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ビジネス・マーケティング
第31回 テンプレ創業計画がしっくり来ない人へ
記事
ビジネス・マーケティング
つなぎの杜オフィス白川啓介行政書士事務所
2026/06/08 12:02
創業準備を始めると、
・創業計画書のひな形
・セミナーのワークシート
・ネット上の記入例
などに触れる機会が増えます。
そして多くの方が、一度は計画書を作ってみます。
ですが、その中で時々こんな声を聞きます。
「一応書けたんですけど、なんだかしっくり来なくて…」
実は、これは珍しいことではありません。
テンプレートは悪くない
まず誤解のないようにお伝えすると、
テンプレート自体はとても有用です。
・考える順番が分かる
・必要な項目が整理される
・抜け漏れを防げる
創業準備の入口としては、とても役立ちます。
ただし、
テンプレートは“考えるための道具”であって、答えそのものではありません。
「正しく埋めた」のに不安が残る理由
テンプレートを埋めることはできた。
数字も書いた。
事業内容も整理した。
それなのに、
なぜか不安が残る。
その理由は、
計画が“自分の現実”と結びついていないから
かもしれません。
他人の成功例は、自分の計画ではない
創業計画を作るとき、
どうしても成功事例や記入例を参考にします。
ですが、
・家族構成
・生活費
・貯蓄
・経験
・創業者の性格
・創業する場所の地域性
これらは人によって必ず、違います。
だから、
他人には合う計画でも、
自分には合わないことがあります。
むしろ、ここにそ事業の個性が現れると思っています。
違和感は無視してはいけない
創業相談を受けていると、
違和感を抱えたまま進んでしまう方がいます。
・本当はなんとなく売上目標が高すぎると思っている
・数字を作るために削っているが本当は生活費が心配
・本当は集客方法に自信がない
でも、
「みんなが成功しているテンプレートだから」
「専門家が言うから」
という理由で、不安なそのまま進めてしまう。
すると後から、
計画と現実のズレに苦しみ、計画が形骸化してしまうことが多々あります。
計画書より先に整理することがある
創業計画は、
融資のためだけに作るものではありません。
本来は、
・自分が何を目指しているのか
・どんな生活を維持したいのか
・どこまでリスクを取れるのか
を整理するためのものです。
ところが、
融資に必要だからまずは計画書をと、
テンプレートを埋めることが目的になると、
この本当に大切な部分が抜け落ちてしまいます。
「しっくり来ない」は大事なサイン
もし今、
創業計画を書いていて、または作った創業計画が
「何か違う気がする」
と感じているのであれば、
それは失敗ではありません。
むしろ、
まだ整理できていない論点が残っている
というサインかもしれません。
一人で考えていると、違和感の正体が見えないこともある
ただ、
ここで詰まる方も少なくありません。
違和感はある。
でも、
・何が違うのか
・どこが不安なのか
・何を修正すればいいのか
が分からない。
だから手が止まる。
創業準備では、この状態が意外と多いです。
実際に事業を始めて初めて知ることが多い中、これまで
事業をおこした事がないなら尚更です。
テンプレートより大切なこと
創業計画に必要なのは、綺麗な計画書ではありません。
自分自身が納得できる計画です。
テンプレートはそのための道具。
もし今、
「ちゃんと書いたのに、しっくり来ない」
と感じているなら、
無理に埋めるのではなく、
一度立ち止まって違和感の正体を整理してみるのも良いかもしれません。
その違和感の中に、
本当に考えるべきテーマが隠れていることがあります。
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つなぎの杜オフィス白川啓介行政書士事務所
行政書士/事業再生アドバイザー / 50代前半 / 男性
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