経営のプチヒント 6 『なぜ御社はプロパー資金を借りられないのか?』
「下町ロケット」とか、「陸王」等ドラマの中で、主人公の社長が、銀行にお金を借りに行っても、貸してもらえない。というシーンが出てきます。ドラマなので、銀行に意地悪をされて貸してもらえないように(かなり誇張されて)描かれていますが、民間の金融機関側にも貸せない事情があるのです。各金融機関には、独自の約束事がありますし、政策的な意味合いから、国からの要請で、「特別ルール」が適用されるケースもあるようですが、今回は、基本的なルールに基づいて、ご説明させていただきます。なぜ、借りられないか。理由。貸したら銀行が損をするから。『返さないとは言っていない。これまでもちゃんと返してきているじゃないか!』と、お怒りごもっともなのですが、金融機関は、貸すのと同時に「回収できないリスク」に備えて、『引当金』という経費を計上しなければいけないのです。で、この『引当金』を何パーセント積まなければいけないか、ということがルール化されていて(引当率は金融機関ごとに異なるよう)、約上の(受取)利率よりも、『引当率』のほうが高ければ、金融機関は貸せば貸すほど、損益計算上は赤字になってしまうのです。金融機関と取引する企業は、決算内容等によって『格付け』されています。そして、この『格付け』で引当率が変わります。(自社の格付けについては、聞いても教えてくれないと思われます。)これまでご説明してきた『正常損益計算書』が赤字だと、それだけで格付けは、『要注意先』という区分になります。『実態財務諸表』が「債務超過(資産 ≺ 負債)」でも、格付けは、『要注意先』になります。『要注意先』になると、融資残高の数%~40%程度黙っ
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