知っていて損はない!経済数字の規模感を掴む
いきなりの質問で恐縮なのだが、「550兆円」とは一体何の数字かピンと来る方はいらっしゃるであろうか?
何を表す数字であるのかピンと来た方、経済センスがある証拠である。
550兆円とは日本のGDPを指している。
GDPとは簡単に言うと、1年間にその国内で生産されたモノやサービスの合計額である。
もっと身近に例えると、ココナラの市場で1年間に提供されたモノやサービスの合計額と言ってもよい。
ちなみに2022年の世界GDPランキングは以下の通りである。
(筆者は1ドル130円換算としているので、若干誤差の可能性はある)
・アメリカ:約3,300兆円
・中国:約2,350兆円
・日本:約550兆円
アメリカは日本の6倍、中国は日本の4倍。
・・・実に恐ろしい数字である。
次に国家予算を見てみよう。
・アメリカ:680兆円
・中国:550兆円
・日本:100兆円
更に民間企業売上高をみると・・・
・米国ウォルマート:約75兆円
・中国国家電網 (ステートグリッド):約60兆円
・トヨタグループ:約30兆円
・任天堂:約1兆6,000億円
あの世界のトヨタでさえ、グループ連結売上高は半分以下になってしまう。
ましてや任天堂に至っては1/45以下となり、その存在が霞んでしまうほどである。
しかし、ただただ驚いてばかりではいられない。
これはいったい何を意味するのか?
日本人の1人当たりGDP低下と人口減少が大いに関係している。
GDP=1人当たりGDP×人口数で算出される訳であるから、単純に考えれば人口が多い国が断然有利となる。
しかしここでアメリカと中国のGDPを比較してみてほしい
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