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ビジネス・マーケティング
第32回 固定費を見直す前に、必ず整理しておきたいこと
記事
ビジネス・マーケティング
つなぎの杜オフィス白川啓介行政書士事務所
2026/06/18 15:55
資金繰りが気になり始めると、
「まずは固定費を削減しよう」
と考える方は少なくありません。
確かに、
家賃
通信費
サブスクリプション
広告費
システム利用料
などの固定費は、一度削減できれば効果が続きます。
そのため、
経営改善の第一歩として考えやすい項目です。
ですが、
私は固定費を削る前に、
必ず整理しておきたいことがある
と思っています。
本当に問題は固定費なのでしょうか?
資金繰りが苦しくなると、
どうしても支出に目が向きます。
ですが実際には、
売上の減少
入金の遅れ
一時的な設備投資
季節的な売上変動
など、
原因はさまざまです。
ここを整理しないまま固定費削減を始めると、
本来見るべき問題を見落としてしまうことがあります。
固定費は「悪者」とは限らない
固定費という言葉を聞くと、
削減対象として考えられがちです。
ですが、
事業を支えている固定費もあります。
例えば、
ホームページ運営費
顧客管理システム
会計ソフト
広告費
業務効率化ツール
などです。
毎月お金は出ていきます。
しかし、
その支出によって
問い合わせが増えている
作業時間が短縮されている
ミスや手戻りが減っている
のであれば、
単純に「削れば良い」とは言えません。
削った結果、売上や効率が落ちることもある
実際に、
固定費削減によって苦しくなるケースもあります。
例えば、
広告費を止めたことで、
数か月後に問い合わせが大幅に減った。
システム利用料を削ったことで、
手作業が増え、業務負荷が高まった。
ホームページ更新をやめたことで、
新規顧客との接点が減った。
こうしたケースです。
支出は減った。
しかし、
売上や生産性も下がった。
これでは本来の目的から離れてしまいます。
本当に見るべきなのは「費用対効果」
固定費を見直すときに大切なのは、
金額の大きさだけではありません。
その費用が、
売上につながっているか
業務効率を支えているか
今後も必要な支出か
を考えることです。
言い換えれば、
「いくら使っているか」
ではなく、
「そのお金は何を生み出しているのか」
を見る必要があります。
そして、その前に見たいのがお金の流れ
ただ、
ここで多くの方が手を止めます。
費用対効果を考えようとしても、
どこから見ればいいのか分からない
数字を見ても判断できない
何を残して何を削るべきか分からない
という状態になることがあります。
だからこそ、
まず整理したいのは、
いつ入金があるのか
いつ支払いがあるのか
手元資金がどう推移するのか
という、
お金の流れそのものです。
固定費削減は、整理のあとでも遅くない
固定費を見直すことは大切です。
ですが、
固定費を削ることが目的になってしまうと、
本来残すべき支出まで削ってしまうかもしれません。
まずは、
事業の状況とお金の流れを整理する。
その上で、
残すべき費用
見直すべき費用
今は様子を見る費用
を判断していく。
その方が、
無理なく事業を続けるための判断につながります。
最後に
もし今、
「経費を削らなければ」
と考えているのであれば、
一度立ち止まって、
その費用が事業にどんな役割を果たしているのかを整理してみてください。
固定費削減の前に見えるものが、
これからの経営判断を大きく変えることがあります。
創業経営者のモヤモヤを言語化します
不安な収支の流れをクリアに!資金繰りを可視化します
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つなぎの杜オフィス白川啓介行政書士事務所
行政書士/事業再生アドバイザー / 50代前半 / 男性
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