第30回 創業の不安は『気合』では解消しない

記事
ビジネス・マーケティング
「結局、覚悟の問題ですよね。」

創業の話になると、
時々こうした言葉を聞くことがあります。

もちろん、
・一歩踏み出す勇気
・続ける覚悟
・行動する力
は大切です。

ですが、創業準備を進めている方のお話を聞いていると、

不安の原因は、
必ずしも「気合が足りない」ことではないと感じます。

不安があるのは、真剣に考えている証拠でもある

創業前には、
・本当に生活していけるのか
・売上は作れるのか
・今のタイミングでいいのか
といった不安が出てきます。

これは、決して珍しいことではありません。

むしろ、
現実と向き合おうとしているからこそ出てくる不安
とも言えます。

気合で乗り越えようとすると、整理が止まる

不安が強くなると、

「考えすぎず、とにかくやってみよう」
という言葉に救われることもあります。

確かに、
考えすぎて動けなくなることはあります。

ですが一方で、
気合だけで進もうとすると、
・売上の見通し
・生活とのバランス
・資金の持ち方
・判断の基準
といった、

本来整理すべき部分
が曖昧なままになってしまうことがあります。

不安の正体は、「未整理」であることも多い

創業の不安は、
能力不足や覚悟不足ではなく、
・何が不安なのか分からない
・どこまで準備できているのか曖昧
・判断材料が頭の中だけにある
という状態から生まれていることも少なくありません。

実際には、
言葉にしてみる。
数字にしてみる。
条件を並べてみる。

それだけでも、
不安の見え方が変わることがあります。

「やるか、やらないか」だけではない

創業準備は、
「今すぐ始めるか、やめるか」
の二択だけではありません。

・まず小さく始める
・半年準備する
・条件が揃うまで待つ
こうした選択肢もあります。
ただ、
ここで詰まりやすいのが、
“自分の状況に落とし込んだ判断”
です。

情報はある。
想いもある。
でも、
自分の場合、何が現実的なのか分からない。
この状態で止まってしまう方も少なくありません。

創業の不安は、消すものではなく整理するもの

創業において、
不安を完全になくしてから進むことは、
難しいかもしれません。

大切なのは、
不安を気合で押し込めることではなく、
・何が不安なのか
・何が見えていないのか
・何を判断材料にするのか
を整理することです。

一人で抱え続けなくていい

最終的な決断は、
自分で行うものです。

ですが、
考えを整理するプロセスまで、
一人で抱え続ける必要はありません。

実際には、
「整理しようと思っているのに、
何から手をつければいいか分からない」
というところで止まってしまう方も少なくありません。

もし今、
創業への不安を、
気合で何とかしようとしているなら、

まずは一度、

不安の正体を整理するところから

始めてみてもいいのかもしれません。

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