(再) 創業のためのメソッド 付録②

(再) 創業のためのメソッド 付録②

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ビジネス・マーケティング

 「損益分岐点売上高」

『創業のためのメソッド』の第9回「創業計画書のつくり方⑦」の記載で、
ここで一つ、覚えていただきたい「経営分析の数式」があります。
『収支計画』を作るうえで、とても大切な考え方です。

として、『損益分岐点』について簡単に触れました。

今回は、この損益分岐点について、実際に数字を当てはめて、
「売上」・「原価率」・「経費」の数字が変わることで、
『利益がどのくらい動くのか』を実感していただきたいと思います。

損益分岐点売上高というのは、
 売上高と、総費用が等しくなり、利益・損失ともにゼロの地点での売上高のこと。
 すべての費用を回収するのに、必要な売上高をさします。
と書きました。

最初の図が「損益分岐点の計算式」と、「具体的な数字を当てはめた基本形」
です。
「損益分岐点売上高」の時に、『利益はぴったり ゼロ 』になります。
図11.jpg




次に、パターン1とパターン2の図は、「売上高が10%」ずつ増減
した場合に 『利益』 がどう変わるか の計算式です。

図22.jpg


売上が増えると、原価も増えるので、
売上の増減分ほどには、利益は動きません。


次の、パターン3とパターン4の図は、「原価率が5%」ずつ増減
した場合に 『利益』 がどう変わるか の計算式です。

図3.jpg





パターン5とパターン6の図は、「経費が10万円」ずつ増減
した場合に 『利益』 がどう変わるか の計算式です。

図4.jpg


経費の増減分が、そのまま『利益』の増減に直結します。
利益を増やすには、経費を減らすことが、一番手っ取り早い
といえます。

これらの「売上」・「原価率」・「経費」の増減は、それぞれ
独立しているわけではありません。

例えば、「売上を増やす」ために宣伝広告を増やせば、
「経費」が増加します。

材料を安いものに切り替えれば「原価」は下がるでしょうが、
「売上も落ちる可能性」があり、原価率がどうなるかは、
解りません。

立地が良い場所にお店を移せば、売上は上がるでしょうが、
経費(家賃負担)が増えて、利益は増えるかもしれないし、
増えないかもしれません。

売上増加に対応するために、従業員を増やせば、経費
(人件費)の増加で、やはり利益は増えるかもしれないし、
増えないかもしれません。

このあたりのシミユレーションをするのに、
ぜひ損益分岐点を活用いただければと思います。


最後に、パターン7とパターン8の図は、
「人件費とは別に生活費を計上する」ケースと、
さらに 『住宅ローン等の返済もある』ケース
の計算式です。

図561AE630B6BFF4AA593BAD729298D7BEA[78].jpg


家族従業員ではなく、他人を雇用するケース、
事業資金や、住宅ローン等の借入の返済をするケースは、
それらがないケースと比べて、損益分岐点売上高が、
かなり大きくなることをご確認ください。

じゃあ、利益を出すために、
「売上を上げる」には、
「原価を下げる」には、
「経費を削減する」には、
どういうやり方が考えられるのか、
については、いずれまた、別の機会に。

                   以上、富太郎でした。

 ☆ 過去に「ブログ」に投稿した内容の再掲示です。

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