楽天のガイドライン改定、こう対応しました

楽天のガイドライン改定、こう対応しました

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楽天市場に出品されている方なら、一度は「商品画像のガイドラインが変わりました」という運営からのお知らせに肝を冷やした経験があるのではないでしょうか。バナーの文字量、枠線の太さ、送料表記の位置、比較表現の可否。細かなルールが積み重なっていて、しかも定期的に見直しが入ります。

私は広告代理店でデザイナー・アートディレクターとして8年、独立後もWebディレクター兼デザイナーとして10年以上、EC周りの画像制作に関わってきました。その中で、楽天市場の商品画像登録ガイドラインへの対応を任された経験が何度かあります。今日はその時、どういう頭の使い方で仕事を進めていたかを、一般化してお話ししたいと思います。

まず行うのは「差分の把握」

まず最初にやることは、差分の把握です。ガイドラインが改定されたとき、多くの場合は「何が変わったか」がすぐには分かりません。旧版と新版を並べて読み比べ、文言レベルでどこが追加・削除・変更されたのかを洗い出します。ここを丁寧にやらないと、後工程で「対応したつもりが漏れていた」という事故が起きます。急いでいるときほど、この読み比べを飛ばしたくなるのですが、結局は急がば回れです。

次に、出品画像を棚卸しして仕分ける

次に、既存の出品画像を棚卸しします。何十点、何百点という商品画像がある中で、今回の改定にひっかかるものはどれか。これを一枚ずつ目視で判断していくのは非現実的なので、改定内容をチェックリスト化し、優先度をつけて仕分けます。「即修正が必要なもの」「猶予期間内に直せばいいもの」「解釈が分かれてグレーなもの」に分類し、グレーな部分は自己判断で押し切らず、可能であれば運営への確認や、クライアント側での判断を仰ぐようにしていました。ここで独断専行しないことが、後々のトラブルを避けるコツだと感じています。

「更新され続ける仕組み」としてテンプレート化する

修正作業自体は、実はそれほど派手な仕事ではありません。テキストの文字数を削る、枠線を規定の太さに直す、注釈の位置を移動する。地味な調整の積み重ねです。ただし数が多いと、テンプレート化しておかないと修正漏れが必ず発生します。私は改定のたびに、その時点のルールを反映したテンプレートを更新し、次回以降の新規画像制作にもそのまま使えるようにしていました。一度作って終わりではなく、ガイドラインが変わるたびにアップデートし続ける前提で設計する。この「更新され続ける仕組みを作る」という発想が、モールのルール変更に追従し続けるための実務的な解だと考えています。

正直に言うと、この対応は地味で、終わりがありません。今日対応しても、半年後にはまた別の箇所が改定されているかもしれない。それでも、こうした地道な追従を積み重ねてきたことが、結果として「ルールの読み方」や「危ないポイントの嗅ぎ分け方」という感覚を私の中に蓄積させてくれました。これは新規でガイドライン対応の依頼をいただいたときにも、初動の速さという形で活きています。

なお、楽天市場のガイドラインは随時更新される性質のものです。ここでお話ししたのはあくまで過去に対応した経験に基づく一般的な進め方であり、現行の具体的な条文を保証するものではありません。ご発注いただく際は、必ず最新のガイドラインをご自身でもご確認いただくようお願いしています。ルールに追従し続けること自体が、この仕事の一部だと捉えています。

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