「面白い仕事をするか、面白く仕事をするか。成功するには、そのどちらかしかない。」
そんな言葉を聞いたことがあります。ちょっと極端にも思えるかもしれないけれど、案外、本質を突いている気がします。
というのも、「面白い仕事がしたい」と願っている人はとても多い。でも実際に「これは天職!」と心から感じながら働けている人って、意外と少ないのではないでしょうか。
たとえば、最初からワクワクできる仕事なんて、ほんの一握りかもしれません。
むしろ、「この仕事、あんまり好きじゃないな」「向いてないかも…」なんて思いながらも、コツコツと頑張っているうちに、いつの間にか手応えや楽しさを感じ始めることって、けっこうあるものです。
実は、仕事の面白さって、外側にあるものじゃなくて、自分の内側から湧いてくるものなんですよね。
もちろん、どうしても合わないこともあります。どれだけ頑張っても心がすり減っていくような感覚が続くなら、そのときはきっぱり手放す勇気も必要。
でも、まだその仕事を“本気でやりきっていない”段階で「面白くない」「つまらない」と見切ってしまうのは、ちょっともったいない気がします。
というのも、私たちが“仕事に対して面白さを感じられる”ようになるまでには、ちょっとしたハードルがあるからなんです。
たとえば、最初は分からないことだらけで戸惑うし、思ったように結果が出なくて焦るし、上司の言うことも意味不明だったりする。そんな中で「これ楽しい!」なんて思える方が、むしろ稀なのかもしれません。
でもね、不思議なことに、そんな状況でも一生懸命に取り組んでみると、ある日ふと、目の前の仕事がちょっとだけ楽しく思えたりする瞬間が訪れます。
「昨日よりちょっとだけうまくいった」
「ありがとうって言ってもらえた」
「自分でも成長を感じられた」
そんな小さな出来事が、仕事に“面白さ”を感じる第一歩なんじゃないかなと思います。
そして、そこで初めて「この仕事、思ってたより悪くないかも」なんて気づけたりする。
だから、今の仕事がなんだかしっくりこない、毎日が単調でつまらないと感じている人がいたら、まずは“目の前のことに真剣に向き合ってみる”という選択肢を思い出してみてほしいなと思います。
それでも「やっぱり違う」と思ったら、そのときは別の道を選んでいい。
だけど、「本気を出した上で選びなおす」ということが、大人になった今、私たちにできる誠実な選択なんじゃないかなとも思うのです。
面白い仕事を探すより、目の前の仕事を面白くする力。
それは、どんな仕事にも通用する、あなたの一生の財産になるはずです。
無理して頑張らなくてもいいけれど、自分の心に正直に、そして誠実に。今日もあなたのペースで、一歩ずつ。