イマノリ、人生での気づき編②~ある待合室にて
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コラム
こんにちは。
いつも
ありがとうございます。
今回も
50年のこれまでの人生で
大きな学びや気づきになった出来事を
あなたにお伝えしていきますね。
イマノリ
25歳の時に結婚したんです。
で
彼女の親のところに
あいさつに行きました。
その場所は
刑務所でした。
というのも
彼女のお父さんは亡くなっていて
その原因は
お母さんが起こした事件だったからです。
彼女と一緒に
女子刑務所に行く。
彼女は
何回も来てるから
軽い感じで
テキパキ的に案内してくれる
自分は
相手の親に会うのも初めてだし
刑務所だって
もちろん初めてだし
驚きとドキドキの
かなりの緊張。
面会の前の
待合室に入る。
そこには
先に
60代後半くらいの夫婦がいました。
お互いに
軽く会釈をする。
ちょっとして
30代前半くらいの男性と
5歳と3歳くらいだろうか
男の子2人。
こちらも
軽く会釈。
子供たちは
元気よく走り回ったり
カラカラッと笑ったり。
自分たちも
笑顔でその光景を見ている。
「はやく自分たちも子供が欲しいな~」
そんな思いを共有しながら。
60代の夫婦もにこやかな顔。
その時
ハッと気づく。
「そうか!
この子たちは
ママに会いに来たのか。」
「そうだ!
この夫婦は
娘さんに会いに来たんだ。」
待合室。
「ここは
どこにでもあるような
待合室ではないんだ。」
人生。
人生模様。
それぞれの状況。
外からでは見えないけど
人は
いろんなものを抱えて生きている。
重いものを抱えながらも
それでも
にこやかに笑って
毎日毎日を生きている人がいる。
涙がこみあげてくる。
60代の夫婦が待合室を出て行く。
そして
自分たちも。
面会は言うまでもない
涙涙涙。
帰り。
刑務所の門。
後ろを振り返る。
いろんな人・・・
いろんな人生・・・
いろんな生きる・・・
いろんな運命・・・
いろんなこの世・・・
何とも言えない気持ちのまま
外界に溶け込んでいく。
みんな
なにかしら抱えながら
それでも
にこやかに
前を向いて生きていく。
これが人間力。