いつも思うのですが、
「付き合ってから彼がそっけなくなった」
と言う人は、自分自身も
「付き合ってから彼女がしつこくなった」
と彼に思われているのではないでしょうか……?なぜなら、人間関係は鏡のようなものだからです。おそらくお互いに「付き合ったら変わってしまったな」と感じていると思います。
しつこくされたら男性は逃げるものです。そして、逃げられた女性はさらに男性を追いかけてしまう。
これでは悪循環そのもの。この男女の特性は絶対に覚えておいてください。
応援していたのに……
私はXで片思いをしている女の子たちのポストを見て、外側からそっと応援するのが好きです。
しかし、その中のたった一人ではなく、片思いを応援していた複数の女の子たちがみんな揃って付き合えた瞬間に彼氏の愚痴アカウントに変貌してしまったので、思うところがあってこうして記事を書いています。
・「LINEの返事が遅い」
・「おはようとおやすみを送ってくれない」
・「私を無視してゲームしてる」
等々……。やっと好きな人と付き合えたとみんな喜んでいたのに、完全に彼氏への愚痴アカになってしまうなんて……。とても残念に思います。
本当のコミュニケーションとは
たとえば「おはよう・おやすみLINEの義務化」など、互いの愛情を測るのはそこではないはずです。
確かに、毎日おはようやおやすみのメッセージを送り合うことは、日々のコミュニケーションのようにも見えます。
しかし、それよりもよっぽど重要なのは、挨拶の頻度ではなくメッセージの内容や意義の方です。
たとえば、日常の中での気づきや感じたこと、趣味についての会話など、そういった楽しいコミュニケーションこそが大切ではないでしょうか。
もちろんデートの時間も同様です。一緒にいるときにどれだけ充実した時間を過ごせるか、それが絆へと繋がっていくと思うのです。
・彼が疲れているかもしれないのに返信の遅さに怒りが湧きますか?
・「おはよう・おやすみ」が無かったら愛されていないと感じますか?
・彼が楽しくゲームをしている趣味の時間に腹が立ちますか?
もしそうであるならば、それは愛などではなく『支配欲』です。
一方的に義務化するのではなく、お互いのペースを尊重することによって、恋人としての安心感を得られるのだと私は思います。
愛情を測る手段は、LINEや電話の頻度ではなく、二人の間で『普段からどれだけ豊かな時間を共有できるか』にかかっているのです。
早めに話し合いをしよう
付き合う前はそんなことは言っていなかったのに、付き合った瞬間にあれやこれやを要求・義務化されたら、彼も「なぜ?」と感じるに決まっています。
交際をスタートするときに彼女から契約書を受け取って内容に承諾してサインしたわけではないからです。
お互いそれが楽しいのであれば良いのですが、片方あるいは両人がストレスを感じているなら、ただ恋愛アカウントで愚痴るのではなく、早く妥協ラインについて話し合うべきだと思います。
その程度のやり取りで喧嘩になるようなら、そもそもお二人は相性が良くありません。
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私自身は
好きな人への不満や愚痴が全くありません。ひとっっっつもです。
彼が安らかに眠れて、起きて元気に仕事に行けて、事故にも遭わず無事に帰ってきて、のんびり趣味の時間を取れる、そうやって普通に生きていてくれるだけで良いのです。
そして、そこに私もそっと寄り添えたら幸せだなと思うだけで十分に満たされています。
毎日やり取りをしていますが、おはようもおやすみもありません。会話が途中で途切れたらその話題は終わりです。「返事してよ!」とも思いません。その距離感がとても心地良いのです。
なぜなら互いに『自分の人生を生きている個人』と考えているからです。
まとめ
恋愛において大切なのは、お互いが対等であり、無理のない範囲で愛情を育むことです。付き合った瞬間に義務感や束縛感を感じさせてしまうと、前述した男女の特性の違いから悪循環に陥りがちです。
お互いにとって心地良い関係を築くためには、意義のあるコミュニケーションを大切にし、ストレスを感じる前に妥協点を見つけることが必要ではないでしょうか。
恋人が安らかに日々を過ごしているだけでも幸せを感じる、そのような関係を目指すことで、より満たされた心を感じることができると思います。
おまけのタロット占い
「そうは言われても寂しいものは寂しい!」
私も女性ですから、もちろんそのお気持ちは理解できます。おしゃべりしたいけど寝ちゃったかなあ……と思うことくらいはあります。
ということでアドバイスカードを引いてみました。
SWORDS 7 / QUEEN of PENTACLES
逆位置/逆位置
まず、自分の気持ちと彼の気持ちをはっきりさせましょう。
女性が「恋愛アカウントに彼の愚痴を書く」のも、男性が「彼女をほったらかしにする」のも、どちらも不健全・不誠実な行動です。お互い様なのです。
それに対するアドバイスは、疑心暗鬼になって彼を責めたり怒ったりすることは絶対にしてはいけないということ。ヒステリックだと思われ、冷められてしまいます。
抑えられずにXに愚痴を書いてしまうくらいなのでしたら、きちんと抱えている気持ちを伝え、彼の主張もしっかりと聞いて、冷静に話し合うことが必要です。
だって、これから長く付き合っていく恋人なのですから。
きっと恋愛とは、共に支え合い、ずっとずっと鏡のように互いに成長していくものなのです。
今悩んでいる皆さまが、心安らかな恋愛ができるようお祈りしております!