第1編では「創業計画書のつくり方」について、説明させていただきました。
第2編では、公庫に申込み後、どのように『面談(調査)が進んでいくか』の
一般的な流れについて、お話させていただきたいと思います。
(コロナ等の関係で、一部変更になっている可能性もあります。)
まずは、公庫(国民生活事業)のHPを抜粋した、簡単な流れの説明です。
(👉は、富太郎の現場経験に基づく、個人的なコメントです。)
(1) ご相談
・ 融資制度、お申込手続き等のお問い合わせは、お電話にて承ります。
「事業資金専用ダイヤル」にお気軽にお電話ください。
・ 新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、一部の支店については、
来店によるご相談は予約制とさせていただいております。
👉 Q&Aの「融資の申込はどこの支店にすればよいですか。」
の答えは『個人の方は、創業予定地を管轄する支店。
法人の方は、登記上の本店所在地を管轄する支店』 となっています。
創業予定地や本店が遠方の場合は、お住いの近くの支店に
相談してみてください。(ただし支店から遠方だと、担当者が現地に
行く日程調整が難しくなり、時間が余計にかかる可能性はあります。)
👉 Q&Aの『申込から決まるまで、どのくらいの期間がかかりますか。」
の答えは『平均3週間くらいです。』
ただし、ご融資の条件などによっては、時間がかかる場合もあります。
となっておりますが、
通常「申込から面談まで」準備の関係もあり、1週間程度はかかります。
これが申し込みがたくさんあり、非常に 混んでいると
(他部署からの応援等で対応はなされますが、それでも)
10日から2週間かからざるを得ないケースがままあります。
お申し込みは、日程的なゆとりをもって、早めにしましょう。
(余談ですが、国民事業の審査担当者は、平常時でも、毎日1~2件の
お客様と面談しています。非常にスケジュールは、タイトです。)
👉 支店の窓口で『私の創業計画書にアドバイスをください。』
と希望されても、時間的、(初見で即答するだけの)能力的に
難しいと思います。
ましてや相談段階で『私は、借りられるでしょうか』と聞いても、
意地悪ではなく「ご調査の上でないと、お答えできません。」
としか、答えようはありません。
これは、ご面談が終わった段階でも同じで、(担当者がひとりで
決めるわけではないので)「内容をよく検討させていただきます。」 となるでしょう。(結論を知りたいとのお気持ちは、わかりますが。)
(2) お申込 [創業予定の方]
・ 所定の申込書を提出いただきます。(郵送でも構いません。)
・ 添付いただく一般的な書類
① 創業計画書
② (設備資金申込の場合)見積書
③ (法人営業の場合) 創業法人の履歴事項全部証明書
④ (生活衛生関係(注)の事業を営む方)
都道府県知事の「推せん書」(申込金額が500万円以下の場合は不要)
または、生活衛生同業組合の「振興事業に係る資金証明書」
(注)生活衛生関係とは、飲食店営業、理容業、美容業、クリーニング業
など保健所の許可が必要になる業種の方
👉 なお、推せん書は、開業地の都道府県知事のものとなります。
「どこで入手するか」等は、一度支店に照会してください。
(都道府県により、手続きが少しずつ異なります。)
👉 「創業計画書」の作成は、第1編『創業計画書の作り方』を
参考にしてみてください。
👉 Q&Aの「創業予定地が未定ですが、申込はできますか。」
の答えは『創業予定地が未定ですと、資金計画が定まらず、
収支計画においても立地条件等を踏まえた売上予測や経費予測が
立てられないため、創業計画が固まらないことになります。
したがいまして、まずは、出店地を決定されたうえでお申込み
ください。』となっています。
物件の内容によって、内装や備品も変わってきます。
また、特に店舗の場合は、場所が変われば、融資判断にあたり
事業計画全体の検討をしなおすことになりますので、要注意です。
ただ、「見積書」については、賃貸契約や物品の購入契約書までは、
求められません。
不動産屋さんの物件説明書で(チラシでも)、物件が特定できれば
十分です。契約までしてしまっても、融資が出ない場合も
あり得ます。(*) 段階を踏んで、準備は進めていきましょう。
(3) ご面談
事業の計画などについてお伺いいたします。 👉第3回4回で説明予定
ご準備いただく書類は、計画についての資料や
資産・負債のわかる書類 などです。 👉第2回で説明予定
店舗や工場もお訪ねいたします。
事業計画などさまざまな角度から検討し、融資の判断をいたします。 *
(4) ご融資
ご融資が決まりますと、借用証書などご契約に必要な書類を
契約センターまたは支店からお送りいたします。
ご契約手続きが完了しますと、ご融資金は、ご希望の金融機関の口座へ
送金いたします。
(5) ご返済
ご返済は原則として月賦払いです。
ご返済方法は、元金均等返済、元利均等返済、ステップ返済
などを用意しております。
* 審査の結果、お客様のご希望に沿えないことがございます。
と、最後に(必ず)書かれています。
繰り返しになりますが、計画は、早めに、段階を踏んで、
進めていきましょう。
次回は、『面談時に依頼される資料』について、ご説明予定です。
以上、富太郎でした。
☆ 過去に「ブログ」に投稿した内容の再掲示です。