絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

13 件中 1 - 13 件表示
カバー画像

軸方向圧縮力と靭性の関係について解説

今回は私のサービス受講生よりどうしても間違えてしまう問題があるとのことで記憶を強固なものにするために解説させていただきます。問題はこちらです。柱は、一般に、負担している軸方向圧縮力が大きくなると、靱(じん)性が小さくなる↑二級建築士構造令和元年No.14で出題されています。建築士の試験では〇〇が大きく(小さく)なると、□□が大きく(小さく)なるという問題がたくさん出てきます。ですからこういう問題が覚えにくいのは当然のことだと思います。このような問題に対しては私は文字のイメージから大きくなるのか小さくなるのか思い出すという方法が良いかと考えています。例えば今回の場合では軸方向圧縮力が大きくなる→今回のサムネイル画像のようなイメージで圧縮が大きくなる=大きな力で潰されているイメージを頭の中で想像します。そして靭性は大きな力で潰されるとどうなるのかを考えます。靭性って建築専門の方でないと聞きなじみが薄くて意味が取りにくいです。こういう場合は同音異義語などに頼ってみます。靭性=人生だと考えてみましょう(笑)人生が大きな力で潰されている=ストレスに押しつぶされているイメージが私は想像できますがいかがでしょうか?ストレスに押しつぶされている人生は幸福度が小さいですね。。。なので軸方向圧縮力が大きい=靭性は小さいと覚えることができますね?(ちょっと無理やりですが)一応真面目な解説をしますと柱の軸方向圧縮力というのは柱の高さ方向に向けて圧縮する力のことです。上階の床荷重などがイメージしやすいかと思います。また靭性とは粘り強さのことを言います。粘り強さは単純な強さ×変形力です。例えば部材Aが強さ
0
カバー画像

コンクリートの中性化とは?

中性化とは、空気中の二酸化炭素により、コンクリート中の水酸化カルシウムが徐々に炭酸カルシウムになり、コンクリートのアルカリ性が低下する現象をいいます。アルカリ性が低下すると聞くと良いイメージを抱かれる方も多いかと思います。何故なら化学の実験や日常では洗剤などでアルカリ性、酸性の薬品は危険だと学んでいるからだと思います。アルカリ性→中性になるってことは安全になるイメージがありますが、コンクリートにおいてそれは全くの逆のイメージになります。アルカリ性だと何が良いのか、それは・・・鉄筋を錆から守ってくれるということです!建築において、コンクリートは鉄筋と共に鉄筋コンクリートとして使用されます。(俗にいうRC造ですね)鉄筋が錆びてしまうとサビにより鉄筋が大きくなりコンクリートを破壊してしまいます!コンクリートに問題が出てくるのではなく鉄筋が原因でコンクリートに悪影響が出てしまうのです。ではどうすればこの中性化を防ぐことができるのか、この辺りが建築士試験では問われてきます。原因が二酸化炭素であるため完全に防ぐためには二酸化炭素の無いところにコンクリートを持っていけば良いのですが現実的ではないですよね(笑)大事なことは、コンクリート全体を中性化させないようにすることではなく、鉄筋周りのコンクリートを中性化させないようにすることです!早い話が中性化範囲(二酸化炭素)を鉄筋周囲のコンクリートまで到達させなければOK!具体例としては①コンクリートの外側から鉄筋までの距離を遠ざける②コンクリートを緻密にする建築士受験のためにはこれだけ覚えれば十分です!では実際に過去問を見てみましょう!(全て正答肢
0
カバー画像

単位セメント量とは?

単位セメント量とは、その名の通り単位量当たりのセメントの量で、この場合はコンクリート1㎥(単位量)当たりのセメントの質量のことを言います。ですので単位は「kg/㎥」となります。コンクリートにセメントは必要不可欠ですので単位セメント量には「最小値」が規定されています。実際に出題された問題を見てみましょう!(不適当な選択肢は全て適当な選択肢に変更しています。)普通コンクリートの単位セメント量の最小値は270kg/㎥↑一級建築士施工平成8年No.11で出題されています 高性能AE減水剤を用いる普通コンクリートの単位セメント量の最小値は290kg/㎥↑一級建築士施工平成17年No.11で出題されています場所打ちコンクリートの単位セメント量の最小値は330kg/㎥↑一級建築士施工平成26年No.7で出題されています覚え方は攻め  を担う 元帥は 肉球すごいが、場所がわからずさんざんセメント 270 減水剤 290     場所打ち   330でいかがでしょうか、方向音痴な可愛くて強い元帥(軍人の最高位のこと)を想像していただくと覚えやすいです(笑)気を取り直して本題ですが単位セメント量が小さいと・・・↓悪いこと①強度が低下②骨材の分離により豆板が発生しやすくなる③水密性の低下④耐久性の低下⑤圧縮強度の低下⑥中性化速度が速くなる↓良いこと⑦水和熱によるコンクリートのひび割れが発生しにくい以上のような現象が起こります。実は単位セメント量が小さいことは悪いことだけではないです!では実際に問題を見てみましょう!コンクリートの圧縮強度は、水セメント比が小さいほど高い↑一級建築士構造令和元年No.2
0
カバー画像

二級建築士構造の問題解説!充腹形の梁の断面係数は、原則として、断面の引張側のボルト孔を控除した断面について算出する

今回は以下の問題を解説します!充腹形の梁の断面係数は、原則として、断面の引張側のボルト孔を控除した断面について算出する↑二級建築士構造令和元年No.16で出題されていますまずは問題の重要語句を1つずつ解説します。 ・充腹形→腹が充たされている形、つまり穴や欠損がない形のことです。・断面係数 →構造の計算問題でZ=bh²/6と表されるやつです。曲げの力に対する力だとざっくり覚えてください。次は問題文の解説です。 充腹形の梁とはH形鋼のように横から見たときに穴が開いてないものをいいます。逆に対義語となる非充腹形の梁とは、トラス梁などのように横から見たときにスカスカになっているものです。充腹形の梁の断面係数は原則として、断面の引張側のボルト孔を控除した断面について算出します。なぜこれが正解なのかという説明は建築士の勉強においては専門的すぎる内容のため割愛します。覚え方としては充腹形の梁→非充腹形の梁に比べて構造的に強い強い梁の断面係数を考えるのだからボルト孔くらいは控除しても良いだろうと考えます。圧縮と引張どちらを控除していいかと考えた場合、梁の実際の使われ方を考えます。梁は上階の床の荷重を支えます。上から力が来るということですね。そうなると梁の上側が圧縮側、下側が引張側となります。そうなると圧縮側の方が上からの力をより受けているため、厳密に計算する必要があります。よって危険な圧縮側ではなく、安全な引張側のボルト孔くらいなら控除できるのでは?と考えられるのではないでしょうか?圧縮なのか、引張なのか控除するのか、割り増すのか試験元はこういうところを変えて試験問題を作成します。以上2点を
0
カバー画像

耐震診断の方法について解説

耐震診断について、ネットで検索すると詳しい説明がたくさんあるのですが、建築士の試験においてどのような問題が出て、どこを覚えれば良いのかという記事がなかったのでまとめてみました。耐震診断には木造の場合と非木造の場合がありますが建築士の試験においては非木造が重要ですので今回は非木造のみ解説します。非木造の耐震診断には一次診断法、二次診断法、三次診断法という3つの診断法があります。建築士の試験では各々の診断法がざっくりどんなものなのか問われます。まず覚えるべきは一次が最も簡易的な方法で、二次、三次になると徐々に詳細に診断されるということです。一次診断法は柱と壁の断面積とコンクリート強度より診断します。梁は考慮しません。二次診断法は、柱・壁の強度と靱性を考慮して診断します。梁は考慮しません。三次診断法は、柱や壁に加え、梁の強度も考慮して診断する方法です。各々の診断の耐震性能の評価には構造耐震指標Is値により評価をします。Is=Eo×Sd×TEo:保有性能基本指標 建物が保有している耐震性能を表す指標で、建物の強度×靱性で算出されます。Sd:形状指標 建築物の形状の複雑さや剛性のアンバランスな分布などが耐震性能に及ぼす影響を評価する指標 T:経年指標 建築年数による劣化や建築物の変形や壁・柱のひび割れ等が耐震性能に及ぼす影響を評価する指標Isは第一次診断法が0.8以上、第二次、第三次は0.6以上と覚えてください。Isは大きいほど余裕を見ているので良いことになります。第一次診断は簡易計算なのでその分余裕を見ているということですね!ここまでの説明で過去問は全問正解することができます。実際に問
0
カバー画像

フラットスラブ構造とは?

スラブは普通フラットでは?と考える方も多いのでフラットスラブ構造とは他のスラブを使用した構造と何が違うの?というところから説明を始めたいと思います。建築物は通常、床(スラブ)、柱、梁、壁で構成されています。このうち、梁を無くした構造のことをフラットスラブ構造と言います!日本ではあまり見られないので建築士を目指す方でも知らない方は多いかと思います。今回のサムネの背景画像がフラットスラブ構造です。一見問題なさそうですが、柱と柱を繋いでいる梁がないため地震に弱そうだなということがご理解できるかと思います。また、荷重の計算が複雑で慎重に設計を行わなければなりません。ここまで聞くとフラットスラブ構造は梁という概念がなかったころの構造方法なのかな?と思われる方も居るかと思います。ですが、これは全く逆の考えになります!フラットスラブ構造は近年登場してきた新しい考え方です。何故、近年フラットスラブ構造が新しい考え方として出てきているのか、理由は3つあります!①梁が無いので天井の空間がすっきりして、天井を高くできたり、1層あたりの高さを低く抑えることができるので賃貸面積を増やすことができる②外側から見たときに床と柱、壁はガラスのカーテンウォールなどで建築すると意匠的に見栄えが良い③梁がないから当然スラブを厚くすることで耐震性を上げるため、上階からの騒音トラブルが起きにくくなるいかがでしょうか?フラットスラブ構造のメリットを考えると複雑な構造計算さえ現代の技術力により安全性を確保することができれば、とても近代的な構造方法だといえると思います。それでは最後に建築士試験での問題例を見てみましょう!フラ
0
カバー画像

乾燥収縮と単位水量の関係について解説

今回も私のサービス受講生よりどうしても間違えてしまう問題があるとのことで記憶を強固なものにするために解説させていただきます。問題はこちらです。 コンクリートの乾燥収縮は、単位水量が小さくなるほど大きくなる↑二級建築士構造平成30年No.21で出題されています。今回の問題は不適当な選択肢ですので単位水量が小さくなるほど小さくなるが正解です。建築士の試験では〇〇が大きく(小さく)なると、□□が大きく(小さく)なるという問題がたくさん出てきます。 ですからこういう問題が覚えにくいのは当然のことだと思います。 このような問題に対しては私は文字のイメージから大きくなるのか小さくなるのか思い出すという方法が良いかと考えています。今回は比較的イメージのしやすい単語かなと思います。乾燥収縮→乾燥して収縮してますね。このままの意味です(笑)単位水量→何の単位なのか?と気になるところではありますがあまり気にしなくていいです。単純に水の量だと考えてください!それではこの二つの語句の関係を頭の中で紐づけましょう!今回は単位水量が小さくなると乾燥収縮はどうなるのかという問題ですね。乾燥収縮するためにはまず何よりも乾燥するための水が必要です。乾燥して収縮するので、既に乾燥しているのであれば収縮できません。水の量が小さい=乾燥している=乾燥収縮は起こりにくい=乾燥収縮は小さくなるが正解です!記憶を強固にするための余談ですが、昔水に入れると大きくなるおもちゃがあったことをご存知でしょうか?もしくは最近ですと持ち運びに便利な水を垂らすと大きくなるおしぼりなどが売られていたりします。(写真はここに載せられないので
0
カバー画像

不静定架構の大梁にプレストレス力を導入する場合、曲げ変形と同時に軸方向変形を考慮した不静定二次応力を計算しなければならないとは?

今回は一級建築士の過去問1問について詳しく解説しようと思います。今回も私のサービスの受講生からのご質問で、この一級建築士構造平成27年NO.22がわからないとあったのですが調べたところこの問題について解説を出しているサイトは無かったため、ピンポイントな内容ではありますが発信しようと考えました!今回の内容を覚えることで他の問題の理解度も深まるようにしていますのでこの問題の内容がなんとなくしか頭に入っていない方は是非ご一読してみてください!では早速ですが問題に太字を付けて改めて見てみましょう!不静定架構の大梁にプレストレス力を導入する場合、曲げ変形と同時に軸方向変形を考慮した不静定二次応力を計算しなければならない不静定架構、プレストレス、不静定二次応力、この辺りが聞きなれない日本語のためわかりづらいのかと思います。①不静定架構とは不静定架構とは何でしょうか?まずは文字を分解してみます。不  静定         架構否定 静かに定まっている  柱と梁で作られる構造要は柱と梁で作られた静かに定まっていない構造ということですね!静かに定まらないということを建築士的に言い換えると力のつり合いだけでは反力を計算できないということです。構造の計算問題でΣY、ΣX、ΣMなど出てきますよね?それだけでは解けない未知数の多い構造だと覚えてください!現実の構造物は複雑ですのでほぼ不静定構造だと考えて良いです!建築士用語は日常では覚えない単語が多々登場しますのでこのように分解して意味を考えることをお勧めします!②プレストレスとはこの用語も分解するとプレとストレスに分かれるかと思います。英語が多少わかる
0
カバー画像

二級建築士構造の問題解説!ドリフトピン接合において、施工時の木材の含水率が20%以上であったので、接合部の許容せん断耐力を低減した

今回は以下の問題を解説します!ドリフトピン接合において、施工時の木材の含水率が20%以上であったので、接合部の許容せん断耐力を低減した↑二級建築士構造平成24,29年No.12で出題されていますこの問題は①含水率が20%以上であるとどうなるのか②許容せん断耐力を低減するとどうなるのか以上2点を覚えることで理解ができるかと思います。では①ですが含水率=部材に含まれている水の割合です。20%以上あるということは水分をたっぷり含んでいるため部材としては弱くなります。そして②ですが許容せん断耐力とは許容とせん断と耐力に分けて考えます。許容は許される範囲、つまりここまでなら耐えられると考えて設定されるということです。せん断とは部材を刀で切るイメージで力を加えることをいいます。耐力はそれ(今回はせん断)に耐える力のことをいいます。まとめますと部材を刀で切るようなイメージの力に耐える力をここまでなら許すと考え設定した力のことをいいます。例えば許容せん断耐力が20Nと言われれば20Nまでは部材が耐えられるだろうと考えられているということです。よって問題に戻りますがドリフトピン接合において、施工時の木材の含水率が20%以上であったので、接合部の許容せん断耐力を低減したこれは木材が弱い状態であるので接合部が耐えられると想定される力も弱く(低減)しなければならない→〇か×か?ということです。当然回答は〇になります。許容せん断耐力を割増してはいけないので他の問題と混同しないようにしっかり覚えましょう!今回の内容でわからないことがあったりもっと知りたいことがある方は建築士の学科試験勉強法を以下のサービス
0
カバー画像

二級建築士構造の問題解説!溶接接合において、隅肉溶接のサイズは、一般に、薄いほうの母材の厚さ以下の値とする

今回は以下の問題を解説します!溶接接合において、隅肉溶接のサイズは、一般に、薄いほうの母材の厚さを超える値とする↑二級建築士構造平成30年No.17で出題されていますこの問題で出てくる専門用語は1つです。・隅肉溶接のサイズ→隅肉溶接とは以下の図のように部材同士を接合する際に隅に肉を盛るように溶接をすることを言います。サイズとは隅肉溶接部の母材に接着している面の長さのうち、小さいほうの値のことを言います。問題文のイメージはできましたでしょうか?今回のポイントは↑の図でいうと赤色の大きさが青色の厚さよりも大きいほうが良いのか小さいほうが良いのかということです。結論からいうと青色の厚さより小さくしなければなりません。ですので問題文は間違いになる訳ですが、ここで少し納得がいかない方もいると思います。「溶接サイズが小さいと溶接不良になってしまうのでは?」このように考えている方は正しいです。では何故小さくしなければならないのか?これは何事もやりすぎは良くないとだけ覚えてください。そもそもですが今回の問題の解説では溶接サイズを小さくしなければならないですが当然小ささの限度もあります。それが・板厚6mm以上の場合、隅肉溶接サイズは4mm以上かつ1.3√(厚いほうの母材の厚さ)以上です!さらに溶接のサイズは目安として薄いほうの母材の0.7倍とあります。ですので溶接のサイズの上限は薄いほうの母材の厚さ以下と覚えてください!今回の内容でわからないことがあったりもっと知りたいことがある方は建築士の学科試験勉強法を以下のサービスにて提供しておりますので見ていただけますと幸いです。今回の内容は当サービス受
0
カバー画像

二級建築士構造の問題解説!ドリフトピン接合は、ボルト接合と異なり、降伏後の耐力上昇が期待できないので、終局せん断耐力は降伏耐力とほぼ同じ値となる。

今回は以下の問題を解説します!ドリフトピン接合は、ボルト接合と異なり、降伏後の耐力上昇が期待できないので、終局せん断耐力は降伏耐力とほぼ同じ値となる。 ↑二級建築士構造令和元年No.11で出題されていますまずは問題の重要語句を1つずつ解説します。・ドリフトピン接合→ドリフトピンと呼ばれる棒状の金物を接合部に打ち込んで接合する方法・ボルト接合→ボルトで部材を締め付けるようにして接合する方法・降伏→部材に力を加えていって、力を取り除いても元に戻らなくなった状態・終局せん断耐力→建物が崩壊するときの部材のせん断(刀で部材を切るイメージ)に対する耐力・降伏耐力→部材が降伏するときの力次は問題文の解説です。ドリフトピン接合は部材にピンを差し込んで接合するため、ボルトをねじ込むよりも施工性が良いというイメージを頭の中で固めてください。よってボルト接合よりも接合部の状態が良いので剛性が高いです。剛性が高くなるということは固くなるということをイメージしてください。そして固いものが破壊されるときは粘ることなく急に壊れます。ここでこの問題の正誤判定のポイントの説明ですが終局せん断耐力と降伏耐力が同じになるかどうか、ここが正誤の分かれ目です。先ほど語句の解説をしましたが、終局せん断耐力は降伏耐力の後に現れます。まず部材が元に戻らない形になったあと、少し粘って崩壊します。剛性の高い部分が元に戻らない形になるときは、粘る力がないためすぐに崩壊します。という訳で、ドリフトピン接合(剛性が高い)は降伏後の耐力上昇(粘り)が期待できないため、終局せん断耐力(崩壊時)は降伏耐力(元に戻らない形になるとき)とほぼ
0
カバー画像

二級建築士構造の問題解説!耐震スリットを設ける目的の一つは、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善することである

今回は以下の問題を解説します!耐震スリットを設ける目的の一つは、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善することである↑二級建築士構造平成30,28,25年No.19で出題されています今回は耐震スリットがどんなものかということとせん断破壊、曲げ破壊について理解して問題を解けるようになりましょう!耐震スリットとは耐震のために設けられる切り込み(スリット)のことを言います。切れ込みをいれると構造が弱くなるイメージを持たれる方もいるかと思います。実際に耐震スリットは過去の過ちを基に編み出された考え方になります。昔は耐震スリットを設けずに設計を行っていたところ、設計者の予期しない破壊が多く起きていました。設計者の予期しない破壊は腰壁や垂れ壁など短い壁が取り付いた柱で起きました。これは本来柱が曲がることができる範囲が下階の床から上階の床までであったのに腰壁や垂れ壁が取り付くことで柱が腰壁と垂れ壁の間の部分でしか曲がることができなくなってしまったために急激な破壊をもたらしてしまいました。ですのでこの急激な破壊(せん断破壊)を防ぐために耐震スリットを設けることで柱が曲がって力に耐えることができるようにしたわけです。せん断破壊は柱が急に真ん中でボキッと折れる破壊です。曲げ破壊はぐにゃーっと曲がっていって耐えれなくなったところで破壊されるイメージです。建築的に危ないのはせん断破壊です。ですので今回の問題は「せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善することである」ですので〇となります。今回の内容でわからないことがあったりもっと知りたいことがある方は建築士の学科試験勉強法を以下のサービスにて提供しておりますので
0
カバー画像

最小あばら筋比の規定用途について解説

今回は1問のみ解説します。最小あばら筋比については調べるとたくさんの記事があったので問題についての独自の解釈を私のサービス受講生用に記したいと思います。最小あばら筋比は、曲げひび割れの発生に伴う急激な剛性の低下を防ぐために規定されている↑一級建築士構造令和元年No.12で出題されていますこういう問題ってなんとなく正解だと考えてしまいませんか?大きいとか小さいとか言われると問題文が間違っていそうな気がしますが語句説明の場合はどこが間違っていそうかわかりにくいためかなりやっかいな問題だと思っています。さて問題に戻りますが先ほどの問題は間違いの選択肢になります。どこが間違っているかわかるでしょうか?正解は・・・最小あばら筋比は曲げではなくせん断ひび割れを防ぐために規定されているでした!このような問題は問題文を脳内でイメージして覚えましょう!あばら筋→あばら骨と同じようなものだと考えましょう!あばら骨の説明は不要かもしれませんが胸部にある曲がった骨ですね。左右12対あり臓器を衝撃から守る役割を果たしています。あばら骨は衝撃には強いですがあばら骨が有っても体を曲げることはできますよね?もしあばら骨が今のような形ではなく、盾のように1枚の大きな骨だったら隙間がなくなるため刺されたときにあばら骨の間をすり抜けて臓器が傷つくことはなくなるかもしれませんが代わりに上体を曲げることができなくなりますね。同様にあばら骨が縦格子のように配置されていても体は曲がらなくなってしまいますね。イメージできなければ本や定規を脇腹にあてた状態で体を曲げようとしてみてください。という訳で、あばら筋もせん断には効果を
0
13 件中 1 - 13