いよいよ「出産」も間近になってきた。
退院してからの準備もできた!
いつでも「入院できる」準備は整った!
あとは待つだけ…。
予定日はまだだったが、少し落ち着きたかった。
が、なんだか腰?お腹が張っている…
少し休もう…。
そう思って私は座った。
少し休んでいるとちょっと治まった。
良かった…
そんな時間を過ごしていると、Rさんが突然やってきた。
珍しい、突然くるなんて。
家にあがってもらい、少し話をしていた。
「もう産まれてもいい時期だよね~」なんて
話ていた。
そうするとまたお腹が張ってきた!
「痛い…」
というと、Rさんは「それって陣痛じゃないの?」
と言った。
予定日よりはちょっと早い…
しかもその日に限ってお腹の痛みが頻繁にきていた。
病院に電話したら?というので電話してみたら「いつ産まれてもいい時期だから心配だったら病院にきてください」とのことだった。
私はすぐ旦那に電話をした。
「ちょっと早いけどいよいよかもしれない、もしかしてこのまま入院なったら子供たちのことお願いします」
と…
旦那は「わかった!俺もこれから会社に電話したり親父に電話したりするから気を付けていってこいよ」
というので
「車はRさんにお願いする、たまた居てくれたから」
というと「わかった」とだけ言って電話が切れた。
Rさんにお願いの一言もないのか…。
ちょっとがっかりしたが、今はそれどころではなかった。
定期的に痛みがくるようになった。
時間を測ると「10分置き」…。
上の子供たちも案外安産だったのもあって少し早いかもしれない、
Rさんに伝えると「病院に行こう」と言ってくれた。
まだ子供たちが帰ってくる時間ではなかったが、後のことは旦那に任せよう…
そう思った。
そんなに急に産まれないと思い、旦那には早く来て、としか言わなかった。
近場に居ると思ったから…。
入院準備をしてRさんの車に乗った。
段々痛くなってくる…。
けれど長時間ではないのでなんとか我慢できた。
病院に着くと車いすに乗せられ、すぐ「病棟のほうに」と言ってくれた。
そして、内診をしてもらったが「う~ん、まだだね~」という返事だったが、
「この痛みはなんですか?」と聞くと「前駆陣痛というものでしょう」とのことだった。
が、このまま帰ったりするのは「危険」と判断されて、そのまま様子を見るという形で入院となった。
そのことを旦那に電話で話した。
Rさんは側にいてくれて、「子供たちは私に任せて!学校は何時に帰ってくる?保育園は何時まで?」などと申し出てくれた。
周りも慌ただしくなってきた…けれどRさんの存在はありがたかった。
普段は色々口出ししてきてわずらわしいこともあるけど、この時ばかりは有難かった。
色々入院の説明などを聞いているうちにまた陣痛のような痛みがきた
看護師さんは「痛い?大丈夫?」などと声掛けしながら説明をしてくれた。
入院手続きやらを済ませ、ベットに横になっているとRさんが、
「娘、学校に迎えに行ってくる!今のうちじゃないと家に独りぼっちになってしまうかもしれないし!」
と言ってくれた
私は「ごめんね、お願いします」と言って娘たちのことは頼んだ。
少し休んでいると旦那から電話がきた。
「俺、すぐに行けそうにない…悪い…今実は県外なんだよ…」
と…。
いや…今急に県外に行くことないよね…
しかも出産間近は県内にいるって約束だったよね…
痛さとイライラでどうしようもなかった。
もう開く口さえなかった。
頼りたかった…
そういいたいのを我慢した。
寂しい…
そういう思いもお腹の痛みと共に我慢した。
やっぱり一人か…
もう…誰を信用していいかわからない
「わかったよ…気を付けてきて」
とだけいい、電話を切った。
これで、また「一人の出産は確定した」…
またか…。
信じてたのにな…。
そう思っても産まれてくる赤ちゃんには関係ない。
他の子供にも…。
どうしよう…
このままだと旦那の親もアテにならないかもしれない…。
子供だけ?!の生活になるっていうの?
私は一瞬にして焦った。
Rさんだって24時間お願いすることはできない。
なんでもなくても5日間は入院…。
どうしよう…
私は看護師さんを呼んだ。
「すみません…私の入院、2日で帰してもらえませんか?」と…
そうすると看護師さんは驚いた様子で
「え?どういうこと?ちょっと待って先生呼んでくるね!」
とどこかへ行ってしまった。
このままだと入院なんかしてられない!!
いつ帰ってくるか分からない旦那といつくるかどうなるか分からない旦那の両親…。
もう自分が動くしか…。
間もなくして先生がベットにきた…
「どうしたんですか?出産の時の入院は国で決まっているんです…状況もわかりますが…。それに出産後の体のことも診察しなければなりません…。」
と言われたが、
「まだ上の子供たちも小さくて自分に親もいなくて頼る人がいないんです!」と言ったが先生は許してはくれなかった。
私は痛みより「どうしよう」の方が強かった…。
なんだよ…約束するって…
どうするんだよ…
本当に泣きそうだった。
すると旦那から電話がきた
「今親父向かわせたから!俺はそっちに着くの明日になる、悪い」
と…。
もうなにも言えなかった。
何を期待していたのか…
呆然としていた。
気づいたら、病院にきてから3時間が経とうとしていた。
Rさんは娘を病院に連れてきてくれた。
保育園はまだお昼寝中かと思って…と、
少しココロが救われた。
けれど、この先のことをどうしようか、と思っていたら
「あれ?旦那いつ着くって?」と聞かれた。
「…明日だって…」
「え??明日?間に合わあないじゃん!子供たちはどうするって?」
「うん…旦那のお義父さんがきてくれるって、今向かっているっているけどどこに向かっているかはわかんない…」
こればかりは隠しようがなかった。
Rさんは私と同じくらい怒っていた。
そうしているうちにお腹がドンドン痛くなってきて、とうとう「陣痛室」に行くことになった。
さっきの話を先生や看護師さんにしていたからRさんに色々聞いていた。
陣痛室にRさんと娘と私と3人で入った。
娘は「お母さん頑張って!」と応援してくれている。
看護師さんが「陣痛誘発剤いれますね~」と点滴を流した。
それから1時間くらいの間に分娩台にいき
数時間で産まれた!!
「女の子」だった。
出産するとき、直前になって「お子さんも立ち会いますか?」と言ってくれて急遽Rさんと娘が立ち合って出産になった。
産まれてきた赤ちゃんを見て娘は、とても喜んでいた。
Rさんは「お疲れ様!あ!携帯で動画撮らせて!」と嬉しそうに看護師さんに許可をもらい動画を撮ってくれた。
そして、私はしばらく分娩台にいることになるが、Rさんは「保育園の迎えに行ってくる!あとはゆっくり休みな!」
と言って娘を連れて保育園に行ってくれた。
一人の出産ではなかったけど…複雑な気持ちだった。
素直に喜びたいけど…
娘たちのことを考えると…。
ぁぁ…どうしよう。
それしか考えられなかった。
これからの入院生活より家のことが心配だった。