愛着障害の種類と医学的位置づけ

愛着障害の種類と医学的位置づけ

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コラム
最近、「愛着障害」という言葉を耳にする機会が増えました。

SNSやYouTubeなどでもよく取り上げられていますが、
「愛着障害って病気なの?」

「精神疾患の仲間なの?」

「発達障害と同じなの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、愛着障害の種類と医学的位置づけについて分かりやすく
お話しします。

愛着(アタッチメント)とは?
愛着とは、
乳幼児が養育者(主に親)との関わりの中で形成する「安心できる心の土台」のことです。
赤ちゃんが不安な時に抱っこしてもらう。
泣いた時に安心させてもらう。
その積み重ねによって、
「自分は大切にされる存在なんだ」
という感覚が育っていきます。
愛着障害は精神疾患なの?

結論から言うと、
愛着障害は医学的には精神疾患の一種として扱われています。
ただし、多くの人がSNSなどで使う「愛着障害」は、
正式な診断名として使われているわけではありません。

一般的には、
・人に依存しやすい

・見捨てられるのが怖い

・人間関係がうまくいかない
といった生きづらさを表現する言葉として使われていることもあります。

医学的な愛着障害の種類
精神医学では主に次の2つがあります。

反応性アタッチメント障害(RAD)

幼少期に虐待やネグレクトなどを経験し、
他者との情緒的なつながりを作ることが難しくなる状態です。
特徴として、
・人に甘えられない
・感情表現が乏しい
・他人との関わりを避ける
などがあります。

脱抑制型対人交流障害(DSED)

誰にでも過度に近づいてしまうタイプです。
本来警戒すべき相手にも無防備に接してしまうことがあります。
特徴として、
・初対面でも距離感が近い
・誰にでも甘える
・人を過度に信頼する
などがあります。


愛着障害と発達障害の違い

よく混同されますが、
愛着障害と発達障害は別のものです。
発達障害は脳機能の特性によるもので、

代表的なものに
・ASD(自閉スペクトラム症)

・ADHD(注意欠如・多動症)
などがあります。

一方、愛着障害は主に幼少期の養育環境との関係が重視されます。

ただし、
発達障害と愛着の問題が同時に存在する場合もあります。
大人の「愛着の問題」
最近は、
「大人の愛着障害」
という言葉もよく使われます。

しかし、これは正式な診断名ではありません。
・恋愛で相手に依存しやすい

・見捨てられ不安が強い

・人との距離感が分からない

・常に相手の顔色をうかがう
などの状態を説明するために使われることが多い言葉です。

まとめ

愛着障害は医学的には精神疾患に分類される診断があります。
しかし、SNSなどで使われる「愛着障害」という言葉は、必ずしも正式な診断名を指しているわけではありません。
大切なのは、
「自分が弱いから」

「性格が悪いから」
ではなく、
これまでの経験や人との関わりの中で形成されたパターンかもしれない、と理解することです。
生きづらさを感じている場合は、一人で抱え込まず専門家へ相談することも大切です。
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