画像・サブ画像・紹介コンテンツ(A+)をバラバラに、別のタイミングで、あるいは別の作り手に発注すると、思った以上に見えにくいコストが発生します。今日はその話をしたいと思います。バラバラに発注すると何が起きるか一番わかりやすい問題は、トーンや情報の粒度がずれることです。メイン画像だけを先に作り、そのあと別のタイミングでサブ画像を追加すると、色味の印象や商品の見せ方の角度が微妙に違ってしまうことがあります。一枚ずつは悪くないのに、並べたときにちぐはぐに見える。これは制作者の技量の問題というより、「全体を通しで見ながら設計していない」ことが原因です。もう一つは、伝えたい情報の重複と抜け漏れです。サブ画像で伝えたはずの素材やサイズの情報を、A+でもう一度別の言い方で繰り返してしまう。逆に、どちらでも触れられずに肝心の使用シーンが抜け落ちてしまう。個別発注では、それぞれの制作者が「自分の担当範囲で何を伝えるか」を独自に判断するため、こうしたズレが起きやすくなります。買い手からすると、情報が親切に積み上がっているというより、同じ話を何度も聞かされたり、知りたいことがどこにも書かれていなかったりする体験になってしまいます。さらに、購買までの動線という視点で見ると、各パーツが「単体で良い仕事」を目指してしまい、次に読む理由を残せていないケ
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【制作実績】09 シルバーバッグ商品画像

はじめまして、こんにちは!デザイナーの とも です。これまで私が実務でお受けした制作物を掲載いたします。(順不同です..)【シルバーバッグ 商品画像】〜概要〜・某ECサイトに新規出品の商品「シルバーバッグ」(商品5バリエーション)計15枚のご依頼〜心がけた点〜・"お手頃価格だけど、高見えするおしゃれなバッグ" をアピールする画像に。→クライアント様からの原稿を元にしつつ、より簡潔・直感的に伝わる文面にリライト・某ファッション女性誌のイメージでスタイリッシュに。商品の種類やターゲット層などによって、時にはその時期の流行なども取り入れつつ、その商品にぴったりな " しっかり伝わる" 商品画像を作成することを心がけております。時期によって様々ではありますが、基本的にはいつでもご相談受け付けております。お問い合わせだけでも大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください^^〜画像の詳細です〜※今回は枚数が多いので、トップ画像+このブログのアイキャッチに載ってないものをいくつか掲載します。
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カラーバリエーション展開、実は「作り直し」じゃない——効率化の裏側

「カラバリが5色あるんですが、画像制作費はやっぱり5倍になりますか」ご相談をいただくたびに聞かれる質問です。答えは「いいえ」です。むしろカラバリ展開は、単色商品を1点だけ作るよりも、1色あたりの単価が下がりやすい仕事です。今回はその理由を、制作の仕組みからお話しします。画像は「レイアウト」と「中身」に分けて考える商品画像は、大きく2つの要素でできています。1つは構図・レイアウト——商品をどの角度で、どの大きさで、どこに配置するか。テキストの位置、余白の取り方、視線誘導の設計。これは「その商品カテゴリで何を伝えるべきか」を突き詰めて決める、いちばん時間のかかる工程です。もう1つは色に関わる部分——商品写真そのものの色味と、それに紐づく装飾要素の配色です。カラバリ展開というのは、この2つのうち後者だけが変わる作業です。レイアウトは「答えが出ている設計図」として使い回せます。極端に言えば、色を持つレイヤーだけを差し替えて書き出せば、別カラーの画像が完成する、という構造です。なぜこれで品質が落ちないのか「使い回し」と聞くと手抜きに聞こえるかもしれませんが、実際は逆です。1色目を作る段階で、構図・情報設計・訴求の優先順位という「何を伝えるか」の検討はすでに完了しています。2色目以降は、その完成された設計の上に、正しい商品写真と正しい配色を乗せるだけ。むしろ全カラーで訴求内容がぶれないという利点があります。もちろん、色によって背景とのコントラストが崩れたり、装飾色が商品色と喧嘩したりすることはあります。そこは差し替えのたびに個別に目で見て微調整します。「機械的なコピペ」ではなく「設計を保っ
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🌼お客様の声 デザインサンプル🌼

女性向け化粧水の使用感を紹介する、お客様の声を掲載した画像です。ナチュラルなグリーンを基調に、ナチュラルな雰囲気でデザインしました。色数を抑えてシンプルに仕上げていますが、寂しくなってしまわないように植物の背景を使用して、グラデーションに仕上げています。*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*デザイナー歴10年!商品開発経験者! だから“伝わる”画像制作いいね・フォローいただけますと励みになります✨*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*#ecデザイナー #商品画像デザイン#ECサイト#デザインサンプル 
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「ランク首位獲得画像」楽天市場ECモール商品ページデザイン

デザイン制作「楽天出品ページデザイン」 商品ページの画像デザインを作成しました。 こちらは、ヘアカラーを販売しているショップ様の”ランキング首位獲得”の部分のデザインで、商品画像のすぐ下の部分にあたります。”推薦者のメッセージ”や”お客様のレビュー”があると、ユーザーの安心感につながるので、商品自体の信頼感につながりますね。 楽天市場、Yahoo!ショッピング等のECモールの商品画像デザインを承っております。モール出展者の方でクオリティの高い商品画像で、ターゲットユーザーへの訴求力を高めませんか? 「デザインお任せ本舗」では、ココナラにて、楽天市場、Yahoo!ショッピング等のECモールの商品画像デザインを承っております。モール出展者の方でクオリティの高い商品画像で、ターゲットユーザーへの訴求力を高めませんか? デザインの制作依頼はココナラアカウントへのDMにてご相談頂けます。        ↓ 【デザインお任せ本舗 ココナラURL】 https://coconala.com/users/2232558
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