第27回 やりたいことはあるのに、決断できない人が見落としていること
「やりたいことはあるんですけど、なかなか決めきれなくて…」創業準備や事業の見直しの場面で、よく聞く言葉です。やりたい方向はなんとなく見えているでも、踏み出す決断ができない気づけば時間だけが過ぎているこの状態は、決して珍しいものではありません。決断できないのは、意志が弱いからではない決断できないと、覚悟が足りないのではないか自分は向いていないのではないかと感じてしまうことがあります。ですが、多くの場合それは違います。決断できない理由は、意志の問題ではなく、判断材料が整理されていないことであることがほとんどです。「やりたい」と「できる」がつながっていないやりたいことがあっても、どれくらいの売上が必要かどれくらい時間がかかるのか生活とのバランスはどうかといった現実の条件と結びついていないと、判断の土台がないままになります。その状態では、進んでいいのかもう少し待つべきかの判断ができません。決断できない人ほど、情報は持っている意外かもしれませんが、決断できない方ほど、情報はたくさん持っているよく考えているリスクも理解していることが多いです。ただ、それが“自分の状況に落とし込まれていない”ために、判断につながらないのです。「完璧な判断」を求めると動けなくなるもう一つ見落としやすいのが、失敗したくない間違えたくない正しい選択をしたいという気持ちです。ですが、創業や経営においては、最初から正解の選択肢が用意されていることはほとんどありません。完璧な判断を求めるほど、決断は遠のいてしまいます。決断の前に必要なのは「整理」決断できないときに必要なのは、新しい情報を増やすことではなく、何が不安なのか
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