飢餓と秀吉

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コラム
秀吉と関係があるのをご存知ですか?
歴史は苦手ですが、医師が分かりやすくリフィーディング症候群について説明してくれたので、
秀吉のことも覚えました。
もしかしたら、私と逆の方もいらっしゃるかも知れません。
とっつきにくい病気の名前でも歴史上の人物と結びつけることで皆さまにお役立てできたら、と考えています。


①リフィーディング症候群とは

飢餓(きが)から、急に炭水化物を体の中に取り入れることによる
低カリウム血症や低マグネシウム血症のこと。
難しく書きましたが、詳しくは後ほど。
リフィーディング症候群により、体のバランスが崩れて、命を落とすこともあるので注意が必要です。


②兵糧攻め

リフィーディング症候群は、兵糧攻めで生き延びた人に起こった症状です。
兵糧攻めは、城を囲んで、食料を持ち込ませないようにし、飢餓にさせて攻める方法です。
兵糧攻めで生き延びた人を哀れに思い、秀吉は生き延びた人に粥を食べさせました。
そうすると、多くの人が命を落としてしまったのです。
これが、リフィーディング症候群です。
飢餓から、急に炭水化物を体に取り入れることで死んでしまうこともある、恐ろしいですね。


③予防

現代においても、飢餓は起こる可能性はあります。
子どもから高齢者まで、いろいろな年代に起きます。
脳や精神的な病気、認知症が原因で食べられないことがあります。
それが長い期間続くと要注意です。
入院すると、手術の前後は治療のため、食事を食べてはいけないときがあります。
急に、大量に食べてしまうとリフィーディング症候群になりやすいので、
手術が終わってから普通の食事に戻るまでは少し時間をかけます。
糖質は1日100g=茶碗軽く2杯分 が最低でも必要です。
初めのうちは、点滴で栄養を摂りながら、少しずつ食事を増やすのはそのためです。
おまけ
水分補給のため、よく病院でも使われるのがこちらです。
免疫アップも期待できるのでおすすめです。


まとめ

リフィーディング症候群は現代でも起こることがあります。
食事を極端に減らしたり、増やしたりすると体に大きな負担になってしまいます。
手術の前後は治療のため、食事の制限は必要ですが、食事を再開するときは慎重に、病院が管理してくれています。
その仕組を理解すると、面白いですよ。
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