愛着障害「回避型」とは?回避型以外にはどんなタイプがあるの? 「愛着障害の回避型って何?」 「SNSでよく見るけれど、本当に病気なの?」

愛着障害「回避型」とは?回避型以外にはどんなタイプがあるの? 「愛着障害の回避型って何?」 「SNSでよく見るけれど、本当に病気なの?」

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コラム

最近、「回避型」「不安型」などの言葉を見かける機会が増えました。

まず知っておきたいのは、「回避型」は病院で診断される病名ではないということです。

これは、心理学の愛着(アタッチメント)理論で使われる「愛着スタイル」の一つです。

愛着障害と愛着スタイルは同じ?
実は、この2つは厳密には同じ意味ではありません。

愛着障害は、幼少期の養育環境などが大きく影響し、愛着形成に著しい問題が生じた場合に用いられる医学的な概念です。

一方、SNSなどでよく使われる「回避型」「不安型」は、多くの場合、**愛着スタイル(人との関わり方の傾向)**を指しています。

そのため、

「私は回避型だから愛着障害なんだ」

と決めつけることはできません。

愛着スタイルは大きく4つ
① 安定型(Secure)
・人を信頼しやすい
・適度に甘えられる
・安心した人間関係を築きやすい

もっとも安定した愛着スタイルです。

② 回避型(Dismissive Avoidant)
・人に頼るのが苦手
・恋愛でも距離を取りたくなる
・感情をあまり表に出さない
・一人の時間を大切にする

一見、自立しているように見えますが、心の奥では「傷つきたくない」という気持ちを抱えていることがあります。

③ 不安型(Anxious)
・嫌われることが怖い
・相手の気持ちが気になりすぎる
・返信が遅いだけで不安になる
・愛情確認を繰り返しやすい

「見捨てられたくない」という不安が強くなりやすいタイプです。

④ 恐れ・回避型(Fearful Avoidant)
・人と親しくなりたい
・でも傷つくのが怖い
・近づきたいのに離れたくなる
・恋愛が長続きしにくいことがある

「親しくなりたい」と「距離を置きたい」という、相反する気持ちを抱えやすいタイプです。

愛着スタイルは性格ではない
愛着スタイルは、生まれつき決まるものではなく、幼少期の養育環境や、その後の人との関わりの中で形成されていくと考えられています。

また、一人ひとりに当てはまる特徴は異なり、「完全に回避型」「完全に不安型」とは言い切れない場合も少なくありません。

愛着スタイルは変わることもある
愛着スタイルは、一生変わらないものではありません。

安心できる人との出会いや、カウンセリング、自分自身への理解を深めることで、人との関わり方が少しずつ変化していくこともあります。

まとめ
愛着スタイルには、

・安定型
・回避型
・不安型
・恐れ・回避型

の4つがあると考えられています。

どのタイプにも「良い・悪い」はありません。

大切なのは、自分の傾向を知り、自分を責めるのではなく、「なぜこう感じるのだろう」と理解していくことです。

最後に
最近はSNSなどで「愛着障害」「回避型」という言葉が広く使われていますが、回避型は医学的な診断名ではありません。

また、「愛着障害」と「愛着スタイル」は混同されやすいものの、本来は異なる概念です。

さらに、現在の精神医学で正式な診断名となっている愛着障害は主に小児期の障害であり、大人に対して「愛着障害」と診断されるケースは一般的ではありません。

自分の特徴を知ることは、自分を責めるためではなく、自分らしく生きるための第一歩になります。


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