勉強のコツ⑯:人に分かりやすく教えようと思うと「本当に分かる」
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例えば、20人の英語のクラスで1年間学んだ場合、最も実力アップするのは一体誰でしょうか?自習もできる成績のいい上位層でしょうか、それとも授業の照準を当てられやすい中位層でしょうか、はたまた救済措置がしばしば取られる基礎学力に不安を抱えた下位層でしょうか。いやいや実は最も実力アップするのは「先生自身」なのです。このことに気付いた人は、何とかして「教える機会」を持とうとするものです。これはどの科目にも当てはまることで、分かりやすく教えようとすると、理解が根本的に深まるのです。そもそも本当に分かっていないと、誰にでも分かるように教えることは不可能です。特に「デキる人」を教えるのは簡単なことですが、「デキない人」を「デキる」ように教えることは、最高の「自教力」を生むのです。
もちろん、簡単に説明するには難しいものもありますが(例えば、「フェルマーの最終定理」を簡単に説明してと言われても困るでしょう)、一般的には「素人・門外漢に分かりやすく説明できないことは、本当には分かっていない」(相手が分かりやすいようにかみ砕いて説明できるほどには分かっていない)ということですね。長野県の田中元知事が「おばちゃんでも分かる言葉で説明してくださいよ」と県庁の役人にしきりに要求していましたが、この観点は実に大切なことなのです。