かつて光を失った私を救った、魂を『濾過』するという選択
深い森の奥、翡翠(ひすい)色の水面を見つめながら、私はいつも、これまで出会ってきた方々のことを想います。占い師として歩み始めて10年。私の手元には、これまでご縁をいただいた2,100名を超える方々との対話の記録があります。その一人ひとりの「心の波紋」に触れ、共にもがき、光を探し続けてきた10年間。気がつけば、私の紡いできた言葉は、誰にも言えない痛みを抱えた方々を救うための「濾過(ろか)の記録」となっていました。ある人は、人には言えない不倫や複雑な恋の痛みに震え。ある人は、職場の冷たい視線や、出口のない人間関係に息を潜め。またある人は、家族という鎖に縛られ、自分を生きる意味を見失っていました。その膨大な、けれど愛おしい「痛み」の記憶に触れ続けて、私は一つの真実に行き着きました。「人は例外なく、他人の『不純物』で自分を濁らせてしまっている」ということです。あなたの心が今、重く、暗く、先が見えないのは、あなた自身に問題があるからではありません。あなたの清らかな泉に、いつの間にか他人の感情や、世間の期待、過去の呪縛といった「他者の重力」が投げ込まれ、波紋が乱れ、泥が舞い上がってしまっているだけなのです。今日、あなたがこの「翡翠の泉」に辿り着いたのも、きっと偶然ではありません。あなたの泉をもう一度透明にするために、私がこれまでの10年で培ってきたすべてを、あなたの「次の一歩」のために尽くしたいと思います。▶世界から色彩が消えた、あの冬のこと私が本当の意味で「闇」の中にいたのは、世界中が突然、目に見えない何かに怯え始めたあの時期のことでした。どこへ行くにも白い布で顔を隠し、相手が笑っている
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