【リーダー】ほめ方、叱り方…  幼児編

記事
コラム
おはようございます。
きんちゃんです。今日は雨ですが、何事も考え方。
自分は、雨の日は外回りのできる仕事が減るので、YouTubeで勉強動画を3つ見れる日と思って、前向きに楽しんでいます。

はい。今日は、新人リーダーさんによく聞かれる
「怒り方がわからなくて…何も言えてません」
「何をほめていいのかわからないです」
「どこまで言っていいのか…」  などなど

答えがわからなくて、行動に移せていない学生さんが多くいます。
みんな、賢いからなぁ~
うちの団体は、教育系の学生が多いですが…大学もいいところでてる人が多い
そのせいなのか、みんな失敗を非常に避けようとする傾向があります。

本能なのか、承認欲求が高く「いいところを見せないと!」と…
わかりますよ。自分も若い時にはそうでした。なので、本当によくわかる。
すごい人に認めてもらいたい。しっかり結果出したい!!思ってました。
結構、自然体でそうやったので、自分での自覚はほどんどなかった気がしますが…

でもでも、それが余計に遠回りをしてしまう結果になるんです…

答えをわかってから、行動しようという人が多い。つまりは、正解がわからないと行動ができない。そんな学生が非常に多い。
きっと、世の中全体がそうなってて、肌でそう感じてる社会人の方は多いのではないでしょうか…

若い時には、たくさん失敗したらよいと思っています。
特に1年目の時には、失敗しまくりくらいがちょうどいいと思っています。
そして、失敗からそのリカバリーの方法、対処、ケアやメンテナンスの方法を知ることで、<やってもいい失敗><やると大事になる失敗>がわかると
思います。
そして、2年目以降に下に教え、いろんなことをそこで再確認していけたらいいと思います。
これを学生の間に経験して、自分の考え方を変えるチャンスがあるのか…
社会人になってから、失敗し、自分を磨いていくのか…
早くして、こういう活動に参加している価値がここにもあると思います。

そして、こうした<やってみて、失敗して、また試みる>
これをわれわれの業界では、【体験学習サイクル】(PDCAとはちょっとちがう…)といい、体験→分析→概念化→仮説・試用のサイクルを使った
学習方法です。
PDCAとの違いは、簡単に言うとPDCAは作業面のみの効率化向上。
体験学習サイクルは、作業面と考え方やマインドの整理・活用ができる。
作業面はそこでしか使えず、考え方やマインドは他にも活用することができます。そこが特に大きな違いでもあります。

サイクルの仮説・試用の部分を置き換えると、前向きな挑戦、分析からの確認作業…つまりは失敗もあり得る前提での<やってみる>への移行です。
このフェーズなくして、マインドや建設的な成長は見込めません。

おっと…おっと…また、お題とは違う方向へ脱線していく…

今回のお題は…ほめ方、叱り方です。
結論から伝えると…それは学年、成長の段階により大きく変わってきます。
統計的なざっくりでは、話できるので今回はざっくりのくくりでの話を。
臨床的な話は個別にお声がけしてもらえたら…または、時間のある時にでも有料ブログにでもしようかと思います。

<ほめ方・叱り方> 幼児編
   幼児へのほめ方・叱り方とその効果

 低学年・中学年・高学年・中学編は…また別のブログにて…

 <<  ① 幼児へのほめ方・叱り方とその効果 >>
幼児さんも3歳、4歳、5歳…ではまったく違います。
その要因となるのは、保育園育ちか、幼稚園育ちかということです。
担当となる先生方の考え方が全く違います。

細かく話すと、
保育園は厚生労働省(仕事や福祉など)
幼稚園は文部科学省(小学校など)

わかりやすい違いですと…
保育園では…3歳児さん、4歳児さん、5歳児さん(クラス)と呼び
幼稚園では…年少さん、年中さん、年長さん(クラス)と呼びます。

着替えなどの生活レベルでいうと…(あくまでも基準です)
保育園では…3歳では自分で着替えはすべてできないと恥ずかしいレベル
幼稚園では…3歳では着替えはできなくてもいいとされるレベル

そうした考え方の違いから、保育園では自由に過ごす時間も多く、自分達で遊びを考え、いろんなことをします。
幼稚園は、比較的用意をされた催しをするところが多く、預かり時間も非常に短いので、保護者の方の考え方が大きく影響するところでもあります。

そんな土台が違う環境の中で、その子にあったほめ方、叱り方をしていかないと…
いやいや期、再来…
親の興味を引こうと極端な行動をとったり… など行動につながります。

■■ 幼児さんの叱り方ポイント ■■
 ①感情的に怒らない!!  叱るを意識する
これをしてしまうと、言葉の意味が伝わらなくなります。
「怖いからやる」という防衛本能となり、失敗を恐れる内気な
子どもになるか、逆にへこたれないメンタルの持ち主になるか…

怒るは、感情をむき出しにして、その気持ちを伝える行為
叱るは、冷静に対峙し、いけないことが何かを明確に伝える行為

<対応>
時間のある時だけでも、ひとつひとつ何がいけなかったのか、冷静に
言葉で伝えることがとても大切です。年齢的には理解できていなくても
脳の発達の観点からも、就学してからの理解力が大きく変わってきます。

②とりあえず、ほめる!!    極端な割合 ほめる9 叱る1
極端な言い方になってしまいますが、幼児さんというのはまだまだ常識が身についていない年齢です。いろんな場所、タイミング、出来事での対応がまだまだ未熟です。それを1から10まで「これする!」「これはダメ!」「これもだめ!」では、お互い息が詰まります。
子育ては、その時だけでなく、毎日365日続くものです。持続可能な方法を模索してください。子どもは、大好きなお父さん、お母さんにほめてほしい生き物なんです。ほめてもらうと何度もやりますが、その行動は時間があれば、できるだけ付き合ってあげてください。反復行動は脳の発達には非常によい行動です。

<対応>
 ①たくさん成長できたことをほめていく(話しかける)
 ②笑顔でいる
 ③反復行動には、時間が許す限り付き合ってあげる
 ④良いところを見る習慣をつける、場面に合わせて許せるときは許す
 ⑤何でもかんでも親がしない。できそうなことをしてほめる。

つまりは、この時期のほめる行為そのものよりも、その感情の伝達、雰囲気が大事であり、ほめる行為も方法のひとつであると言えます。
感情の豊かさ、コミュニケーション、思いやりの土台はこの頃に形成されていきます。叱る行為は、善悪の基準、良い悪いの基準のために行うものとなります。

③叱る時は、一貫性を持たせる     
例)食事のマナーは必ず叱る、人に危害を加えたら必ず叱るなど
これについては、学生時代でよく感じた方もいてると思いますが、

「こっちの先生は、~という」
「こっちの先生は、□という」…結局、どっちが正しいの??

物事が理解できるようになると、こうした思考や考え方ができるようになっていきます。幼児さんは、それらを言語や物事として理解するわけではなく、あくまでも感覚的に、それを感じその矛盾が伝わりにくい子育てをしている状況になっています。

言葉の補足ができる環境下では、理解不足を言葉で補ったり、誤解があれば言葉で修正できます。
が、幼児さんはそんなことはまだまだできない子がほとんどです。

そこで大事になってくるのが【わかりやすさ】です。

言葉もコミュニケーションもとれる年齢ですので、言葉で言って「伝わっている!」と思っている方も多くいます。
言葉の理解、意味の理解、自分の行動との比較、誤差を修正、行動に移す
そうした過程で、改善されるまで時間もかかったりします。
そこに、次から次と…「それはよい」「これはダメ」「これもダメ」と伝えてしまうと、理解できなくなるのは必然です。

わかりやすく伝えるためにも、叱る回数の制限、叱る基準のルール化、
叱る時の段階、種類などを明確に使い分けていくことで
ようやく【感覚的な判断】ができるようになってきます。

それでも【理性的な判断】には程遠く、何度も言ってやっていくしかありません。
しかし、叱るよりも、ほめることで一般的によい行動とされる行動に促せるのも事実です。叱るよりもほめるメリットはここにもあるように思います。

まとめると…
  ①感情的に怒らない。叱るを意識する
  ②なんでもほめる。雰囲気を意識しながら
  ③一貫性を持たせる

この時期は、すごく敏感でもある時期です。
【リーダーへ】
うまくやろうとするのではなく、その子の個性を伸ばそうと意識してやる。
叱るというのは、あくまでもコミュニケーションのひとつ。
そればかりを使うのではなく、ほめるを基準にした方法も模索する。
でも、いけないことはちゃんと伝えていける基準をもつこと☆

【保護者の方へ】
スキンシップもまだまだ求めてきます。
たくさんの一緒に居れる時間を大切にしてあげてください。あっという間に、手をつないだり、くっついたりしてくれなくなります。
愛情をしっかりと伝えて、感性豊かなステキなお子さんに育つように応援しています。

byきんぴら(きんちゃん)



めっちゃ長くなってしまった。。。
ありがとうございました。

低学年・中学年・高学年・中学編もお楽しみに…










サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す