行政書士試験記述式民法攻略のカギは過去問ではありません。
行政書士試験攻略のカギは、過去問ではありません。そんな衝撃的なタイトルですが、事実だと確信しています。私は大阪で行政書士事務所を運営しつつ、少数ではありますが、行政書士試験受験生のための個別指導を数年行ってきました。その経験からいいますと、これは事実です。そして身もふたもないことですが、特に民法では運要素もあります。行政書士試験記述式の対策としては出題パターンを知るところから始めますと気づきことがあります。まず出題のパターンが大きく2方向あるということです。これはどういうことかといいますと、1つ目の方向性のパターンは、「特有の論点からの出題」ということです。これはどういうことかといいますと、例えば、177条の第三者の定義を解答させるような問題をいいます。問題自体が少し複雑にできていて、あるいは少し長くなっていて、結局そこから読み取れるのは、この場合の法律関係としては177条の第三者に当たるから登記で決するみたいな解答となります。これこそ、過去問を解くことでは解答できないことは明白でしょう。なぜならこのような問題は、「一度出題されたら二度目が出題されることはほぼない」からです。「ほぼ」という言葉を使ったのは絶対でないとは言い切れないからです。全く同じではないですが、似た問題が出題されたことは実際にあります。ただこれもそう多くはないです。法律にはいわゆるAランク論点と呼ばれるものがあります。そういうことでいいますと行政書士試験においてはこれは特に民法にはあまり当てはまらないのが実際でしょう。細かい論点からも実際出ます、これは択一も同じです。ではこのような論点からの出題、に対応するに
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