二級建築士構造の問題解説!溶接接合において、隅肉溶接のサイズは、一般に、薄いほうの母材の厚さ以下の値とする

記事
学び
今回は以下の問題を解説します!

溶接接合において、隅肉溶接のサイズは、一般に、薄いほうの母材の厚さを超える値とする
↑二級建築士構造平成30年No.17で出題されています

この問題で出てくる専門用語は1つです。
・隅肉溶接のサイズ
→隅肉溶接とは以下の図のように部材同士を接合する際に隅に肉を盛るように溶接をすることを言います。サイズとは隅肉溶接部の母材に接着している面の長さのうち、小さいほうの値のことを言います。
隅肉溶接.jpg
問題文のイメージはできましたでしょうか?

今回のポイントは↑の図でいうと赤色の大きさが青色の厚さよりも大きいほうが良いのか小さいほうが良いのかということです。

結論からいうと青色の厚さより小さくしなければなりません。
ですので問題文は間違いになる訳ですが、ここで少し納得がいかない方もいると思います。

「溶接サイズが小さいと溶接不良になってしまうのでは?」
このように考えている方は正しいです。

では何故小さくしなければならないのか?
これは何事もやりすぎは良くないとだけ覚えてください。

そもそもですが今回の問題の解説では溶接サイズを小さくしなければならないですが当然小ささの限度もあります。

それが
・板厚6mm以上の場合、隅肉溶接サイズは4mm以上かつ1.3√(厚いほうの母材の厚さ)以上
です!

さらに溶接のサイズは目安として薄いほうの母材の0.7倍とあります。

ですので溶接のサイズの上限は薄いほうの母材の厚さ以下と覚えてください!

今回の内容でわからないことがあったりもっと知りたいことがある方は建築士の学科試験勉強法を以下のサービスにて提供しておりますので見ていただけますと幸いです。

今回の内容は当サービス受講生からのご質問でした!
今後も不定期に配信していきますのでフォローなどしていただけますと建築士に関する知識が身につくかと思います。
来年度受験の方、私と一緒に頑張りましょう!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す