「そこまでしなくていい」が辛いあなたへ
頑張りすぎてしまうあなたへ。“そこまでしなくていい”の一言が、どうしてあんなに苦しいのか――心の仕組みから少しだけ、解きほぐしていきます。今回は、少しわたし自身の話をさせてください。以前、わたしは漢方薬局で働いていました。ある日、化粧品の担当を任されることになったのですが、そこにはすでにパートの女性がいて、「2人でやっていけるように」と社長から言われました。実際にはそのパートの方は、わたしが入る事に納得されていなかったようで、表面的なことだけ教えて、「それで上手くやってね」という空気。そして、社長からは言葉にはされないけれど――「今より売上を伸ばしてほしい」という“期待”のようなものがいつも漂っていました。こうした“言葉にされないプレッシャー”ほど、人の心を疲れさせるものはありません。はっきりと言われれば「それは私にできるか」「妥当なのか」を判断できます。でも、匂わせのように伝わると、「自分が足りないのかな」と思ってしまう。そして、必要以上にがんばりすぎてしまうんです。わたしも当時、商品のことをもっと知ろうと、自分で担当になった化粧品ブランドの化粧水(1本7,000円ほど)を買って使ってみました。社員割引はわずか10%。それを社長から「割引してもらって、ありがたいでしょう」と言われるたびに、モヤモヤした気持ちが残っていました。その話を友人にしたとき、「そんなことまでしなくていいよ」と言われました。でもわたしは、「そうかな…でも、ちゃんと知りたいし、良いと思うものしかお客様に勧めたくないし…」と、ぐるぐる考え込み、いつの間にか「自分が悪いのかも」という気持ちになっていきました。同
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