前回は、「資産を増やすと、資金は減る」(セオリー1)
「資産を減らすと、資金は増える」(セオリー2)
というお話をしました。
では、今回はその逆で、「負債を増やすと、資金は?」
⇒ 『増えます。』(セオリー3)
借金をすれば、資金は増えますね。
「負債を減らすと、資金は?」
⇒ 『減ります。』(セオリー4)
借金を返せば、資金は減ります。
何を当たり前のことを言っているんだとお思いかもしれませんが、
月々の資金繰りを回すためには、とても重要な考え方です。
前回もお話した、「勘定合って銭足らず」とならないために。
そもそも、「欠損となってしまった」ときに。
あるいは黒字だけど、月々の借入返済の負担が重くて
「月間資金収支がマイナス」のときに。
『どうやってお金を用意するか』、を考えるためのベースです。
「売掛金の回収」「在庫の換金」「買掛金の支払いを待ってもらう」
そして、「お金を借りる」。
むかしから『借金も財産の内』とよく言われます。
「借金ができるのは、それだけ信用があるからだ。」
と某税理士先生は、おっしゃいます。
確かに、借金ができなければ、資金ショートというケースは多々見られます。
また、某企業経営者の方は、
「借金には質がある」とおっしゃっています。
〇 マイナス(損益、資金収支)補填のための借金
⇒ 資金繰り返済 (また借金をして返済していく)
・その経営者の方は、「感覚として借金が『収入』になってしまう。」と
表現されていました。
・パターン的には(よほど利益を出さない限り)借金は増えていきます。
〇 (設備投資、売上拡大に伴う増加運転資金等)
利益を生み出す源泉となる借金
⇒ 利益(+減価償却費)償還
・予定通りの利益が出ないと、借金は減らない
(上記、「マイナス補填の借金」が必要になる)
まあ、いずれにしても、「借金は返さなければならない。」
⇒ 『負債(負担)』であることは、間違いありません。
「借金」(負債の増加)が可能となる信用を維持しつつ、
『資産の減少』でスリムな体質にして、「資金を調達する」
という発想も、企業体質の強化には必要だと思われます。
そして、『利益』を確保できる企業を、目指す、維持する
ことが、何よりも重要な課題ではあることは、言うまでもありません。
次回は、「決算書のぜい肉」について、お話しする予定です。
以上、富太郎でした。
☆ 過去に「コラム」に投稿した内容の再掲示です。