【運気の誤解|不運の“元凶”はどこにある?】
我々のもとには日夜「昔から運が悪くて…」という方が大勢、相談にいらっしゃるわけですけれども、実は『憑いてる』ケースは少なくないのですよね。
うむ、皮肉にも「憑いてる自覚がない奴」ほど、憑かれとるからの。
本当に。ご自分から「憑かれてますか?」って聞かれる方ほど、何も憑いてなかったりしますもんね。
まあ、憑いてる “アイツら” からすれば、そのまま憑依していた方が都合がいいわけだからの。バレないようにするのは当然なんじゃが、だからこそ、無自覚なうちに堕ちるところまで堕ちてしまう人間も多いのだろうて。
お子さんやパートナー、あるいはご両親に対して「本当はこんなこと言うつもりないのに…」って、当たり散らかしてしまう方だとか、復縁を希望なさっている方で執着の権化、ストーカーの一歩 手前まで踏み込んでしまいそうな方だとか、非常に多いですよね。
そうじゃな、とにかく憑依されてる人間たちはみな「自制」ができなくなって、判断という判断をことごとく間違えてしまう者が多いからの。
本人とすれば「なんでこんなに悪いことばっかりが続くんだろう…」「昔からなんで自分ばっかり、苦労することが多いんだろう…」「なんで私ばっかり、いつも標的にされるんだろう…」と、一人で悩んでしまう…けれどもまさか原因が『憑依』だとは思わないでしょうからね。
しかも、中には年単位で憑依しているケースも過去にありましたよね、ほら、海外から帰国なさった方で。
ああ、いたの。日本ではあまり見かけない、見るからに西洋的な悪魔の姿をしたやつじゃろう?
そうです、あれは非常に厄介でしたね … なかなか凶暴で、依頼主さまの守護霊たちが必死に押さえ込もうとして、なんとかギリギリ、大事になる前に来てくださったので祓えましたけど。
ワシらも全てを祓えるわけじゃないからの。
かなりレアケースですけど、お断りしたこともあったり、あるいは「除霊」はできないと判断して、なんとか「鎮めて」おさめたこともありましたよね。
例の “怨霊” の時は流石にワシも肝を冷やしたわい。すぐにお前(占梅)に結界を張って距離を置いたんじゃが、それでも無傷ではすまんかったからの、あの時は。
ええ…本当にあれは霊能者人生で初めて “命の危機” を感じた瞬間でしたね…怨念が尋常じゃなくて「近寄るな…!!! 余計な真似をするな…!!!」って、何度も警告されましたもんね。
うむ、あれはいわゆる「触らぬ神になんとやら」というやつじゃったな。他にも、家系に憑いていた大きな「白蛇」もなかなかじゃったな。
ああ、たしかに。まあ、あのスピリットは決して悪い存在ではなかったですけど「祓っていい存在」ではなかったですよね。
人間たちの世界で言うところの、限りなく「神さま」に近い存在じゃったからの。
いわゆる「高級自然霊」の部類に、ご先祖さまが祟られていた珍しいケースでしたね。逆鱗に触れてしまったのはご本人ではないので、しっかり話を通して、鎮めて、お引き取り願って、ことなきを得ましたけど。
まあ、人間たちからすれば目には見えぬ存在ゆえ、信じられぬ者も多いじゃろうがな。
そうですね、特に『憑依』と言ってしまうと、霊感商法の香りが急に漂いはじめますし、賢しらに不安をあおっているようにも感じられてしまいますからね、私もどう伝えたらいいものかと、いつも神経をつかうところです。
祓ったとて、本人が変わらなければまた似たような輩は寄ってくるのじゃ。言わずとも良いのではないかと思ってる節も、ワシはあるがの。
おっしゃることは分かるのですが、だからこそ、本当に憑いているのであれば、私は正直 伝えるべきだと考えているのですよ。
メディアの影響で『憑依』は何か「悪いもの」が一方的に取り憑くイメージが広まってますけど、実際には、本人の波動が低く/重くなっていると無自覚に「憑依しやすい状態を整えておきましたよ!おこしやす!」と、言わんばかりに “呼んでしまう” から。
これを伝えておかないと、根本的な解決のキッカケにならないじゃないですか。
たしかに “アイツら” からすれば「コイツ(本人)が呼んだから憑いてやっとるんじゃ!」という道理じゃからな。
そうです、だから “呼んでしまわないためにも” 注意喚起はしておきたいわけですよ。目に見えない世界の話だからこそ、現代科学では証明できないことがまだまだ多いからこそ、霊能者として説明可能な部分に関しては説明責任を果たすのが、最低限の責務だろうと。
「自制」ができぬ者に、“本当の幸福” は訪れんからの。よその守護霊たちも、さまざまなことを言うておるが、共通しているのは本人の「自立/自制」じゃからな。
あくまでも、ご本人が「自立/自制」することを前提とした質問でない限り、頑なに答えてくださらないスピリットも多いですよね。
依存にしかならぬからな。
とはいえ、やはり “良からぬもの” が憑いている状態だと、まともな判断ができないのは紛れもない事実ですし、まともではない判断は当然、まともではない[エネルギー・感情・情報・人・場所・物・出来事 etc…]を引き寄せますから
本当に原因不明の苦難が続いているときは、騙されていないと思って、スピリチュアルの扉を叩いていただきたいなと、いち「霊能者」としては考えております。
“クリアな状態” になるだけでも「運気の流れ」はガラッと変わるので。
何も憑いてない時は「憑いておらん」と、はっきりお前(占梅)は言うからな。
ええ、だって憑いてないものは憑いてないので。でもきっと、ここまでを読んで「私は大丈夫かな…?」と、心配になった方もいらっしゃると思うので、本当に簡易的な診断ですけど、鏡をみて「知っている自分の顔じゃない」だとか、部屋が動物小屋のように散らかっている方は、少し怪しいと思った方がいいですね。
ああ、動物霊のたぐいが憑くと、文字どおり “動物らしく” なるからの。
そうです。他にも「自分が他人からされたら嫌なことを、平気で他人にやっていないか?」という視点で自分を振り返ってみて、我に返った方も、ちょっと怪しい。
憑依が原因で、普段の自分だったら絶対にやらないこと、言わないことをやったり言ったりして、判断を間違える方も少なくないので。
祓う/祓わない以前の問題で、まずは “人として襟を正す” こと、人間的な生活を送ることが、変なものに憑かれないためには肝要じゃからな。
以上、得体の知れない「苦難の連続」や「不運の連続」にさいなまれている方に向けた、意外と身近な『憑依』にまつわる秘密をお届けいたしました🐈