「そんなに髪抜いてたらハゲちゃうぞ」
笑いながら、父が私に言いました。
自分では、どうしようもなかったんです。
当時、小学生の私は、何故か、どうしてか、
無意識に自分の髪を引っ張っては
抜いていたんです。
その行動が「抜毛症(ばつもうしょう)」という
自傷行為といわれるものであると
知ったのは、大人になってからの事でした。
リストカットも自傷行為になります。
心の痛みを和らげる為、
自分の身体を傷つけてしまう行為に
「親からもらった大事な体になんてことを!」
という人もいるかもしれないけれど
そうしなければ自分を
保っていられないんですよね。
自傷行為をするまでの間に
どれだけの重圧や疎外感、
孤独、怒りなど
精神的ストレスを抱えていたかなんて
これっぽっちも理解してはもらえない。
いや、理解できる人が近くにいたら
自傷行為なんてしていないかもしれない。
無知な私の両親は、
「みっともないからやめなさい!」
「髪を抜くなんて変なクセだね」
と言って、バカにして笑ったりしました。
やめろと言われても
なかなかやめることができない!
どうして、髪を抜いちゃうのか
わからない!
このまま髪を抜き続けていったら
いつかハゲちゃう!
当時の私は、心の中で
色々と葛藤していた気がします。
でも、どうしてもやめられなかった。
結局、小学校3〜4年生の時期は
抜毛症とのお付き合いが続きました。
学校の友達や担任の先生も気づいて
いなかったかもしれません。
自傷行為をしていること自体、
他人に話すことなんてしなかったし。
自傷行為をしている人は、
誰にもそのことを話さないで、
自分の体を傷つけているんです。
どうにもできないくらい
心の痛みが強すぎるから、
体の痛みの方がラクかな?って......。
誰かを傷つけるのではなく
自分を傷つけることで
何とかバランスをとっている。
世の中的には、
理解されない世界観かもしれません。
でも、あなたが抱えているもの、
私に話すことで、少しでも
軽くできたらって思うんです。
吐き出すことで心が楽になることも
あるんですよ。
あなたの辛さ、痛み、悲しみ、怒り、
私に聞かせてもらえませんか?
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