第23回 資金繰り表は“苦しくなってから”作るものではない

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ビジネス・マーケティング
「資金繰りが厳しくなってきたら、作ろうと思っています」

資金繰り表についてお話しすると、
こう言われることがあります。

確かに、資金繰りという言葉自体が

「苦しくなったときに使うもの」

というイメージを持たれやすいのは自然です。

ですが実際には――
苦しくなってからでは、遅いことがあります。

なぜ“後回し”になってしまうのか

資金繰り表が後回しになる理由は、
難しさではありません。

まだ大丈夫そう
今はそこまで困っていない
なんとなく先送り

こうした感覚です。

そして気づいたときには、

手元資金が減っている
支払いが重なっている
判断の余裕がない

という状態になっていることもあります。

本当に怖いのは「余裕がない状態での判断」

資金繰りが厳しくなってから動くと、

焦って売上を取りにいく
条件の悪い取引でも受けてしまう
本来避けたかった判断をしてしまう

ということが起こりやすくなります。

これは能力の問題ではなく、

時間的な余裕がなくなっていること

が原因です。

資金繰り表は“余裕があるとき”にこそ意味がある

資金繰り表の価値は、

苦しい状況を説明することではなく、

先に気づくことにあります。

どのタイミングが山場か
どこで資金が減るか
どれくらい余裕があるか

これが見えていれば、

早めに手を打つ
無理な判断を避ける
選択肢を残す

ことができます。

完璧な表は必要ありません

資金繰り表というと、

難しいものを想像されるかもしれません。

ですが、最初は

今の手元資金
近い将来の支出
入金予定

この3つが分かるだけで十分です。

完璧な精度よりも、

続けて見直せること

の方が価値があります。

守るための準備は、早いほどいい

資金繰りは、

攻めるためのものではなく、
守るためのものです。

生活を守る。
事業を続ける。
冷静な判断を保つ。

そのための準備は、

苦しくなってからではなく、
余裕があるうちにしておくほうがいい。

もし今、

「まだ大丈夫」と感じているなら、

それは良い状態です。

だからこそ一度、
お金の流れを整理してみてください。

余裕があるときに見えるものは、
余裕がなくなってからでは見えにくくなります。

資金繰り表は、
苦しいときのためではなく、

苦しくならないために使うものです。

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