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新学期!学校の先生と塾の先生の違いとは。

こんにちは、コツメカワウソ先生です。新学期に入り、もうすぐ一か月が経ちますね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。入学やクラス替えで環境が変わった方も多いのではないでしょうか。新しい環境にはもう慣れましたか?新しい教科書に最初に折り目をつけるときなんだか緊張とワクワクの混じった不思議な感覚になりますよね。「前の学年までこの教科は苦手だったけど今年はいけそうな気がする」「ここから新しい分野が始まっていくんだ、頑張ろう」「今年こそはこの教科書すべて理解してやろう」これは私の学生時代の実際の心の声です。共感する方もきっといるはず。。もちろん間違ってはいないです。多かれ少なかれ年度始めのその意気込みは大事です。しかし、往々にして新年度の学習内容は前年度までの学習内容を踏まえているものです。学校によっては前学年までの復習から始めるところもあるかもしれませんが、多くの学校では前年度までの内容は理解しているものとして授業は進んでいきます。これは学習指導要領に一年間に学習する範囲が定められていて学校の先生は計画的にその範囲をすべて扱わなければならないため仕方がないことなのですが、、、正直、前年度までの内容に穴がある状態で新年度の内容を積み重ねていくのは難しいです。どこかのタイミングで復習しなければついていくのが難しくなります。これは勝手な持論でもなんでもなくて私の実体験に基づく話です。(笑)だからこそ新年度に入ってまだ日の浅い今の時期、新年度の学習内容がまだそんなに進んでいない今の時期だからこそ前年度までの不安な単元の復習をしてほしいのです。数学の計算の仕方に不安があるのであれば前の教科書やワー
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"子供に勉強させたいけれど、どう声をかけたらいいの?" 東大生の親が実践する、子供の学び心を育むコミュニケーション術

はじめに:子供が自ら進んで学び、成長する姿を見ることは、母親として何よりも嬉しい瞬間ですよね。しかし、どのように声をかけたらいいのか、勉強をどのように進めさせたらいいのか、悩む母親は多いはず。もし、子供に勉強をさせることが難しいと感じているなら、あなたは一人ではありません。実は、東大生の親たちは独自のコミュニケーション術を用いて、子供との勉強の時間を有意義に過ごしています。この記事では、それらのコミュニケーション術を具体的に解説し、あなたの悩みに寄り添いながら、子供との学びの時間をより良いものにする方法をご提案します。1.「今日は勉強しなくていいの?」と質問してみる勉強する意図を子供自身に見つけさせるためには、どのように声をかけるかが重要です。例えば、「今日は勉強しなくていいの?」と質問することで、子供自身がどのタイミングで勉強を始めるかを考えるきっかけを与えることができます。2.日常の生活にも同じアプローチを日常の会話の中で、子供に対しても質問を投げかけることで、自分で考えて答える機会を増やすことができます。これは学びだけでなく、日常生活の中でも効果的です。3.一緒に悩んで解決しよう子供が何かに悩んでいる時、一緒に解決方法を考えることで、子供の自立心を育むことができます。4.注意点主導権は子供に: 子供に自ら考え、行動する機会を提供し、最終決定は子供に任せることが大切です。参考意見は多角的に: 様々な視点からアドバイスを提供し、子供にとって理解しやすい言葉を選びます。母親として、子供の学びのサポートをすることは簡単なことではありませんが、少しのコミュニケーションの工夫で大きな
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支援学級介助員が考える小学校本当 vol.3『スモールステップ』

支援学級介助員、おだやか支援室のえみなつです。『スモールステップ』ってご存じですか?目標を細かくわけて、出来る事から達成して、積み重ねて行く。って感じの事なんですけど。教育では、スモールステップって大事!って言われますよね。私もめっちゃ大事と思います。(理由は色々ありますが今回は割愛。私これ、娘で苦い経験しました。気になる方はメッセージ下さい。)ただ、肝心の学校では『スモールステップ』が活用されているかと言えば、「そんな事ない!!」って思っちゃいます。学校は文科省がさだめる、学習指導要領に沿って授業をしなきゃならないし。やる事いっぱいで、スモールステップとは程遠い…泣けますね。お子さんの学校の生活面、成績、発達、スモールステップを活用する事でのメリットを三つ!①成功体験を得られる②継続に対してハードルが下がる③〇〇〇が上がるメッセージ頂けましたら③をご説明いたします♪私のように失敗しない、スモールステップの活用の仕方ご案内します。もちろん無料です、ご安心下さい。ブログを見た!で無料相談を受け付け中です。何でもお気軽にメッセージ下さいね。
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新課程の高校生に強くオススメしたい参考書

今年の高校2年生から新課程の学習指導要領になっていますが、書店でも新課程の受験生向けの参考書や問題集が次第に増えてきました。難関大学を目指している高1、高2の人向けに、現在書店で入手可能な問題集でこの夏からぜひ挑戦してほしい問題集をお伝えしていきます。◎数学杉山義明『入試数学 「実力強化」問題集』(駿台文庫)収録問題数は1292問。いわゆる定石を覚えるための問題集です。高3からだと分量的に厳しいですが、高2の夏休みから取り組むのであれば、ちょうどよい分量です。この問題集は、どの問題集にも載っている有名問題であっても、意外な別解がところどころで紹介されています。◎化学卜部吉庸『化学の新研究 第3版』(三省堂)分厚い辞書のような参考書ですが、理系の難関大学を目指す受験生でこの本のお世話になったことがない人は、おそらくいないでしょう。今年の春に新課程用の第3版が出ていますので、今のうちからしっかり読み込んで知識を肉厚なものにしていきましょう。卜部吉庸『化学の新標準演習 第3版』(三省堂)『化学の新研究』の著者による問題集です。収録されている問題は定期テスト~共通テストのを対象にしたものですが、国立難関大2次レベルなら『化学の新演習』の新課程版が出るまで待たなければいけないかもしれません。とはいえ、多くの高2生にとっては新標問で十分でしょう。◎英語 石橋 草侍、里中 哲彦、島田 浩史『大学入試 英単語最前線2500』(研究社)既存の英単語帳とは一線を画す構成の新刊書です。英単語→日本語の書き換えにとどまらず、その単語にまつわる背景知識も身につきます。ターゲットなどの定番単語帳をやり終え
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ライバルは大事

個別指導・家庭教師Study Room 代表のアスカです!本日は成績up体験記をご紹介します。 今回は、私が初めて指導をした二人の生徒についてお話しようと思います。 私が当時土曜学習コースにいた生徒の中で同じ中学で比較的成績も同じような生徒がいました。 片方は、理系科目が得意で文系科目が苦手。もう一人は全体的に得意不得意が特にありませんでした。 家も近くだったようで同じ時間に来て同じ時間に帰るそんな仲でした。 そんな二人をみて一つ試したいことが出来ました。 土学は、同じ時間に二人しかいないため毎回時間を計って同じ問題を解き点数を競わせるようにしました。 二人ともそれには乗り気で楽しみの部分もあったのかなと思いました。 問題を解説するときは、片方しか正解していない時は正解している子に解説を。二人とも間違っている時は私が解説をしました。 これを続けたら毎回の学校のテストでも二人は競い合うようになりより点数にこだわるようになりました。 そうなると普段の勉強に対する姿勢も変わってきます。 特に文系科目が嫌いな子が自分から進んでそっちの勉強をするようになりました。 そうなると自然と点数が上がり、もう一人も負けじと勉強をしていきより点数が上がる相互作用がありました。 最終的には二人とも志望校に合格することができました。 このように土曜日の休日に落ち着いた日だから出来る事があると思うので今後もより生徒が楽しく勉強が出来る環境を作っていこうと思います!(๑╹ω╹๑ )
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小音でテレビをつけながら勉強・副業をする

自分が芸能人でどんな才能でも身につけられるのなら「歌手」になりたいボンチです。 やはり、歌手のパワーというか、注目される人数は計り知れませんよね。 男性ながら「B'z」の稲葉浩志さんや福山雅治さんのような感じには憧れますね。 今回のテーマは「小音でテレビをつけながら勉強・副業をする」です。 こちらのノウハウは >勉強・副業の息抜きになる「見慣れた、聞き流しができる、大好きな動画」 の簡易版のやり方です。 上記のノウハウでは、何か物寂しいときや集中できない時に「すでに見慣れた大好きなYoutube動画」 などを聞き流して、集中できるまでモチベーションを上げたり、寂しさを紛らわすというものでした。 今回の「小音でテレビをつけながら勉強・副業をする」も似たところがあって、 「小音でテレビを付けておくと寂しくない」 「勉強に集中したいときの最初のステップにしやすい」 という特徴があります。 もちろん、最初から集中できる場合はこのノウハウは全く使用しなくてOKです。 しかし、周りが静かすぎると集中できない方や少し雑音がある方が集中できる方というのも中にはいるんですね。 また、そのテレビ番組を選ぶポイントとして 「あまり見たいと思わない、またジャマだと思わない番組」 を選ぶことをオススメします。 そうすることで 「特にテレビは付いているけど、そんなに気にせずに勉強・副業をやるかな?」 という気持ちになってきますので。 そして、小音でテレビにある程度慣れてきたらテレビを消すなどして ◯タイマーを2つ使う (任意の時間、行動タイマーと休憩タイマーと定義、休憩タイマーから押して心の準備を始める)
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模範解答は絶対的存在ではない

子どもたちの多くは「模範解答は絶対に合っている」と思っています。いや、何なら「模範解答は『神』だ」くらいの感覚の子どもたちもよく見かけます。場合によっては大人である保護者や、ひどい場合には学校の先生でもそれくらいの感覚の方を見受けます。そんなわけありません。「模範解答は人間が作っている」場合によっては問題集の解答などはアルバイトが作っていることもあります。この「模範解答」教とでも言うべきものに入信してしまうとやっかいです。どの科目でも問題集の模範解答が間違えているということは、学年が進むにつれてよくあることです。また、間違えていなくても解答の記述方式が2つ以上あるのに、模範解答が1つしか書いていないということもあります。たとえば算数で、解答方式に指定がなければ小数で答えても分数で答えても問題のないことがよくあります。(有限の小数、既約分数などの条件はありますが)しかし模範解答にどちらか一方しか書かれていなければ、別の方を書いた子供は×だと思い込んでしまいます。国語はもっとやっかいです。自由記述の問題の模範解答は解答例に過ぎないこともよくあります。それでも「模範解答」教の信者の子どもたちは、全く同じ答えが書けない自分のことを責めます。私が子どもたちに何かを教える場面で、模範解答を示す必要があるときは「モハン・カイトーさんの答を見てみよう」と擬人化します。模範解答は「神様」ではなく「頭のいい友だち」くらいの感覚で見た方がいいかなと思います。そしてやっかいなのは、小学校の先生に「模範解答」教の信者が結構いらっしゃることです。保護者の方はちょっと気を付けておいた方がいいポイントかもしれ
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英語ができる子できない子

英語ができる子といってもいろいろなタイプがあるし、できない子といっても来年にはできる子になっているかもしれません。「英語のセンスがない」と言われていたのに、通訳など英語を仕事にしている人も少なくありません。「できる/できない」なんて、簡単に言えることではありませんよね。学校の成績が悪かったのに後に大きな功績を遺す人が多いのは、その人が例外的だったからではありません。他の人があまり深く考えないでひょいひょいとクリアーしていたことを、こだわって考えてしまうから速く進めなかったのかもしれません。英語もそうです。「『どうして』なんて考えてもしょうがないんだよ、英語は。ただ覚えろ。」なぁんて言われても、納得できない子もいます。例えば、なぜyouのbe動詞がareなのか?そもそも英語のyouには単数の場合と複数の場合があります。そして、実はフランス語も同じ。youに当たるフランス語はふたつ、tuとvousがありますが、単数と複数で使い分けるとは限りません。tuは主に親しい間柄で用い、vousは距離がある言い方です。vousは、単数の場合と複数の場合があります。例えば、お客様にお話ししている場合、相手がひとりでもふたり以上でもvousを使います。つまり、「あなた」と「あなた方」が同じ単語になるという点では、英語と共通しています。(ちなみに、tuで話す間柄であっても、tuが複数になるとvousに変わります。「宿題やった?」とひとりの子どもに聞く場合はtuで、二人以上の子どもに同時に聞くならvousです。)私は「なぜyouのbe動詞がareなのか?」という質問には答えられませんが、ヨーロッパ系の
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Firebaseはインスタント食品みたいなもの!

Firebaseはインスタント食品みたいなもの!Firebase を一言で例えるなら、料理でいうインスタント食品のような物です。 基本的な味付けは済んでいて、温めるだけなど簡単な作業でそこそこ美味しい食事になりますよね。Web 開発でも、Firebase があれば、基本的な機能(味付け)はできているので後は、上手くまとめる(綺麗に盛り付ける)ことをやれば、短時間で Web アプリや Web サービスを形にすることができます。もっと本格的に料理をしたい人の場合は、さらに深く料理を学ぶように、プログラミングももっと本格的に学びたい人は、さらに深く学んでいけばエキスパートに慣れるということです。Firebase の機能を使えば実装は簡単に!データベースやユーザーの認証、Web ホスティングなど、Web アプリや Web サービスを開発する上で、基本になる機能をまとめてサポートしているのが Firebase です。Firebase を利用すると、個々の細かいところを気にしないで必要なアプリやサービスの機能を実現することに集中できます。Firebase の機能は簡単な Javascript の関数(メソッド)を呼び出すだけで使えるので、深い専門知識はなくても本来ならばきちんと学習しないと実装が難しい、データベースやユーザーの認証が初めてでも簡単にアプリやサービスに取り込めます。「作る」ことに集中するのが最初のステップですWeb アプリや Web サービスを作るには、意外にたくさんのことが必要です。HTML、CSS、Javascript をある程度勉強しても、実際に Web サービスと W
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勉強のやり方の勉強 その2

おはようございます。 とっしゅです。 大人の人のまばたきは、1日に1万5千回もしているそうです。 いやぁ、それにしても1万5千回。 まぶたむきむきになりそう。   さて、今日は、勉強のやり方の勉強その2です。 その0、では勉強の意識とかそういう感じ。 その1、では3回を3日間のくわしい意味について。 かわいさがかわいい。 さて、その2でご説明するのは コイツです。 よく「覚えるのがニガテ」と聞きます。 僕もです。ただ暗記力は「力」です。 筋力トレーニング、いわゆる筋トレをすると筋肉つきますよね。 それを同じでトレーニングをすると暗記力はつきます。力ですからね。 たぶん、世の中の「力」が付くものは、トレーニングでつきます。 計算力、持久力、忍耐力、画力、戦闘力、吸引力はダイソン、などなど 記憶も吸引ってかっっガハハさて、暗記ってなんだよ、というところから。 ぐーぐる先生は「文字を見ないでも言えるように、そらで覚えること」だと仰っています。 では、記憶、とはなんでしょうか。 ぐーぐる先生は「過去に経験したことを忘れずに覚えていること」だと仰っています。 暗記とは、記憶の一部分ということですね。 勉強、特に暗記で解くようなテストの問題は、 覚える+思い出すことができて初めて問題が出来ます。 このシリーズ最後の「ながら勉強」でもお伝えしますが、 その1の中で、「3回練習=覚える・確認テスト=思い出す」です。 で、今回の暗記力というのは、覚える力です。 なにか3回を3日間練習したときに、どのくらいの量を覚えることができたか。 それのトレーニングです。 トレーニングで暗記力が上
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勉強のコツ⑱:時には他人に分かるように書いて知識をまとめてみる

 アウトプットはインプットの器を拡大する上で不可欠ですが、直接人にしゃべったり、教えたりする以外に文章を書くという方法があります。実は、「書く力」は「言語能力の集大成」(「聞く」「話す」「読む」の最後に来る)とも言えるもので、例えば英語がペラペラのアメリカ人でも優れた書き手であるとは限らないように(同様に日本語がペラペラの日本人でも優れた日本語文章の書き手であるとは限りません)、訓練しないととても他人が読んで理解・評価に耐えるものとはなりません。したがって、こうした訓練を重ねていくと、逆に書き手の論理展開もはるかに理解しやすくなり、問題文の理解や読書のスピードアップにもつながっていくのです。  例えば、現代文の評論の読解では筆者の意見を論理的に理解していく必要がありますが、小論文はこれと逆の作業を行なうので、小論文の練習をしていくと現代文の読解力も増してきます。また、英語の勉強は本格的に開始しても最低3か月~半年は芽が出ない(いわゆる「出来る気がしない」期間です。この不毛な期間の存在をあらかじめ知っていないと挫折する確率は高くなります。英語の勉強に挫折するのは、ほとんどがこの「勉強開始直後の落とし穴」の時期に当たります)ものですが、これを短縮して、英語力を一気に伸ばそうと思えば「強制的アウトプット法」たる「英作文」の練習をする以外にないのです(もっと早くレベルアップしたければ、英語圏で英語のみの生活に浸ることしかありません)。 「かつて明治の文豪・高山樗牛(たかやまちょぎゅう)は「文は人なり」と喝破したが、これは千古の真理であるといってよい。頭のよい人の書いたものはすっきりして
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勉強のコツ⑰:「伝える」ことを前提に本を読むと、ポイントが早くつかめる

 本を読んでいて、「これはスゴイ!」などと思ったりすると、「早速、誰かに教えてあげよう」と思ったりします。実はこういう意識で本を読むと、重要なポイントを的確にとらえていくことができるようになるのです。「この本のこことここは面白い。これは衝撃的な事実だ。これをこんな風に言えば、きっとびっくりするぞ」と考えながら読むということは、それを聞く側の人の反応を想像しながら、読み進めていくことに他なりません。つまり、どこがおもしろく、どこに意義があって、それをどうまとめて、どう伝えれば、一番インパクトが増すか、と考えているうちに、知らず知らず、分析・判断・加工・表現といった訓練が行われているわけです。したがって、サービス精神旺盛な人ほど自己成長も豊かになされていくのです。
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勉強のコツ⑯:人に分かりやすく教えようと思うと「本当に分かる」

 例えば、20人の英語のクラスで1年間学んだ場合、最も実力アップするのは一体誰でしょうか?自習もできる成績のいい上位層でしょうか、それとも授業の照準を当てられやすい中位層でしょうか、はたまた救済措置がしばしば取られる基礎学力に不安を抱えた下位層でしょうか。いやいや実は最も実力アップするのは「先生自身」なのです。このことに気付いた人は、何とかして「教える機会」を持とうとするものです。これはどの科目にも当てはまることで、分かりやすく教えようとすると、理解が根本的に深まるのです。そもそも本当に分かっていないと、誰にでも分かるように教えることは不可能です。特に「デキる人」を教えるのは簡単なことですが、「デキない人」を「デキる」ように教えることは、最高の「自教力」を生むのです。  もちろん、簡単に説明するには難しいものもありますが(例えば、「フェルマーの最終定理」を簡単に説明してと言われても困るでしょう)、一般的には「素人・門外漢に分かりやすく説明できないことは、本当には分かっていない」(相手が分かりやすいようにかみ砕いて説明できるほどには分かっていない)ということですね。長野県の田中元知事が「おばちゃんでも分かる言葉で説明してくださいよ」と県庁の役人にしきりに要求していましたが、この観点は実に大切なことなのです。
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勉強のコツ⑮:まずは友達同士で問題を出し合うことから

 ところで、「人に教えつつ教わる」といっても大それたことではありません。その一番素朴な形は友達同士で問題を出し合うことでしょう。クイズのように楽しくやっていけば、つまらない勉強も意外におもしろくすることができます(例えば、「英単語のしりとりゲーム」などがあります)。「人に問題を出す」「人に対して分かりやすく説明をする」ということは簡単なことのようですが、意外に難しく、自分自身の勉強になるものです。場合によっては、「これはどういうことなんですか?」と先生に質問に行って、教えてもらった内容を、「それはこういうことなんだよ」と友達に教えてあげることも効果的でしょう。普通の友達関係の中でいきなりこれをやるのは変ですが、予備校でなら皆勉強しに来ているわけですから、いくらでも可能なはずです。 「教えることによって学ぶということもある。家庭教師をやった人には、すぐにわかるだろう。教えるためには、内容をよく理解していなければならない。また、ミエも働く。教える立場になれば、あとに引けない。だから、クラスメイトに教える立場に自分をおくことは、大変よいことだ。 文章を添削しあうのもよい。自分の間違いを指摘してもらうだけでなく、他人がどのような間違いに陥りやすいかもわかる。」(野口悠紀雄『「超」勉強法』、講談社)
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勉強のコツ⑭:他人の頭で考えると時間が圧倒的に短縮される

 実は「他人の頭で考える」「他人の頭で勉強する」ことはきわめて有効な勉強方法です。ある流行本を読むのに3日もかかるとしたら、それをもう読んだ人に「どうだった?どこがおもしろかった?」と聞けば、10分ぐらいでポイントを教えてくれるでしょう。分からない科目は先生でも友達でもとにかく分かっている人に聞くのが一番早い方法です。  逆に自分の頭を他人のために使ってあげることも、相手の時間を短縮してあげるばかりでなく、自分にとってプラスになります。インプットばかりしていると、だんだん吸収力が落ちてきますが、アウトプットを時々するように心がけると、吸収する器そのものが大きくなっていくのです。自分が知っていることでも、人に説明しようとするとあれこれ考えざるを得ません。これによって自分の考えも整理されることになります。実は「教えること」はそのまま「教わること」に他ならないのです。吉田松陰もある入塾者が「謹んで教えを乞います」と師弟の挨拶をしたところ、「私は教えるということはできません。しかし、諸君と共に講究しようではありませんか」と応じたと言います。
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勉強のコツ⑬:見出し読み(headline reading)は速読・多読を可能にする

 ところで勉強を飛躍させるためには、速読・多読の技術が必要となってきます。これは「情報処理=ポイントをピックアップし、不要なものを捨てる技術」に他なりません。「ポイントのピックアップ」に照準を当てればスキミング(ざっと読み)・スキャニング(探し読み)ということになりますし、「不要なものを捨てること」に照準を当てれば「捨てる技術」となります。大体、情報処理が不可欠であるような人の仕事術は、「自分が書いたり、話したりするのに直接必要な限りにおいて、拾い読みをする」というのが当たり前になっていると言えるでしょう。  そのために具体的に何をしたらいいかというと、それが「見出し読み」です。特に英字新聞・英字雑誌の場合、まずその英語量に圧倒されてしまいがちですが、個々の記事を一言で言い表わしているのが「見出し」に他なりません。そして、それに補足説明を加えたのが「リード文」です(特に日本の新聞の場合)。さらに英字新聞は特に顕著ですが、知識が全く無い人にその内容を伝えることを念頭に置いているので(だから記事が長くなるのです)、最初のパラグラフになるべく全体説明が来るようにしています(英字新聞では第一パラグラフがリード文の役目を果たしているわけです)。したがって、「見出し→リード文→第一パラグラフ」の順に読んでいけばその記事が何を言わんとしているかがつかめるのであり、この段階で興味が湧かないものは関心が無い記事として読むのを打ち切り、理解できないものは今の自分のレベルを超えている記事として切り捨てればいいのです。例えば、タイムを隅から隅まできちんと読もうとすれば1日あっても無理でしょうが、見出し
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勉強のコツ⑫:比較読書(comparative reading)は分析能力を高める

 ところで、読書は量の確保も必要ですが、その効果も考えて、質を高めることが重要です。ここで有効なのが複数の情報源を持つことでしょう。例えば、新聞を1紙だけでなく、論調の異なる2紙を取ると、1つの事件に対しても2つの見方があることを知ります(1紙だけだとまずその意見をうのみにしてしまいがちです)。具体的には読売新聞と朝日新聞、読売新聞と日本経済新聞、朝日新聞と日本経済新聞などといった組み合わせが考えられるでしょう。さらに読売新聞とデイリー・ヨミウリ、朝日新聞とヘラルド朝日といった組み合わせですと、日本語表現と英語表現の対応や記事の扱い方の違いについても知ることができるでしょう。  同様に英字週刊誌でも、タイムとニューズウィークを同時に購読すると、物事に対する見方や知識が多様になってきます(タイムはけっこう企画にこだわっており、ニューズウィークは相当タイムを意識しているので、対抗企画をよく打ちます。パクリもありますね)。また、タイムとエコノミストを同時購読すれば、タイムは写真誌・ビジュアル誌としか思えなくなりますし(けっこう読者にこびています)、エコノミストは反対に文字ばかりですが、イギリス英語の持つ「センス」に嫌でも気づかされていくでしょう(タイムを悪く言う人はいても、エコノミストを悪く言う人は滅多にいません)。あるいはニューズウィークの日本語版と英語版を同時購読すると、日本語版スタッフの言語能力の高さを知ることができるでしょう。  つまり、情報源が少ないと判断材料が少ないので、その情報をそのまま「そういうものか」と受け止めるしかありませんが、情報源が複数になってくると、別に比較
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勉強のコツ⑪:同時並行読書(parallel reading)は情報処理能力を高める

 読書は勉強上欠かせないことですが、同時並行で数冊読むことが情報処理能力を知らないうちに高めてくれます(知識が増えてくれば、「速読」も自然にできるようになります)。昔から「三上(さんじょう)」といって、馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)の3つの場所は、考えをまとめたり、文章を練ったりするのに最適な場所とされてきました。現在なら、「馬上」は「車上」(通勤・通学途上の車中)になるでしょう。実際、資格試験や事業の成功者の体験談を読むと、必ずと言っていいほど「ハンパ時間の活用」を挙げていることに気が付きます。「勉強したいけれどなかなか時間が取れない」というのではなくて、「時間を作り出すもの」、それこそ「5分、10分といったハンパ時間なら1日のうちに無数に転がっている」という考え方をしているわけです。  例えば、カバンに必ず1~2冊の本を常に入れて、移動時間中に読むわけです。ある調査によれば、サラリーマンが最も読書に集中できる時間が、何と「通勤時間」だということです。けっこう騒音も話し声もあるのに、周りを気にして神経質になることはまずありませんから、集中しやすいのでしょう。これがために、わざわざ帰りに山手線を1周して読書している人もいるほどです。できれば飽きた時の気分転換のために、別ジャンルのものを2冊以上持ち歩くとよいでしょう(少なくとも1冊は文庫か新書にしておけば、カバンに入れずともポケットに入れて持ち歩けます)。ちなみに「読むスピード」は「座っている」時より「立っている」時の方が早く、さらに「歩いている」時の方がもっと早くなることが知られています。  また、トイレの中に簡易
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勉強のコツ⑩:「目で考える」(visual thinking)と論理力がアップする

 論理の力をアップさせるキーワードは「一言で言えばどういうことか」「端的に言えばどういうことか」ということですが、これは「概念」(短い言葉の中にたくさんの内容が圧縮されたもの)を駆使することに他なりません。だから、「漢字力は国語力を左右する」(例えば、漢字をあまり知らない人が高度な内容を考えることは難しいのです)とよく言われるわけです。  では、そのためにはどうしたらいいかというと、それは「目で見て考えるようにする」ということがコツとなります。ちょっとした問題でも頭の中で整理して考えを進めていける人は、なかなかいるものではありません。何でもかんでも書いてみて、図示して整理するクセをつけると、驚くほど論理力がアップしてきます(アナウンサーの新人教育でも、この「図示させる」という方法がとられたりします)。  実際、抽象論理の代表である数学でも、方程式をグラフで表わすと、視覚的になってイメージしやすく、理解がグッと深まることは誰でもよく経験することです。そして、こういう「視覚化」(visualization)に慣れてくると、だんだん頭の中でもできるようになり、こうなってくると議論や面接、問題整理などに強くなってくるのです。
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勉強のコツ⑨:学力の本質は「論理的思考力(logical thinking)」にある

 「英語の勉強は単語の暗記から」「最終的に英語力はボキャブラリー(語彙=使いこなせる単語・熟語の量)で決まる」とはよく言われることですが、ここには隠れた大前提があります。それは「個々の知識を体系化する力」、すなわち「論理的思考力」が必要とされているということです。いろいろな糸(素材)をたくさん集めれば、きれいな服をたくさん作ることができますが、ただ集めただけではダメで、それらを編まないと服にはならないわけです。この編み棒(あるいは織機)に相当するのが「論理的思考力」なのです。英語でもある文章を読む時に最も困難が生じるのは、個々の単語・熟語の意味が分からないケースではなく(辞書で調べればおしまいです)、文法事項が分からないケースでもなく(文法書で確認すればおしまいです)、「個々の単語・熟語も文法も分からない所はない、でも全体の意味が分からない」というケースなのです。  例えば、「I is ninth.」という短い3単語からなる文章を見た時に、どう理解するでしょうか?「I」は「私」、「is」は「です」、「ninth」は「9番目の」ですから、中学生でも知っている単語です。ですから、「私は9番目です」という意味かなあと思って、「9人兄弟で9番目なのかな」「順番に並んでいて9番目に立っているのかな」などといったイメージが湧くことでしょう。ところが、文法を知っている人であれば、「でも、それならI am ninth.になるはずだ」とすぐに疑問に感じます。この文法の知識も「3単現(3人称単数形現在)のs」に該当するもので、やはり中学校1年の英語の学び始めに覚えます。「何か変だなあ~」と感じると
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勉強のコツ⑧:疑問を持つと理解が深まる

 さらに勉強の理解を深めるためには、「学んでいる内容に対して疑問を持つように心がける」、あるいは「心の中に湧いてくる疑問を大切にする」ということが欠かせません。丸暗記も当然必要ですが、同時に疑問を感じる感性が物事の理解を深化させてくれるわけです。  例えば、「2本の平行な直線はどこまで行っても交わらない」ということはユークリッドの定義以来、当たり前のことだとして誰も疑問に感じませんでした。「そもそもどこまで行っても交わらないから平行と言うんじゃん、こりゃ定義だぜ」と思ってきたわけです。ところが、「交わることもある」と考えた人がいたのです。実際、地球のような球面上では2本の平行な直線は両極で交わってしまいます。ここから非ユークリッド幾何学が生まれ、これが無かったらアインシュタインの相対性理論も生まれなかったのです。  あるいは投資の世界でヘッジファンドが世界中で暴れまくっていた時、「株価が上がっても下がっても大儲けする」手法が注目されました。株価が上がれば儲かるというのは分かりますが、下がっても儲かるなんて不思議だとは思いませんか?これは別にヘッジファンドに限らず、伝統的な「空売り」をして、値が下がった所で安く買い戻せば差額分だけ利益が生まれる技術に他なりません。ただ、ヘッジファンドはデリバティブ(金融派生商品)取引を駆使して、レバレッジ(少ない投資資金で大きなリターンを実現する「てこの原理」のこと)を効かせるために利幅が大きくなるだけのことです。いずれにしてもこうした疑問を持つことが好奇心を刺激して、関心を高め、理解への意欲をかきたててくれることがよく分かることと思います。 こ
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勉強のコツ⑦:「自分の問題」としてとらえると学力が急激に増す

 では、まだ興味・関心が強く生じるほどには知識の蓄積が至ってない場合はどうすればいいのでしょうか。ここで重要なことは、どの段階でも将来性・必要性を考えて意義を確認することがやはり必要だということです。例えば、英語の勉強自体はつまらないとしても、「大学受験を考えればやっぱり英語をやっておかなければ」「将来のことを考えると英語ができるようになりたい」といった意義を確認すれば、耐えることができるでしょう。そして、ある程度、知識と理解が深まってくれば、興味・関心も生まれ、それ自体をおもしろく感じることも出てくるのです。つまり、つまらない勉強ほど「自分にとっての意義と価値」を確認する必要があるということです。  人間にとって最も苛酷な刑は「無意味なことを繰り返しやらせること」だと言います。例えば、朝から晩まで穴を掘らせ、掘ったらまたそれを埋め直させる。これを繰り返させていくと、どんな人でもネを上げるというのです。逆にどんなにつらくてもそれに「意義」を見出せれば、人間は耐えていけるとされます。つまり、「問題意識」の出発点は「(自分にとっての)意義と価値(の確認)」にあると言ってもよいでしょう。行動科学的管理論を唱えたアメリカ人学者マクレガーは「人が献身的に目標達成に尽くすかどうかは、それを達成して得る報酬次第である」と述べています。  わずか1年半の教育で国家的人材を驚異的に輩出した松下村塾の吉田松陰は、村塾にやって来る青年に対して、「あなたは何のために学問をしようと思うのですか」と尋ねるのが常であったと言います。実際、外国語学習や留学の準備などでも、「何のためにこれをやっているか」という
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勉強のコツ⑥:知識量が増えれば自然におもしろくなる

 勉強はたいてい無味乾燥なものですが、それをおもしろくできるかどうかは、その分野に興味・関心を持つこと、理解できることが増えることにかかっています。つまり、知識がほとんどないのに興味津々ということはなく(もしもあるとすれば、ただの「あこがれ」でしょう)、逆にどんなに無関心だった分野でも、知っていることが増えてくれば、自然に「おもしろさ」が感じられてくるものだということです。  例えば、「It’s Greek to me.」(それは私にとってはギリシア語みたいなもんだ、私にはチンプンカンプンだ)というシェークスピアが作った有名な言葉があるように、ギリシア語が好きでしようがないという人は実に限られているでしょうが、「複雑系の出発点となったカオス理論はギリシア神話に出てくるカオス(混沌)から取ったんだって」「地球を1個の有機体と見るガイア仮説もギリシア神話のガイア(大地)から取ったそうだ」「日産の車のタイタンもティターン(巨人)に由来している」「フロイトが唱えたエロース(生の本能)とタナトス(死の本能)もギリシアの神々に着想を得ているんだよ」などといった知識が増えてくると、ギリシア神話が西洋文明にもたらしているインパクト、ギリシア語の影響力といったものに自ずと関心が芽生えてくることでしょう。  あるいは英語の代名詞を学ぶ際に出てくる「格(ケース)」(主格・所有格・目的格の3つがあります)といったものがありますが、これがおもしろくてたまらないと言う人はまずいないでしょう(そんなマニアックな人には近づきたくないと思いませんか)。ところが、ドイツ語(その直系先祖であるゲルマン祖語は英語の先
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勉強のコツ⑤:「自習」ができるかどうかが大きな分かれ目

 一般的に「1人で学ぶこと」を「自習」と言いますが、実はこの「自習」ができるかどうかは決定的な分かれ目になると言ってもよいでしょう。同じ「勉強ができない」というレベルでも、「自習もできない」人はレベル0、「自習は一応できる」人はレベル1ということになります。この2人の差はわずか1しかありませんが、レベル0の人はどこまで行っても0のままであるのに対して、レベル1の人は時間さえかければレベル50にもレベル80にも進化・発展していくことができるのです。レベル50の人とレベル1の人の学力差は49もありますが、この差よりもレベル0とレベル1の「1の差」の方が大きいのです。つまり、「自習ができるようになれば、学力向上はほぼ約束されたようなもの」なのです。  環境的な問題で言えば、「生活空間」としての家と「勉強空間」としての予備校をはっきり区別して、予備校へは「勉強しに行くんだ」というケジメをきちんとつけることが肝心です。はっきり言って家でも変わりなく相当集中して勉強ができる人というのは、学力上の不安は全く無いと言ってもよいでしょう。ほとんどの人はそうではありません。また、予備校に通っていない人はわざわざこの「勉強空間」を確保するために、朝8:30くらいから図書館に並んで、必死に場所取りをしているのです。予備校へ通っている人は最大限そのメリットを行使すべきです。自習室で勉強し、分からなければ質問に行き、疑問があれば相談し、必要があれば情報提供を受ければいいのですから、これを目いっぱい活用しない手はありません。特に英語や数学であれば、授業の前に予備校へ行ってその日の「予習」をし、授業が終わって
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勉強のコツ④:とにかくメモ魔になりましょう

 授業でノートをあまり取らない人もいますが、これはいけません。その場では「フン、フン」と納得したことであっても、3日後、1週間後、半年後にどれだけ覚えているかと言えば、ほとんど残っていないのが現実です。「未来の自分を当てにしない」という基本姿勢で、大事だと思ったことは片っ端からノートに書いていくべきです。こうした「とにかくメモを取る」という姿勢は、授業のノートに限らず、有益情報をこぼさないための最低条件なのです。  しかし、人によっては書くのがゆっくりで、全部書ききれないという人もいるでしょう。実は「書くスピードが遅い」ということは「情報処理のスピードが遅い」ということに他なりません。したがって、書くスピードが遅い人は読むスピードも遅いものです。訓練して書くスピードを上げましょう。それがそのまま情報処理能力を高めることにつながってきます(読書や英文解釈なども一種の情報処理に他なりません)。
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勉強のコツ③:予習すべきは英語と数学

 知識系科目であれば、基本的に「授業中心主義」で問題ありません。何度も何度も基本から応用までリピートしていくという授業に出続ければ、1~2回出席できなかったとしても致命的になることはなく、本当に重要な内容は繰り返し出てくるので、反復の回数によって定着度は増してくるからです。ところが、英語だけは授業に出て初めてその単語を目にするという状態だと、吸収率はぐっと下がってしまいます。元々覚える内容が膨大なので、いくらポイントをしぼるとしても、やはり事前に予習をして、知らない単語は一通り辞書で調べておく、分からない文法事項は文法書で調べておくぐらいのことはしておくべきです。同様に数学も「予習中心主義」を基本的スタンスにすべきでしょう。同じ授業に出ても、定着度、吸収率、勉強効果が格段に変わってくるのは、この授業に出る前の準備によるということになります。「仕事は段取りで決まる」と言いますが、英語と数学に関してはまさにこれが当てはまります。  特に英語に関しては事前に質問が出てもいいぐらいです。「予習したけれどもここが分からなかった」「どうしてもここの意味が通らない」といったことが事前に詰められていれば、授業はそれを中心に確認する「復習」の場となりますし、待ち切れなければ授業の前に聞けばいいのです。
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勉強のコツ②:授業は90%以上参加し、遅刻しない

 専門予備校を利用する上で最も重要なものは「授業」と「情報提供」になります。特に学力をつける上では授業は皆勤を目指すべきで、最低でも90%以上出るように頑張るべきです。また、1~2度休んでしまうと来づらくなってしまいがちですが、「分からないからこそ授業に出るんだ」と割り切って、仮に長期欠席していたとしても、いつからでもどこからでも授業に出るべきです。ただ先生がしゃべり、板書する内容をノートするだけでも、それが3ヶ月、半年、1年と続いてくると相当量が蓄積されてきます。受身の姿勢でもこうなってくるので、授業は参加しないとソンだと思い切りましょう。また、先生に対して「こうして欲しい、ああして欲しい」といった要望などがあれば、直接言いづらい場合は事務局に言えばいいのです。  また、50分授業の場合など、遅刻するのはもったいない限りです。大体、どんな授業でも最初に1番大切なことを言うものです。「最初」を逃すことは限りなくもったいないことなのです。授業開始時間に間に合わないということを日常的に重ねていると、本番の試験時間に間に合わないことすら起きてきます。勉強の進み具合といったことに「完全主義」は禁物ですが、「授業に90%以上参加する」「授業に極力遅刻しない」といったことはむしろ「こだわるべきこと」なのです。
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勉強のコツ①:専門家を信じる

 旧司法試験や公認会計士試験に大学3~4年生で合格する人達がよく話題になりましたが、彼らの中で独学でこれを達成した人はほとんどいません。まず間違いなくと言っていいほど専門予備校に通い、「予備校に言われた通り、一生懸命やっただけです」という体験談がほとんどです。これはきわめて道理にかなったことで、こういった難関試験に合格したことのない人がいくらあれこれ考えてみても、ノウハウや情報が蓄積された専門予備校以上の勉強法を最初から実行できわけがありません。最初は右も左も分からないので、ただ何でも言われた通りにやってみるのが最も賢明だということになります。  同じように大学受験でも医学部受験でも、受験経験や合格体験が無い段階で、「いや、自分にはこの勉強法が合っている」「自分はこうした方がいいと思う」と言ってみても、それは「自分なりの考え」であって、「合格に向けて最も有効な勉強法」であるという裏付けがないのです。基本的に最短距離を行きたければ(何年かかってもいいんだという場合は別ですが)専門予備校を利用し、最初は「授業に出ましょう」「英語・数学以外は授業中心主義で大丈夫です」「英語・数学が苦手であれば、中学校レベルから学ぶ補講にも出ましょう」「とにかくノートを取って、分からないことがあれば質問しましょう」「最初の1~2ヶ月はちんぷんかんぷんでも体を慣らすことが目的なので、とにかく授業に出続ければいいんです」といったアドバイスを受けると思いますので、とにかくそれを信じてその通りやってみることです。基本的に「できそうもないこと」がアドバイスされるはずはないので、「言われた通り」できないのであれば
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勉強の仕方

 学習塾で講師を務めていると、「どうやったら成績が上がりますか」という質問はよく受けますし、その答えをずっと考えてはきましたが、「これだ」という回答は一向に見つかりません。 要するに絶対的な方法は存在しない、ということだとは思いますが、それでも何かしらの回答を出すならば、キーワードは「復習」、これに尽きると思います。  『勉強の極意は復習にあり』という表現がよくされますが、やはり「復習すること」がどの学年でも、どの教科においても欠かせないものでしょう。 では、その復習はどのようにしたらいいのか、今回はそれについて考えます。  「復習」と一口に言ってもその方法は様々あるでしょう。ですが、復習する目的は一つだと思います。 それは「一度解いた問題を次に解くときに正解できるようにすること」です。 前にできなかった問題で同じようなミスをするようでは成績が上がるわけがないですし、一度正解した問題でももう一度解いたらできなくなっているようでは、これでも成績は上がりません。  成績が上がったり下がったりする人は結局、毎回「たまたまできた」と「たまたまできなかった」を繰り返していて、運よくできる問題ばかりが出題されれば高得点を取り、苦手な分野ばかり出題されたら途端に点数が取れなくなるのです。 そんな、まるで運試しのように試験に挑むのは恐ろしいですよね。 ならば、せめて一度解いたことがある問題はできるようにしておきたいと思うのが自然でしょう。 どんな人でも、解いたことのない問題で正解する力を身につけるより、解いたことのある問題で正解する力を身につけるほうが簡単です。 それに、一度解いたことのある問
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☆日本史の学習方法!☆

覚えることが多くて、生徒さんによっては辛ーい科目。まず、「1問1答」形式で出来事や定義を覚えること。次に、「歴史上の流れ」を覚えること。歴史上の人物の性格や政治に絡む人物たちの人間関係、主義主張によって左右されるので、そのあたりを押さえて、小説を読む感覚で教科書を読むと良いです!!!!!!
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