「Speaking ってどうやったら伸びるんですか?」の落とし穴
英語教師なのに英語を話せなかった暗黒時代の追想です。当時、受験英語なるものに対しての一定の知識はあるものの、英語は聞き取れず、話せず、二重苦三重苦に苛まれていました。授業は全て日本語で行なっていましたが、Reading part が来るとドキドキです。発音にも自信がなかったので。ALTとは極力話さないようにしていました。何言っているか分からないし、英語話せないのバレちゃうし。ある日、教育実習生が来たんですね。もちろん私の担当じゃなかったんですけど。授業で使うプリントを印刷するために、印刷室へ向かったら、中からめちゃくちゃ流暢な英語の会話が聞こえてきたんですよ。「ファ!?」ってなった私は、こっそり「誰が話してんねん」と覗き込んだんですね。そしたら、その教育実習生が印刷室でALTと楽しそうに会話していたんですね。「ワイはまだ英語教師にもなっていない後輩にも負けているんか…」とすごく落ち込みました。そんな中で私が漠然と考えていたことは、「Speaking や Listening を伸ばすにはどうすればいいんだろうなー」ということでした。でも一応プライドがあったので、その後輩に「ねえ、どうやったらSpeaking, Listening ができるようになるんだい?」なんて聞けないわけですよ。だから「これをやればあなたもペラペラ!」「ネイティブの英語が驚くほど聞こえてくる!」みたいな煽り文句の本を片っ端から読み漁りました。そこでお勧めされている勉強方法も一通り試しました。でも続きませんでした。そしてさらに自己嫌悪。「自分には無理なんだ…才能ないんだ」今でこそ、この思考方法の「落とし穴」に気
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