勉強のコツ⑪:同時並行読書(parallel reading)は情報処理能力を高める

記事
学び
 読書は勉強上欠かせないことですが、同時並行で数冊読むことが情報処理能力を知らないうちに高めてくれます(知識が増えてくれば、「速読」も自然にできるようになります)。昔から「三上(さんじょう)」といって、馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)の3つの場所は、考えをまとめたり、文章を練ったりするのに最適な場所とされてきました。現在なら、「馬上」は「車上」(通勤・通学途上の車中)になるでしょう。実際、資格試験や事業の成功者の体験談を読むと、必ずと言っていいほど「ハンパ時間の活用」を挙げていることに気が付きます。「勉強したいけれどなかなか時間が取れない」というのではなくて、「時間を作り出すもの」、それこそ「5分、10分といったハンパ時間なら1日のうちに無数に転がっている」という考え方をしているわけです。
 例えば、カバンに必ず1~2冊の本を常に入れて、移動時間中に読むわけです。ある調査によれば、サラリーマンが最も読書に集中できる時間が、何と「通勤時間」だということです。けっこう騒音も話し声もあるのに、周りを気にして神経質になることはまずありませんから、集中しやすいのでしょう。これがために、わざわざ帰りに山手線を1周して読書している人もいるほどです。できれば飽きた時の気分転換のために、別ジャンルのものを2冊以上持ち歩くとよいでしょう(少なくとも1冊は文庫か新書にしておけば、カバンに入れずともポケットに入れて持ち歩けます)。ちなみに「読むスピード」は「座っている」時より「立っている」時の方が早く、さらに「歩いている」時の方がもっと早くなることが知られています。
 また、トイレの中に簡易本棚をセットすれば、1日数回、ハンパ時間を読書に当てることができるでしょう。1冊を読み切るのに2週間かかったとしても、1年間で26冊読破してしまうことになることにお気付きでしょうか?簡単な本でパラパラ読めるものなら、50冊くらいいけるかもしれません。大体、どんな分野でも10冊くらい読めば、その分野の輪郭が大体つかめてくるものです。20冊くらい読めば、もう新情報をチェックするだけでいいことでしょう。
同様に「寝る前はこの本を読んで、眠くなったら寝よう」というマイ・ルールを決めておけば、1日数ページでも1年を通してみればけっこうな量になっているものです。一昔前の学園ドラマ・受験ドラマで、部屋の壁という壁、トイレの壁にいたるまで英単語を貼りまくるという場面がよく出てきましたが、こんなウンザリする生活はありません。それよりは通学・通勤電車はこのジャンルの本を読む時間と空間、トイレはこのジャンルの本を読む時間と空間、ベッドはこのジャンルの本を読む時間と空間と分けておくと、1日わずか5分の差が1年では5分×365日=1825分≒30時間という巨大な差となってはねかえってくるのです(もしも5分のハンパ時間を1日10回活用している人なら、1年で300時間活用することになるのですぞ!)。
 また、「英語がとにかく苦手なんです」「英文が早く読めないんです」と嘆く人は実に多いのですが、英語の勉強に当てている時間の絶対量が少なすぎるケースがほとんどです。こういったハンパ時間も活用して、英語の知識を増やすための時間をとにかく増やすべきでしょう。主婦でもビジネスマンでも、テキパキと物事を進めていく人は、間違いなく「同時並行処理」を行なって、「時間の密度」を高める工夫をしています(洗濯が完了するまで洗濯機の前でずっとそれを見ている主婦はいませんし、炊飯器でご飯が炊ける間におかず作りを進めるでしょう)。勉強も「単線型」で行なうのではなく、「複線型」で行なうのがコツなのです。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら