SWOT分析のやり方
創業の手引きの7ページに『2創業計画書の作成状況』という項目があります。
「創業計画書を作成した人たちの声を教えてください。」という見出しで、
●創業計画書に記載した内容
●創業計画書を作成してよかったこと
の2つのアンケート結果が、掲載されています。
それぞれの結果の上位3項目は、
『創業計画書に記載した内容』
① 事業の目的やコンセプト
② 商品・サービスの内容や特徴
③ ターゲットとする顧客の特徴
『創業計画書を作成してよかったこと』
① 事業の内容や特徴を整理できた
② 自社の強み・弱みを整理できた
③ 欠けていた視点に気づくことができた
「なるほど」と思う反面、すでに開業した人たちは、どうやってこれらの
ことを把握、整理できたのだろうと思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方に使っていただきたいツールが、 『SWOT分析』です。
ちょっと取っ付きにくいネーミングですが、決して難しいものではありません。
『SWOT』というのは、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」
「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の頭文字から命名されました。
『SWOT分析』のザックリしたイメージは、こんな感じです。
プラス面 マイナス面
内部環境 強 み 弱 み
外部環境 機 会 脅 威
『SOT分析』の進め方は、5段階です。
① ご自身の開業にあたっての『強み』を書き出す。
例えば、「高い技術力」「きめ細かいサービス」「低価格」
「家賃負担なし」
② ご自身の開業にあたっての『弱み』を書き出す。
例えば、「立地悪い」「知名度低い」「経験浅い」「自己資金少ない」
③ 参入される市場のあなたにとっての『機会』を書き出す。
・メリット、チャンスと読み替え可能
例えば、「成長市場」「ブーム」「既存サービスへの不満」
④ 算入される市場のあなたにとっての『脅威』を書き出す。
・デメリット、ピンチと読み替え可能
例えば、「強力既存店の存在」「同業者の新規出店」「地域人口の減少」
ポイントは、
★ 各項目、できるだけたくさん洗い出し、書き出す。
★ 家族や知人等、いろいろな視点、客観的視点を持った人にも見てもらう。
ここで終わりではなく、
⑤ 各項目を掛け合わせて考えてみる(クロスSWOT)
ⅰ 強み × 機会 → 強みを活かして機会をつかむ
例えば、技術力を生かし、高付加価値商品を中心に、売上を確保
人脈を生かし、安い仕入ルートを確保し、利益率を向上
ⅱ 強み × 脅威 → 強みを活かして脅威を回避する
例えば、コンセプトを明確にして、価格、立地の悪さ等をカバー
競合が強まっても、強い分野にターゲットを絞り、
棲み分けを図り、得意部門では負けない
ⅲ 弱み × 機会 → 弱みを克服して機会をつかむ
例えば、HPにあまりお金をかけられない分、LINE、Instagram、
Twitter、Facebook等をこまめに更新して情報発信に注力
弱いところを自身の努力(勉強)、パートナーの確保で補填
FC等、その道のプロの活用
Ⅳ 弱み × 脅威 → 弱みを克服して、脅威を回避する
例えば、コストを極限まで削減し、少ない売上でも利益の出る体質に
場合によっては、その場(ステージ)では勝負せず、別の場に注力する
「創業計画書」を作成するときに、自分の主観的な価値基準だけで作成する
のではなく、外部環境の「機会」「脅威」も視点に加えて、プラッシュアッ プ することで、よりあなたの想いを昇華させた一枚が、出来上がること でしょう。
「テンプレート」の見本を添付しますので、参考にしてください。
(小さくてすみません。拡大して、ご覧ください。)
以上、富太郎でした
☆ 過去に「ブログ」に投稿した内容の再掲示です。