口の乾燥

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コラム
朝起きてすぐの口の中、乾いていませんか?
そういえば喉がイガイガ…それは乾燥が原因の一部です。
今は感染症予防のためにマスクをしている人が多く、日中は口が乾燥しにくいです。
今回は口の乾燥と食事、病気との関係を説明します。


①乾燥すると

口が乾燥すると、菌やウイルスが増えやすくなります。
菌やウイルスが増えると、感染症や肺炎などの病気にかかってしまうことが多いです。
さらに、口が乾燥したまま食べ物や飲み物を口にすると、飲み込みにくく、むせやすくなって誤嚥や肺炎が起こります。


②乾燥の原因

低栄養、脱水、薬、口を開けることなどが口の乾燥の主な原因です。
低栄養…栄養状態が悪いことです。食事量が減ったり、急に痩せたりすると要注意です。貧血になりやすい人も低栄養と関係しやすいです。栄養バランスが崩れると低栄養になりやすいので注意してください。
脱水…体の中の水分が少ないことです。水分や食事の量が少ないと起こりやすいです。特に夏は汗で水分が体の外に出やすいので気をつけましょう。
薬…薬の種類によっては副作用としてだ液を減らすものがあり、口の乾燥につながります。抗うつ薬、抗不安薬、利尿薬、抗不整脈薬、降圧薬、抗潰瘍薬、パーキンソン病治療薬、鎮痛・抗炎症薬、抗コリン薬、抗てんかん薬、抗アレルギー薬などがあります。


③乾燥の対策

低栄養…食事量が減ってきた、好きなものばかりで栄養が偏る、なんて方は栄養補助食品や栄養機能食品を活用しましょう。栄養バランスを自分で考えるのは難しいので、病院、調剤薬局やドラッグストアの管理栄養士に相談してみてください。

脱水…こまめな水分補給をしましょう。塩分も同時に、と言われていますが、日本人の多くは塩分を摂り過ぎているのであまり気にする必要はありません。食事が全く摂れない場合、フラフラして汗が出にくい場合は塩分の入った「経口補水液」を飲むと水やお茶よりも水分補給がすばやくできます。
薬…医師が薬の変更や中止をします。できなければ、だ液腺マッサージなどで口の乾燥を防ぎます。
口を開けること…口を閉じるようにします。脳の病気で顎や口が動きにくい方はベルトで固定したり、加湿器、マスクを使って口の中の湿度を上げることも大切です。
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