このようなイメージを持たれることがありますが、実際は違います。
パーソナリティ障害とは、物事の受け止め方や考え方、感情のコントロール、人との関わり方などのパターンが、本人や周囲に大きな苦痛や生活上の支障をもたらしている状態を指します。
パーソナリティ障害は「性格が悪い」という意味ではない
誰にでも性格や個性があります。
しかし、その特徴が極端で、生きづらさや対人関係のトラブルにつながり、仕事や学校、家庭生活に支障が続いている場合、パーソナリティ障害と診断されることがあります。
本人も「生きづらい」「人間関係がうまくいかない」と悩んでいることが少なくありません。
原因は一つではない
原因ははっきりとは分かっていませんが、
・生まれ持った気質
・幼少期の家庭環境
・虐待やネグレクト
・いじめやトラウマ体験
・遺伝的な要因
など、さまざまな要因が重なっていると考えられています。
パーソナリティ障害の種類
代表的なものには、
・境界性パーソナリティ障害
・自己愛性パーソナリティ障害
・回避性パーソナリティ障害
・依存性パーソナリティ障害
・強迫性パーソナリティ障害
・妄想性パーソナリティ障害
・演技性パーソナリティ障害
・反社会性パーソナリティ障害
などがあります。
それぞれ特徴は異なりますが、「本人が苦しんでいる」「生活に支障がある」という点は共通しています。
治療はできる?
はい。
カウンセリングや精神療法(心理療法)が治療の中心になります。
パーソナリティ障害そのものを治す薬はありません。
しかし、パーソナリティ障害によるストレスや生きづらさから、二次障害として、うつ病や不安障害、不眠などを併発することがあります。
そのような場合には、症状を和らげるために、抗うつ薬や抗不安薬などによる服薬治療が行われることもあります。
心理療法と必要に応じた薬物療法を組み合わせながら、自分の考え方や対人関係のパターンを理解し、少しずつ生きやすくなっていくことを目指します。
まとめ
パーソナリティ障害は、「性格が悪い」「努力不足」というものではありません。
本人の苦しさや生きづらさが背景にある精神疾患の一つです。
正しい知識を持つことで、自分自身や身近な人への理解につながるかもしれません。