【紙一重】先祖霊と守護霊、あなたが信じるべきは?

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〝ご先祖さまの言葉〟って、やっぱり特別ですよね。でも、もしそれが〝守護霊の見解〟と正反対だったとしたら…? 本記事では、ご先祖さまを敬えばこそ、時に生まれてしまう「歪み」を見つめ直す《霊的ヒント》をご紹介します。

「守護霊=ご先祖さま」

日本人は特に、こういった認識をお持ちの方が多いですよね。

たしかに、相談者さまの背後に「ご先祖さま」が視える場合もありますが、

〝だからといって、その方が必ずしも守護霊(補助霊)とは限らない〟

というのが、実は注意せねばならないポイントでもあるのです。

というのも、単に血縁関係があるというだけで、守護霊ではなく随伴霊(因縁のある未浄化霊)であるケースも少なくないからでして、

仮にも「ご先祖さま」に当たる方に対して『低級霊』呼ばわりするのも気が引けるのですが、未浄化霊であることには変わりない。

なので、随伴霊が憑いてらっしゃる場合、まずは事情をうかがって、ご納得いただいた上で成仏していただくところから始める必要があるんですね。

中には「血のつながりもない守護霊よりも、血縁のあるご先祖さまの言うことの方が大事なんじゃ?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、浄化向上がまだまだ足りない先祖霊の場合、あくまでも先祖霊 自身の価値観/主義主張に基づいて、先祖霊 自身の目的を達成することを最優先としますから、

守護霊の見解と照らし合わせてみると、時には真逆のことを言っていることもあるので、この見極めをせず、ポッと視えた先祖霊の言葉を信用しすぎてしまうと、かえって路頭に迷いかねないわけです。

たとえば、とある相談者さまの先祖霊とすれば

「自分の末裔がこんな自堕落な人生を送っているだなんて、情けない、これでは浮かばれない」

と、嘆きながら「しっかりせい、立身出世せよ、富と名声を手に入れよ」と、要約するとこんなことをおっしゃる。

しかし、相談者さまの〝守護霊〟の見解とすれば

「彼は一般的な立身出世、富や名声を求めるような方ではありませんよ」

と、あくまでも相談者さまを主体として、彼には彼に見合った豊かさの築き方があるのであって、そのためにまずは…

といった切り口でお話を聞かせてくださるので、

守護霊の場合、先の先祖霊のように自分の価値観や意見を押し付けませんし、最終的には相談者さまご自身で〝答え〟を見つけられるような伝え方を好まれる傾向にあります。

要は、未浄化の先祖霊(随伴霊)は〝おせっかい〟で、悪い意味で主張が激しいく、霊視をした時に真っ先に浮かんでくることもあるのですが、

もっとも話をうかがわなければならないのは、その先、いつも一歩引いたところで見守っていらっしゃる「守護霊」の方なのです。

日本人は良くも悪くも「血のつながり」を重視してしまう文化がありますけれども、スピリチュアリズム的には「魂のつながり」の方がよほど重要。

もちろん、先祖を敬う気持ちは尊いものですし、私たちが今日こうして生きていられるのも、ご先祖さまのお陰ですから、

先祖霊の浄化向上を願って、子孫である私たちが為すべきことはしっかりと為して、悪因縁があるならば、自分たちの代で「終止符」を打つ。


ちなみに、

未浄化だった先祖霊が浄化向上の末、晴れて補助霊(守護霊をサポートする役目)となることもありますから、背後にご先祖さまがいらっしゃるからといって、イコール未浄化霊と判断してしまうのも、これまた違う。

そういった意味でも、このあたりの見極めや線引きは非常に重要なのかなと常々。



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