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(再) 創業のためのメソッド 10

第1編は「創業計画書作成」編です。   第10回『創業計画のつくり方⑧』 今回は、前回の続きで「10 売上予測」、 「11 収支計画」について説明します。  (「創業の手引き」は17ページからです。)   前回は、創業計画書の『8 事業の見通し(月平均)』について、 ④利益、③経費、②売上原価と、下から見ていきました。 今回は、①売上高について説明します。   17ページに『10 売上予測』という項目があります。  これから事業を開始されるわけですから、誰も正確な数字を把握するこ とはできません。 当然、審査担当者も同じで、前回も書きましたが「小規模企業の経営指標」を参考に予測値を計算し、創業計画書の売上高と比較して、乖離が大きい場合には、数値に修正を加えて融資の判断につなげていきます。 また、経営指標は統計平均なので、都市部と地方の事業者が混在していたり、 前回の最後に「参考」として最新の数字と、前回調査の数字の比較を載せましたが、サンプル数の少ない業種だと、数字が大きく変わる(暴れる)事も あり得ます。  従って担当者は、何でもかんでも経営指標の数字をそのまま当てはめるのではなく取引のある近隣の同業者の数値を、参考にしたりもしているようです。   従って、担当者から「お店の広さは、何平米ですか?」とか 「客単価はおいくらですか?」とか、 「セット椅子は何台ですか?」とか、 「従業員さんは何人ですか?」とか聞かれたら、 『ああ、経営指標に当てはめて、予測売上高を出そうとしているんだな。』 と考えて、出来るだけ詳しく答えてあげてください。  (報告書に書かなければいけない
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(再) 創業のためのメソッド 3

第1編は「創業計画書作成」編です。 第3回「創業計画のつくり方①」 今回から「創業計画書」をどのように作っていくか、についてご説明します。 まずは、何のために「創業計画書」を作るのでしょうか? その目的は、いくつかあると思います。 ① 自分が考え、やろうとしていることを整理してみるため。  ② 金融機関からお金を借りるのに、自分の計画の妥当性を説明するため。  ③ お金等を出資してもらう協力者に対するプレゼンのため。 「創業計画書」は、核(根っこ)の部分は当然同じなはずですが、 ①②③それぞれ目的が違うわけですから、 スタイル(形式、様式)も違ってくるはずです。 ①は自分の考えを整理するためのものですから、体裁にこだわる必要はなく、 何度でも、自分が納得いくまで書き直すこと(ブラッシュアップ)が重要です。 また出来上がったら一度、ご家族やご友人などに客観的な目で見てもらうことを お勧めします。その「計画書」は、他人が見ても「妥当だ」と言ってもらえるものに なっていますか? ①が完成すれば、②③は金融機関等相手が求める形にアレンジするだけです。 注意していただきたいのは、公庫や保証協会等には、計画書の『様式』があるという こと。 つまり相手が求めているのは(最低限)そこに記載すべき情報で、必要があれば、足らない分は追加でその部分だけ依頼されるはずということです。   公庫の創業計画書の様式はA3一枚。保証協会(東京)はA4三枚です。 一方、創業補助金(東京都中小企業振興公社)の申請書はA4二十枚です。 求められている様式に合わせて計画書等は作成しましょう。 求められているのがワン
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(再) 創業のためのメソッド 付録③ 『資金繰り表のつくり方』

創業寺子屋第9回「創業計画書⑦」で 『11 収支計画(創業の手引き19ページ)』について、説明させていただきました。 また、手引きの20ページには『12 返済計画』についての説明があります。 開業資金も含めて、借金の本質は、「利益の前倒し」です。 企業は、借金をしたら返済しなければなりません。 20ページにも書いてあるように、返済原資は、 基本的には「利益+減価償却費」です。 そして、   収支見込 = 返済財源 - 借入金返済元金 - 家計費(個人企業の場合) なのですが、 これは、年間ベースの『長期』のお話であり、 毎月の返済財源は、基本「お金(キャッシュ)」しかないことに、 注意が必要です。 余談ですが、多くの小規模企業は、「利益+減価償却費」の範囲内で、 借入金の返済ができていません。 はるかに返済額のほうが多く、 借入返済のために借金を繰り返しているのが、現実です。 ですから、多くの小規模企業は、資金繰りに苦労しています。 利益が出ていれば、お金が残っていると勘違いしている経営者の方も 少なからずいらっしゃいます。 これまでも、創業のためのメソッドの中で何度も書かせていただきましたが、 「お金」と「利益」は違います。 『キャッシュフロー』という視点で見ると、 「利益」以上に、「売掛金や棚卸資産等」が増えると、「お金」は減ります。 「設備投資等」にお金を使えば、「お金」は、減ります。 よって、利益が出ていても、「お金」が足らない。 『勘定あって銭足らず』ということが起こりうるのです。  そのような状況を防ぐために、ぜひ作成いただきたいのが、 『資金繰り表』です。 手
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(再) 創業のためのメソッド 11

第1編は「創業計画書作成」編です。   第11回『エピローグ』 ~これから開業される方へ~ 公庫の『創業の手引き』に沿って、説明をさせていただいてきました。 手引きの32ページを見ていただくと、 「日本政策金融公庫を利用した創業者からのメッセージ」  ~これから創業される方へ~ というコメント集が載っています。 24項目ありますが、これらは実際に公庫を利用された創業者の方からの メッセージです。 ただ公庫を利用して、コメントを寄せた方はもっとたくさんいらっしゃるはずなので、その中から公庫が意図してピックアップした、「公庫はこう考える」とのアドバイス、とも言えるのではないでしょうか。   みな重要なコメントだと思います。 一つずつ、『創業寺子屋』の中で説明した各項目の「どの場面」の事かと、 当てはめて読んでみてください。 そして、公庫(国民生活事業)の内部用語ですが、 『与信可能性の追求』という言葉があります。 「お客様にご利用いただくために、最善を尽くそう。」 という意味だと、私は理解しておりました。 公庫職員が可能性を追求できるよう、 お客様の側でも、最善のプレゼン準備をしていただきたいと思います。    とはいうものの、借入は借入なので、ご利用いただいても返済が大変で、 返ってお借主の生活(場合によっては人生)を脅かしてはいけません。   昔、城南信用金庫の理事長さんが言った『貸すも親切、貸さぬも親切』 という言葉は、40年公庫職員として現場で携わってみて、 やはり「言い得て妙」です。   従いまして、これから創業を目指す皆さんには、 「準備をしっかりと行う」。 「計画
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(再) 創業のためのメソッド 9

第1編は「創業計画書作成」編です。   第9回『創業計画のつくり方⑦』 日本政策金融公庫 国民生活事業 の 「創業の手引き」に沿って、説明しています。 手引きは、公庫のHPから入手できます。 今回は、「10 売上予測」、「11 収支計画」、「12 返済計画」 について説明します。  (「創業の手引き」は17ページからです。) 『創業計画書』の項目8「創業後の見通し(月平均)」を見ていただくと、 記入項目は、 ① 売上高、 ② 売上原価、 ③ 経費 (内訳ⅰ人件費、ⅱ家賃、ⅲ支払利息、ⅳその他)合計、 ④ 利益(①-②-③) となっています。    手引きには「これから始める事業は、どれくらいの利益がでるか」という点が、一番気にかかるところでしょう。 とのコメントが書かれています。 利益が出なければ商売は続けられないので、ある意味当然ではありますが、 計画を作るときに『利益』から逆算して「経費」、「原価」、『売上』見込みを算出することによって、不自然な数字になっていないか 注意をする必要があります。    ここで一つ、覚えていただきたい「経営分析の数式」があります。 『収支計画』を作るうえで、とても大切な考え方です。 損益分岐点売上高    損益分岐点売上高 = (経費*) ÷ ( 1 - 原価率 )   「損益分岐点売上高」というのは、 売上高と、総費用が等しくなり、利益・損失ともにゼロの地点での売上高のこと。  すべての費用を回収するのに、必要な売上高をさします。   10ページの記入例を見ていただくとわかるように、 「借入金の返済元金」と、「個人営業の『事業主分』の人件
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(再) 創業のためのメソッド 1

第1編は「創業計画書作成」編です。 第1回「プロローグ」 開業を予定されている皆さまへ開業の準備は順調に進んでいますか? 今はパソコンで調べれば、一流の専門家の人たちから、 たくさんの情報が得られます。 公庫のHPでも、様々な情報が提供されていますし、「ビジネスサポートプラザ」では、専門の担当者が個別の相談に乗ってくれます(予約制)。   ただ、現役時代、審査や融資相談をやっていた時に、「これらの情報をうまく生かし切れていない開業予定の方が沢山いらっしゃるな」と感じていました。 『情報としてはわかるんだけど、じゃあ私はどうしたらいいの?』そんな悩みを抱える方をサポートできればと思い、この文章を作成しました。  頑張っている開業予定の方の疑問が、少しでも解消されれば幸いです。     「計画はネガティブに、行動はアクティブに」           現役だった頃、本業は審査インストラクター(新人に審査を教える仕事)でしたが「ビジネスサポートプラザ」のお手伝いで、相談員をしたことがあります。 相談コーナーの机の上には、「(あなたの)やりたいこと」「(あなたの)できること」「世の中のニーズ」。この3つの重なり合ったところに、創業のチャンスはある。という趣旨のペーパーが置かれていました。 この3つのどれが欠けても、創業は上手くいかないと思います。 そこで、まず創業がらみの某大手証券会社のテレビCMを題材にお話を始めます。   新人営業ウーマンの"すずめ"が、お得意様を訪問して子供のころの夢を聞かせてもらいます。  「パン屋さんになりたい。」と小学校の卒業文集には書かれていました。  『正
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(再) 創業のためのメソッドⅡ 1 『公庫申込前後の留意事項』

第1編では「創業計画書のつくり方」について、説明させていただきました。 第2編では、公庫に申込み後、どのように『面談(調査)が進んでいくか』の 一般的な流れについて、お話させていただきたいと思います。 (コロナ等の関係で、一部変更になっている可能性もあります。) まずは、公庫(国民生活事業)のHPを抜粋した、簡単な流れの説明です。 (👉は、富太郎の現場経験に基づく、個人的なコメントです。) (1) ご相談 ・ 融資制度、お申込手続き等のお問い合わせは、お電話にて承ります。   「事業資金専用ダイヤル」にお気軽にお電話ください。 ・ 新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、一部の支店については、     来店によるご相談は予約制とさせていただいております。  👉 Q&Aの「融資の申込はどこの支店にすればよいですか。」   の答えは『個人の方は、創業予定地を管轄する支店。   法人の方は、登記上の本店所在地を管轄する支店』 となっています。   創業予定地や本店が遠方の場合は、お住いの近くの支店に   相談してみてください。(ただし支店から遠方だと、担当者が現地に   行く日程調整が難しくなり、時間が余計にかかる可能性はあります。)  👉 Q&Aの『申込から決まるまで、どのくらいの期間がかかりますか。」   の答えは『平均3週間くらいです。』   ただし、ご融資の条件などによっては、時間がかかる場合もあります。   となっておりますが、   通常「申込から面談まで」準備の関係もあり、1週間程度はかかります。   これが申し込みがたくさんあり、非常に 混んでいると   (他部
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(再) 創業のためのメソッド 6

第1編は「創業計画書作成」編です。   第6回『創業計画のつくり方④』 日本政策金融公庫 国民生活事業 の 「創業の手引き」に沿って、説明しています。 手引きは、公庫のHPから入手できます。 今回は、「5 従業員」「6 お借入れの状況」を説明します。    (「創業の手引き」には、詳細の記載はありません。     なお、31ページに『従業員の採用 』に関する説明があります。)   まず、『従業員』に関する項目です。 「役員数(法人のみ)」「従業員数(うち家族従業員数)(うちパート従業員数)」を 記入するようになっています。    この従業員の人数等が何と関係するかというと、 ①『8 事業見通し』の売上高に整合性があるかということにつながります。   → 公庫のホームページにある「業種別経営指標」という資料に、   『従業者1人当たり売上高』という指標があります。      例えば、パン小売業(製造小売)だと、13,922千円 と出ています。     これに、実際にフル稼働する人数相当数をかけたものが、年商の目安となり、 計画の妥当性検討の材料になります。      (因みに、以前参考資料としてお勧めした「Jnet21の業種別開業ガイド」 「ベーカリー」では3人で38,220千円、1人当たり12,740千円です。)     ② 同様に『8 事業見通し』の「経費の中の人件費」の計算に関連します。 → 上記と同様「業種別経営指標」では  『従業者1人当たり人件費』 4,571千円   Jnet21では、3人で13,300千円、1人当たり4,433千円です。     なお、パート・
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(再) 創業のためのメソッド 4

第1編は「創業計画書作成」編です。  第4回「創業計画のつくり方②」日本政策金融公庫 国民生活事業 の「創業の手引き」に沿って、説明しています。 手引きは、公庫のHPから入手できます。 創業計画書の中身に入っていきます。  (「創業の手引き」は、11ページ。  『創業の想いや事業経験の伝え方』です。) 前回も少し触れましたが、まず大切なのは 計画書の作成(内容)が他人任せではなく、 創業者自身で(も)考え、その考えに基づいて作成されたもの であること。 そして、その内容を自分の言葉でしっかりと説明できること。 だと思います。 それができれば、創業の想いは審査の担当者に伝わり、 理解を得やすいはずです。 (ただし、計画の内容の『妥当性』がより大事です。 "想い"だけでは乗り切れないケースが多々あります。) また、計画書は「創業の動機」「事業経験」 「取扱商品・サービス」「取引先・取引関係等」「従業員」 「お借入の状況」「必要な資金と調達方法」「事業の見通し」 と8項目記入するようになっていますが、 これらの項目内容はすべて関連・関係していることを意識して 作成してみてください。 計画書の「確からしさ」が高まります。 それでは、個別の項目を順番に見ていきましょう。 1 創業の動機  (創業されるのは、どのような目的・動機からですか。)  「なぜ(今)、このタイミングで創業されるのですか?」   との質問の答えを、まず考えてみてから、 手引きの4つの項目をチェックしてみてください。  要は、準備不足はないですか?  熱意や想いを日常の生活の中でどのように反映させてきましたか? と
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(再) 創業のためのメソッド 2

第1編は「創業計画書作成」編です。 第2回「創業前のチェックポイント」 前回の続きです。 子供のころの夢である「パン屋さん」の開業を決意した"かつやさん"は、証券会社の営業ウーマン"すずめ"のサポートを受けながら、準備を始めます。    まずは"すずめ"の用意してくれた日本政策金融公庫の『創業の手引き』を見ながら、計画を現実化させていこうと考えます。 目次に続いて「創業前のチェックポイント」というページがありました。(P3) 「事前にどのくらい検討し、準備したかが創業後の計画を左右します。」 と書かれています。 『どうしたら新しく開いたお店が上手くいくか』じゃないんだ。 ちょっとがっかりしながら、フローチャートを始める"かつや"さん。 Q 『動機は明確ですか?』  A1 子供のころからの夢だから。   (本当は、勤務先の会社の経営状況が芳しくないから。)  ⇒ 夢だけでこれから起こるであろういろいろな困難を乗り越えられますか?A2 製パンの専門学校を出て、将来の独立に備えて何軒かの店で修業をし     自分でやっていける自信が持てたから。A3 バンづくりが好き(趣味)だから。家族や友人においしいと褒められる。 Q 『創業する事業について、経験や知識はありますか?』 A1 ずっとサラリーマンだったから、「経験・知識」と言われてもねぇ。    FCのほうがいいのかなぁ? A2 学生時代、パン屋さんの製造部門でアルバイトをしていました。A3 いつかパン屋さんをやりたくてパンメーカーで勤務していました。     ・仕事は主に営業です。      ・仕事は主に製造現場です。      ・
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(再) 創業のためのメソッドⅡ 4 『面談時、聞かれそうな事項』

第1編では「創業計画書のつくり方」について、説明させていただきました。 第2編では、公庫に申込み後、どのように『面談(調査)が進んでいくか』の 一般的な流れについて、お話させていただいております。 第1回では、「公庫申込前後の留意事項」について、 第2回では、「面談時の依頼資料」について、 第3回では、「 面談の流れトークスクリプト」について、ご説明しました。 今回は、『面談時の具体的質問内容』について、ご説明します。 (コロナ等の関係で、進め方が変更になっている部分もあると思われます。)   (👉は、富太郎の現場経験に基づく、個人的なコメントです。) まずは、公庫(国民生活事業)のHPを抜粋した、簡単な流れの復習です。 (1) ご相談 (2) お申込 👉 第1回で説明済み (3) ご面談   事業の計画などについてお伺いいたします。 👉 第3回と今回で説明   ご準備いただく書類は、計画についての資料や   資産・負債のわかる書類 などです。    👉 第2回で説明済   店舗や工場もお訪ねいたします。   事業計画などさまざまな角度から検討し、融資の判断をいたします。 * (4) ご融資 (5) ご返済   * 審査の結果、お客様のご希望に沿えないことがございます。     👉 と、最後に(必ず)書かれています。 面談では、どんな感じの質問がなされるかをお伝えしたいと思います。 文字にすると「取り調べ」調にも思えてしまうかもしれませんが、 担当者は言葉を選んでお聞きするはずですから、気にしないでください。 また、上手に答えられなくても、それだけで断られることはありません
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(再) 創業のためのメソッドⅡ 2 『面談時依頼される資料』

第1編では「創業計画書のつくり方」について、説明させていただきました。 第2編では、公庫に申込み後、どのように『面談(調査)が進んでいくか』の 一般的な流れについて、お話させていただいております。 第1回では、「公庫申込前後の留意事項」について、ご説明しました。 今回は、『面談時に持参を依頼される資料』について、ご説明します。 (コロナ等の関係で、一部変更になっている部分もあるかと思われます。) まずは、公庫(国民生活事業)のHPを抜粋した、簡単な流れの復習です。 (👉は、富太郎の現場経験に基づく、個人的なコメントです。) (1) ご相談 (2) お申込 👉 第1回で説明済み (3) ご面談   事業の計画などについてお伺いいたします。  👉 第3回4回で説明予定   ご準備いただく書類は、計画についての資料や   資産・負債のわかる書類 などです。     👉 今回説明   店舗や工場もお訪ねいたします。   事業計画などさまざまな角度から検討し、融資の判断をいたします。 * (4) ご融資 (5) ご返済   * 審査の結果、お客様のご希望に沿えないことがございます。   👉  と、最後に(必ず)書かれています。 それでは『面談時に求められる資料』について説明していきます。 上記、公庫の流れでは、(3)ご面談 ご準備いただくは書類は『計画についての資料や資産・負債のわかる書類』 と、漠然と書かれていますが、具体的には、  ① 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード(写真付)、外国人登録    証明書または公的機関等が発行する写真付証明書(のうち、1点)
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(再) 創業のためのメソッド 付録②

 「損益分岐点売上高」『創業のためのメソッド』の第9回「創業計画書のつくり方⑦」の記載で、 ここで一つ、覚えていただきたい「経営分析の数式」があります。 『収支計画』を作るうえで、とても大切な考え方です。 として、『損益分岐点』について簡単に触れました。 今回は、この損益分岐点について、実際に数字を当てはめて、 「売上」・「原価率」・「経費」の数字が変わることで、 『利益がどのくらい動くのか』を実感していただきたいと思います。 損益分岐点売上高というのは、  売上高と、総費用が等しくなり、利益・損失ともにゼロの地点での売上高のこと。  すべての費用を回収するのに、必要な売上高をさします。 と書きました。 最初の図が「損益分岐点の計算式」と、「具体的な数字を当てはめた基本形」 です。 「損益分岐点売上高」の時に、『利益はぴったり ゼロ 』になります。 次に、パターン1とパターン2の図は、「売上高が10%」ずつ増減 した場合に 『利益』 がどう変わるか の計算式です。 売上が増えると、原価も増えるので、 売上の増減分ほどには、利益は動きません。 次の、パターン3とパターン4の図は、「原価率が5%」ずつ増減 した場合に 『利益』 がどう変わるか の計算式です。 パターン5とパターン6の図は、「経費が10万円」ずつ増減 した場合に 『利益』 がどう変わるか の計算式です。 経費の増減分が、そのまま『利益』の増減に直結します。 利益を増やすには、経費を減らすことが、一番手っ取り早い といえます。 これらの「売上」・「原価率」・「経費」の増減は、それぞれ 独立しているわけではありません。
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(再) 創業のためのメソッド 8

第1編は「創業計画書作成」編です。   第8回『創業計画のつくり方⑥』 日本政策金融公庫 国民生活事業 の 「創業の手引き」に沿って、説明しています。 手引きは、公庫のHPから入手できます。 今回は、「9 資金計画」の続き、(2)『調達の方法』を説明します。  (「創業の手引き」は19ページです。)   前回も途中まで説明しましたが、『必要な資金と調達の方法』の図です。  表の左側が、『必要な資金』 = 何にいくら必要か? ・・・(1)    表の右側が、『調達の方法』 = どのように用意するか? ・・・(2)     (1)の金額と、(2)の金額は一致させます。    (2) 調達の方法  を順番に見ていきます。   ① 自己資金   読んで字のごとく、「事業に投入する、返済しなくてもよい」資金  です。  ・自分のお金でも、例えばお子さんの「学資資金」等、事業に投入できない   お金は、はずして考えます。   ・また、自分のお金といっても、「初めての〇〇」等、すぐに返さなければ   ならない、借りてきたお金も、含めるべきではありません。     (支払利息の負担や、返済元金の負担は、開業後の採算や資金繰り悪化に    直結します。)     ★ 時々、何十万、何百万という金額のお金を、「手元に持っていました (タンス預金)」、あるいは「友人に貸していました」とポンと通帳に入れて くる方がいらっしゃいますが、『金銭感覚』の問題として、お手元のお金は  今日、今すぐにでも通帳に入れてください。 貸しているお金は、返してもらってください。 そして蓄積過程がわかるよう、古い通帳
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(再) 創業のためのメソッド 7

第1編は「創業計画書作成」編です。   第7回『創業計画のつくり方⑤』 日本政策金融公庫 国民生活事業 の 「創業の手引き」に沿って、説明しています。 手引きは、公庫のHPから入手できます。 今回は、「9 資金計画」を説明します  (「創業の手引き」は19ページです。)    『必要な資金と調達の方法』とあります。 表の左側が、『必要な資金』 = 何にいくら必要か? ・・・(1)   表の右側が、『調達の方法』 = どのように用意するか? ・・・(2)   (1)の金額と、(2)の金額は一致させます。   (1) 必要な資金(「総投資額」を見える化します。)    必要な資金は、①「設備資金」と、②「運転資金」とに分けて考えます。   ① 「設備資金」 ~ ポイント:必要最低限に抑える。   (店舗、工場、機械、備品、車両など→内装工事費、入居保証金なども。   減価償却の対象となるもの、固定資産に計上されるものを記入する)   ・考え方は、ⅰ 利益にどれだけ貢献しそうか                      ⅱ 「必要なモノか」「(あったらいいなの)欲しいモノか」                              ⅲ 「より安い代替品」や「中古品」ではだめか   ・妥当性 ⅰ 家賃や内外装工事の単価は、周辺相場と比べて高くないか?            (内装なのに、その単価だと新築できるのではないか?)        ⅱ 事業(計画)規模と比べて、過大ではないか?          (借入の返済負担と、予測収支がアンバランスではないか?)    
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(再) 創業のためのメソッドⅡ 3 『面談の流れ』

第1編では「創業計画書のつくり方」について、説明させていただきました。 第2編では、公庫に申込み後、どのように『面談(調査)が進んでいくか』の 一般的な流れについて、お話させていただいております。 第1回では、「公庫申込前後の留意事項」について、 第2回では、「面談時の依頼資料」について、ご説明しました。 今回は、『面談の流れ』について、トークスクリプト形式でご説明します。 (コロナ等の関係で、一部変更になっている部分もあるかと思われます。)   (👉は、富太郎の現場経験に基づく、個人的なコメントです。) まずは、公庫(国民生活事業)のHPを抜粋した、簡単な流れの復習です。 (1) ご相談 (2) お申込 👉 第1回で説明済み (3) ご面談   事業の計画などについてお伺いいたします。 👉今回と第4回で説明予定   ご準備いただく書類は、計画についての資料や   資産・負債のわかる書類 などです。    👉 第2回で説明済   店舗や工場もお訪ねいたします。   事業計画などさまざまな角度から検討し、融資の判断をいたします。 * (4) ご融資 (5) ご返済   * 審査の結果、お客様のご希望に沿えないことがございます。     👉 と、最後に(必ず)書かれています。 面談は、どんな感じで進んでいくのかの雰囲気をお伝えしたいと思います。 面談通知(『お持ちいただく資料』)に、「日時」と「場所」「担当者」が 記入されて、郵送されてくるか。お電話で担当者から直接アポが入るか。 支店によっては、申込時に、相談窓口で、指定されるケースもあるようです。 面談時間は、おおよそ1時間
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(再) 創業のためのメソッド 付録①

  SWOT分析のやり方創業の手引きの7ページに『2創業計画書の作成状況』という項目があります。  「創業計画書を作成した人たちの声を教えてください。」という見出しで、 ●創業計画書に記載した内容 ●創業計画書を作成してよかったこと の2つのアンケート結果が、掲載されています。 それぞれの結果の上位3項目は、  『創業計画書に記載した内容』 ① 事業の目的やコンセプト ② 商品・サービスの内容や特徴 ③ ターゲットとする顧客の特徴  『創業計画書を作成してよかったこと』 ① 事業の内容や特徴を整理できた ② 自社の強み・弱みを整理できた ③ 欠けていた視点に気づくことができた  「なるほど」と思う反面、すでに開業した人たちは、どうやってこれらの ことを把握、整理できたのだろうと思う方もいらっしゃるかもしれません。  そんな方に使っていただきたいツールが、 『SWOT分析』です。   ちょっと取っ付きにくいネーミングですが、決して難しいものではありません。 『SWOT』というのは、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」 「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の頭文字から命名されました。 『SWOT分析』のザックリしたイメージは、こんな感じです。             プラス面      マイナス面     内部環境      強 み        弱 み     外部環境      機 会        脅 威 『SOT分析』の進め方は、5段階です。  ① ご自身の開業にあたっての『強み』を書き出す。   例えば、「高い技術力」「きめ細か
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(再) 創業のためのメソッド 5

第1編は「創業計画書作成」編です。   第5回『創業計画書のつくり方③』 日本政策金融公庫 国民生活事業 の 「創業の手引き」に沿って、説明しています。 手引きは、公庫のHPから入手できます。 前回の続き、「3 取扱品・サービス」、「取引先・取引関係等」です。 (「創業の手引き」は、12ページ『取扱商品やサービスを検討する際に、気を付ける ことはありますか ? 』からです。)   「対象とする顧客や立地条件にマッチした商品・サービスになっているか」 よく考えてみましょう。とありますが、具体的には ?   (1) 誰に対して → メインのお客さま(お金を払ってくれる人)は誰 ?     (2) 何を  ① 商品は ?  → どのような商品、サービスを 提供する ?        ② 提供する価値に → 優位性、差別化は ある ?  (3) どのように  ① 価格 → いくらで ?         ② 立地・流通 → どんな場所・チャネルで ?       ③ 販売促進・営業 → どうやって集客する ?       ④ 調達・営業体制 → 仕入れ・外注先、製造、従業員は ? ★ 前回も書きましたが、全体の「整合性」「具体性」「実現可能性」が 計画の『確からしさ』を高めます。    また、計画を作成するにあたっては、 ⅰ 自社の強み・弱み      [自社(Company)」   ⅱ ライバル(競合先)の動向   [競合(Competitor)」   ⅲ 顧客・市場のニーズ・動向  [顧客(Customer)」   の3点をよく整理・(3C)分析してみましょう。 (「綿密な
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