病院帰りのバスで席を譲っただけの話ですが

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こんばんは、タロット占い師の紫月リコです。

本日は通院日でした。
私はPTSDによる鬱病と不眠症を治療しております。


最近は朝日を浴びようと頑張って朝から病院に行くようにしています!不眠持ちの夜型人間とはいえ、やはり「朝からちゃんと出掛けられた!」という成功体験も鬱を治すのには大事だと考えています。

今日の診察で相談したのは『4時間ほど睡眠を取れるようになったが、その間に悪夢を20種類くらい連続で見ることがあり、しかも明晰夢であるため、目が覚めたときに夢と現実の区別がつかなくて混乱して怖くて泣いてしまう』という話です。
例えば目が覚める直前に見ていたのが高校生の頃の内容だとすると、目が覚めてもまだ夢の続きだと思ってしまい、「やばい寝坊した!お母さん!!」と大混乱して飛び起きるわけです。で、あ、違う、これ多分現実だ……となり、心が落ち着くまで10分ほど。
それはどうにかならないものかと先生に相談したわけです。

すると「夢を見てるってことは眠れてるってことだから大丈夫、気にしないで」と仰ってくださいました。確かにそれもそうだ、と納得です。
何時間も目がギンギンで丸一日眠れない日よりはよほどマシだな、と。
お医者様というプロからのお話はこんな単純なことでも安心感を与えてくれるものです。もちろんこの先生が私に合っているという幸運でもありますが。

さて病院が終わったので駅に戻って買い物をして帰ろうとバスに乗りました。
午前中は年配の方が多く、杖をついてつらそうな方も数名いらっしゃいました。もちろん、座っている私の横にそういった方が立たれた際には席を譲るようにしています。
ですが、時折元気に歩きながら「お前若いんだから席譲れ馬鹿野郎が!」などと怒鳴りつけてくる方もいるので、私は誰にでも簡単に席を譲るような人間ではないという自覚があります。何せ私も鬱病で、病院帰りで、それなりに疲れておりますので……。

ただ、今日は赤ちゃんを抱っこしているお姉さんが乗り込んできて、私の横に立たれました。即座に席を譲り、座る際鞄も支えて差し上げました。
赤ちゃんはとても大人しくて可愛くて、ちらちらと見ていたら、バスの中という公共の場であるにも関わらず涙が出てきました。


私は子供がほしくて鬱病になっているのです。


私は子育ての詳細なことは何もわかりません。
ですが、些細なことではありますが、こうして私が席を譲ったことにより、たった1ミリ、たった1グラム、そんな程度でもこのお姉さんの子育てのストレスが軽くなったら良いな……と願いました。


私の代わりに。




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